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7/22(月)〜7/28(日)お坊さん整体師の日記


7/22(月)危宿(親宿)福相位:獅子宮

今日はもう異常な暑さだ。最高気温が34℃。死人が出るレベルじゃないかと焦る。朝起きてトイレに行く時の寝室との差。さすがにエアコン無しでは厳しかった。それにしても朝でこの暑さとは、心配になる。

珍しく(?)予約が入っておらず、大体当日に予約してくる人もいないから朝から既に諦めていた。その分、溜まりに溜まった事務作業を済ませておこうと思って、来月の宿曜占星術の二十七宿カレンダーを作る計画に変更した。
暦表を見ながら、間違いのないように27種類のカレンダーを作ってアップする。これが結構時間がかかる作業なのでちょうど良かった。

暦表を店に置いてきてしまったので、朝ゴミを出すタイミングでそのまま店まで歩いて取りに行った。既に暑すぎる。汗が止まらない。そんなこんなしている間に店の割りと近くにあるドーナツ屋さんからドーナツを仕込んでる匂いがしてきた。
いつも月曜日は営業してないのに珍しいな、と思って、インスタを見たら今日はやっぱり営業するみたいで、12:00スタートってことだったから、このまま予約入らなければ買いにこようと思った。
予約が入ってない日の僕は、もう自由奔放である。店にいてもお客さんは来ないので(予約制の店なので)、何も動かないでいるのはもったいない。なので、予約枠は空けてるけどフラフラしてるのである。

汗だくになりながら店に到着し、暦表をゲットしてまた自宅に戻る。車で来れば良かったかな…って思いつつ、いや、歩かないと。と思い、また自宅までの距離を歩いていく。家に着いた頃には、汗が全身から滲み出ていた。
遅くなってしまったが朝ご飯を食べようと、一昨日の妻が作ってくれたスープと酢飯を用意し、さて仕事するか、と思ったら、一件のメールが。Amazonからだった。先日のプライムデーで安くなってたコードレス掃除機を店に配達しました、とのこと。
この猛暑の中、外に置きっぱなしにしてたら壊れるんじゃないかと心配になり、また店まで行くことにした。せっかく家まで戻ってきたのに…と思いながら、車の鍵をポケットに忍ばせたが、やっぱり歩かねば…!という気持ちになり、また店まで歩く。風が出てる時はまだいくらか涼しく、これだけでも救いだな、と思いながら一歩一歩店に近づく。一歩歩く毎に一汗って感じで、またたどり着いた時にはさっきの比じゃなかった。えぐい汗。これは死ぬ。脱水症状なんて秒でなる。と思いながら掃除機を店内にしまい、店内も暑過ぎて無理ってなって、家まで健気に帰ることにした。家に着いた頃には汗ではなく、もはや滝だった。

そこから二十七宿カレンダーの作成に移る。あっという間に時間が溶けるように進んでいった。
ドーナツ屋さんに行かなきゃという使命感で、外に出た。こりゃオワタ。もう梅雨明けたよね?というようなお天気。最近ドーナツ買う時は季節ものばっかり買ってたので、今回はいつもあるメニューを頼んでみた。基本的にどれを選んでも裏切らない。こういうお店はどんどん紹介したくなるよね。

その後は県外出張で一泊してくる妻を仙台駅まで送り、僕は店に戻った。
それにしても暑い。この日、予約は入らなかった。クーラーフル稼働させたけど、適温になるまで1時間半くらいかかり、そんなこんなしている間に毎月恒例の同年代の経営者仲間との飲み会の時間になってしまった。今回はビアガーデン。そして意外と、こういうのに行ったことがないことに気付いた。少し早めに仙台駅に向かったので、30分くらい早めに着いたのでカフェで読書しながら時間を過ごした。アイスコーヒーを頼んで、これから入るアルコールの排出が進みやすいように準備しておく。アイスコーヒーは利尿作用も、排便作用も僕にとっては早く反応が出る。汚い話だが、尿よりも便の方がアルコール排泄が進みやすい感覚がある。そんなこんなしていたらカフェを出る時間が約束の3分前になっていて焦って店内を出た。会場の受付に先に2人来ていて、ギリギリ間に合った模様。
屋外テラスということもあって、暑さはあったが、日中の暑さと比べたら涼しくなっていて、ありがたかった。

ビールを飲みながら肉食べ放題という贅沢な時間を過ごしながら、最近の経営の話を聞いたりして、人を雇うことの大変さや資金繰り、新しいチャレンジなど一ヶ月でみんなよくここまで変化あるな、と感心した。僕はこの一ヶ月、経営での変化は何かあっただろうか?前までこういう飲み会に参加する時に、変化の無い自分に劣等感を感じやすかった。だから、あれこれ動いてはチャレンジを仕掛けたり、大きいことを目標として言うということをやってきた。それも虚勢に過ぎない行為だったので、結局は自分の首を絞めてきてたのだ。ずっと「世界」というものを目指してはいる。実はそれは変わらないのだけど、方向性を大きく変えた。「海外進出」することは、事業としては成功だと思っていたが、僕にとってそれはあくまで通過点でしかない。世界を目指す、国境を越えることで何を成したいのか。それは、単純に未知なる体験をしたいという知的好奇心に過ぎない。でも、今の僕の知的好奇心はそこにはあまり割いてない。いつか世界に行ければいいなと思っている。というより、そうなっていく。だってこんなにも日本には海外から人が流れ込んできている。そして、日本文化が世界で注目されている。わざわざ目指して急ぐ必要もないと思ったので、まず僕が圧倒的な力を日本人代表として、お坊さん整体師としてつけていくことの方が重要だと思っている。新しい経営の取り組み以上に、人間としての密度を高める時なのである。なので、茶道であったり、陶芸であったり、文化や創作を新しく始めたようなものだ。なので、以前感じていた劣等感はもうここには無い。今は準備期間なのだから。シンプルに今は仲間を応援したいのである。
その後はもう一件、軽く飲んで、終電で帰宅。

7/23(火)室宿(業宿)福相位/18:00〜禍害位:獅子宮

もう少し眠っていたかった朝だったけど、一人で過ごす朝は寝坊しそうなので諦めて起きることにした。飲んだ次の日はやっぱりどこか本調子では無い。しかし、仕事に持ち込むのも絶対嫌なので、代謝を早めるように水を飲んだり味噌汁飲んだりサプリを飲んだりして、早くアルコールを排泄するように仕込んだ。飲んでる時は楽しいが、次の日の朝が問題なのである。これは対価と代償だ。

昨日のうちにある程度今日の準備を済ませていたので、思いの外スムーズに開店準備ができた。朝イチはピラティスと施術のご予約。身体の部分的違和感があったので、それがしっかり解明できるように僕も準備をしておこうと思えた。次の施術まで時間が空いてたので、店の裏(作業場)を改造していた。こないだ行ったカフェでの作業場がいい感じだったもので、完全にそのインスピレーションで改造し始めている。壁に物をかける方が、どこに何があるか分かりやすいし、オシャレじゃんっていう理由。汗かきながら、そんなこんなしていたら、珍しい当日予約で、占術鑑定が入った。急いで鑑定準備を進める。そういえば、鑑定資料の形を変えようと思ってたんだった。まだ取り組んでない。忘れてた。今から変えるか?とか考えてたけど、絶対に間に合わなそうなので、今回は諦めた。そしてまた忘れるのであろう。タスクリストに書いておかないと、忘れる。

そして本日最後のご予約は、前回からだいぶ久しぶりにご来店いただいたお客さんで、元気にしてるかな〜と考えていた頃だったので、あれからどんな変化があったかな、とか考えてた。今回は身体症状がきっかけだったけど、忙しくなると、まさに心を亡くすと書いた字の如く、五感を閉ざしてしまい、自分にとって有意な五感しか使わなくなるのか、と学びになった。非常に興味深い。心と身体の関係性は本当に切っても切り離せない。

火曜日は月額会員の宅トレ配信の日なので、いつもより遅い帰宅だった。妻が出張から帰ってきて、あまりに痛みが最近続いていた痔の治療の為に病院に行ったら膿が溜まってたらしく、そのまま切ったらしい。結構酷かったようで、帰ったらベッドで横になっていた。僕も晩ご飯を食べて風呂に入って寝た。
夜中、隣でうなされてる声が聞こえたので、起きて妻の額に手を当ててみたらめちゃくちゃ熱くなっていた。頭が熱い、だけど身体は寒気を感じるとのことで、大体こういう時は38℃を超えている時である。冷えピタとアイスノンを用意して、病院でもらった解熱剤を飲んでもらい寝た。明日大丈夫だろうか。

7/24(水)壁宿(栄宿)禍害位:獅子宮

微熱に下がったとのことで、仕事も山ほど溜まっているからといって妻は出社して行った。昨日の今日で大丈夫なのか、定かではないが、僕も僕のやるべきことを始めた。
朝イチの予約は店で、密教における前行を教授することになっていたので、前行に必要なものを準備した。師僧から許可を得て、面白いのでやってみて良いと言われたので、うちの店でも希望者がいればやることにした。まあ、メニューには載せないが…。
教えるということは、自分の学びにもなるわけで、僕自身が貴重な体験だった。と同時に、僕にできる仏教の届け方を考えるきっかけにもなった。今、読んでいる仏教関連書に「心の病には密教」と書かれていたことを思い出して、確かにそうかもしれない、と最近よく思うようになった。この道を探究しながらも、元々は関心がないどころか、スピリチュアルというものを信じていなければアレルギー反応を起こすような人間だったので、学び、修行しながらも、イマイチ理解できないことが多かった。言語としても分かるし、言いたいことも分かる。でも肚落ちしない、といった感じである。言うのは簡単だけどね、実践するのって難しいんだよ、身口意を一致させれば仏様と一体になる、って理屈でなんとなく分かるけど、簡単なようなことで非常に難しいのだよ、みたいなね。そんなこんなで行に取り組んできたけど、正解なんて未だにわからないのだから。でも、密教における理論を学ぶ教相、実践する事相、どちらもバランスよくなければいけないし、身口意の一致ができていないから、心が病んでしまうのである、というのも行者だから云々ではなく、この世の全ての人に通ずるものであると思う。これは宗教を超えた法則のようなものであると思う。だからこそ、全ての人の心の病に対して密教なのだというのが、なんとなくだけど分かるようになってきた。

夜までは予約がスカスカで、ずっと後回しにしてきたリール動画の編集に取り掛かることにした。撮るのも時間かかったけど、編集するのって下手したら5倍くらい時間がかかる。YouTuberって大変な仕事だろうな、と考えてしまった。僕なんてたった1分半程度の動画なのに、10分とか、面白く編集とか、毎日ネタ作って投稿とか、正気の沙汰じゃない、僕には無理。というか、やりたくない。儲かるって言われてもやりたくない。速攻で引退する。とか考えているうちに、動画がなんとか完成した。あっという間に夕方になってしまった。なんとか投稿を終えて、なんだか肩の荷が降りたような気がした。結構ストレスなんだろうな、この作業。これも良い勉強である。
そして予約の時間になり、施術。施術後はいつも通り拝んで帰宅。

僕の青春を共にしてきたKARAが新曲をリリースしたのと、メンバーの誕生日&メンバーの加入記念日ということもあって、一日ハッピーな気持ちだった。Apple Musicでヘビロテして聴きまくっている。この感じが学生の頃にハマっていた感じと同じようで、懐かしくなって、自分が年をとったことを感じたと同時に、あの頃の若い感覚を取り戻したような感じで不思議な感じだった。年を重ねるというのは、老けるからみんな嫌がっているけど、僕は凄く楽しみである。

7/25(木)奎宿(衰宿)禍害位:獅子宮

この夜も何度か妻がうなされており、途中で起きることがしばしば。看病というほどの大層な物ではないが、サポートしていたら熟睡できていなくて疲労感と共に目が覚める。朝まで眠れないって辛いし、睡眠が思うようにとれないことってこんなにストレスになるんだな、と客観的に勉強になった。ここ最近の僕の睡眠は基本的に快適なので、たまにこういう機会があると、普段睡眠の質が悪い人の気持ちになれるので、学びである。こりゃ元気もなくなるし、情緒不安定な人増えるわ、と納得。
まだ少し時間があるからもう少し寝ようと思ってたら、アラームをかけて寝るのをすっかり忘れていて、いつもなら勝手に目が覚める時間を通り越して1時間ほど起床予定時刻から過ぎてしまっていた。
朝はご飯を炊こうとか思って寝たのに、寝坊したので、まずフリーズ。何するんだっけ?ああ、ご飯炊かなきゃ。みたいな。妻の体調が良くないので、できる準備くらいはしておかなきゃと思っていたのに、これでは計画総崩れである。急いでできることを進める。まずはご飯を炊いて、小松菜を茹でて、もやしを茹でてナムルにして、冷蔵庫にぶち込む。そして自分の分も用意し、大根おろしを擦り、味噌汁を入れ、洗濯を回す。子供を持つ母の朝のスケジュールみたいだな、とか考えてた。これを毎日とか、世の母は逞しすぎるなと尊敬した。体調が優れない中、寝坊した僕のせいで妻に洗濯を干すのを手伝ってもらってしまい、ちょっと申し訳ない気持ちになった。在宅勤務にするらしい。僕は朝から予約が入っているので、バタバタしながら家を出た。
この時期は暑くて、店の室温を調整する為にも1時間くらい前にはいないとまずいので、店に着いたら速攻で冷房をつけ、掃除機をかける。こないだのアマゾンプライムデーでやっすいコードレス掃除機を買ったので、ブレーカーが落ちる心配をせずに掃除機をかけられるのは大変ありがたい。できればダイソンとか欲しかったけど、身の丈身の丈…。
ピラティスから始まり、施術続きで、気付いたら夜になっていた。1日やりきった感がすごくて、本当はすぐ帰りたいのに、そのまま動けなくて椅子に座ってボーッとしていた。動画を見て、SNSを見て、ダラダラ過ごして気付いたら1時間経ってしまっていた。なんとか拝む力は振り絞って、なんとか帰路についた。
家に帰っても勉強する気にもなれず、本を読みつつ、やらなければいけないことからだいぶ逃避している感じを自覚しながら寝た。このやる気の出なさはなんなのか。こういう時は休むに限る。
宿の象意でみても禍害位なので、その影響があるのかもしれない。

7/26(金)婁宿(安宿)命位・破門:獅子宮

金曜日の午前中は大河原に出張業。今日はやや人数が少ないので、30分ゆっくりのスケジュール。とはいってもいつもの平日のスケジュールと同じなので、特に変わらない朝。午後は予約が入っていないので、行ってみたいカフェに足を運んでみようと思っていた。
仕事が終わり、午後行ってみたら、営業日ではあるものの看板が出ていなくて暗かったので、営業時間に変更があるのか、開いてなくて心折れた。これはまたリベンジしてみよう。ということで仙台に戻ることにし、お昼をどこかで食べようとは思っていたので、店の近くのカフェに行くか、こないだ妻と行った僕好みのカフェに行くか悩みながら30分くらい運転した。悩むってことはどっちでもいんだよな〜とか思いながら、直感的にどっちに行きたいかを問うたら僅差で僕好みのカフェに行くことにした。店の近くは近くだから割といつでも行きやすいよなっていう。

ということで、喫茶久遠に行った。こないだ頼んだメニューとは違うのを頼もうと思ってエッグベネディクトを頼んだ。エッグベネディクトってどんなやつだっけ?とりあえず卵か、と思いながら注文し、季節限定のケーキとコーヒーもセットで頼んだ。店に戻るまではちょっと時間あるし、軽く読書していきたいと思ってたので、そういうお店の利用の時は極力しっかりお金を払うように意識している。食べられない分を頼むわけではないが、ケチらないようにするっていう意識に近い。自分もお金を払うからこそ、逆に居やすいというのもある。お金を払うというのは、相手にサービスの対価を渡すということではなく、自分の為に払うということだと最近よく思う。
ランチが来るまで軽く読書して過ごし、食べ終わった後は食後のデザートとコーヒーが届くのを待ちながら本を読み、またデザートとコーヒーを楽しみながら本を読んだ。
前回来た時に、プライベートインスタの方に実は写真をアップしており、それをこちらのスタッフさんにメンションしていただいたのだが、その時に次は読書しに来ようと書いたのを覚えててくださったようで、コーヒーを持ってきていただいた時に「今日は本持ってきてくれたんですね」と声をかけられ一瞬動揺して、謎にありがとうございます、と返してしまった。まさか覚えられているとは…。それだけで、いいお店なのが伝わってきた。もう少しコーヒーを飲みたかったので、もう一杯頼むことにした。さっきのセットで飲んだものじゃないものを頼もうと思ってスタッフさんに質問したら、浅煎りのコーヒーを勧められて、それを注文することにした。多分、僕が中深煎りを前回も頼んだこともあって、浅煎りが苦手かと思われてたのか、浅煎りのやついってみます?と配慮して聞いてくれた。というのも、このお店では浅煎りがオススメのようで、豆の素材の影響が大きく出やすいのが浅煎りだからこそ、コーヒーの良し悪しがもろに出ると。深煎りは手を加えられるからこそ、多少豆が劣化していたとしてもなんとかなるらしい。そんなこともあまり考えずに今まで酸味が苦手で、深煎りを飲んでたけども、大体の酸味と言われているのは酸化であって、酸味でないということも教えてくれて、浅煎りのコーヒーの楽しみ方が広がった。そしてあまりゴリ押ししてこない距離感も最高であった。こういう店は、こまめに行きたくなる。店を経営する上では色んなところに足を運んでサービスを受けることは大切だと、改めて思った。
浅煎りのコーヒーが飲み終わったので、店に戻ることにした。そういえば銀行にも行かなきゃ、と思ってたので、店に車を置いて、徒歩で銀行まで。銀行までの通り道に、最近新しくカフェができてたので、試しに行ってみることにした。ラテアートの教室もやってるらしい。暑かったのでアイスコーヒーをテイクアウトして店に戻った。店の入り口の壁を最近作り直しているので、その作業をしながら、今日のコーヒー量結構多いな、と思いながら気付いたら夜になっていた。
全然仕事らしい仕事してないけど大丈夫か?とか思いながら、入らない予約を考えながら過ごすより、今やるべきことに目を向けようと、日々の小さな積み重ねが大事であると思い込んで不安を払拭することにした。

帰ると妻の咳が悪化していた。喉の痛みと咳の症状で、仰向け、横向きがとれないと苦しそうだった。施術しようか?と聞いても遠慮されるので、ほっといたが、あまりにも酷いので、僕も咳が気になって眠れなかった。大根おろしとか食えと言っても、言うことを聞かないので、やらないやつに施術してもしょうがないと思ってたのでスルーしようと思ったが、僕も安心して眠りたかった。夜中1:00近くまで施術して、少し落ち着いたようだった。完全に症状を解消に導けないあたりが、何か見落としていることがあるんだろうな、と思ったが、もう反応も出ないし、もう寝たかったので追求するのはやめた。

7/27(土)胃宿(危宿)命位・破門:獅子宮

今日は東京での勉強会の日。夜はやっぱり妻の咳で途中で起きることがあって、睡眠の質がここ最近良くなくて結構疲労感が朝からある状態だった。朝も妻の咳で起床し、6:20頃だった。まだ辛そうだったので、施術することにした。僕も眠れないけど、咳で眠れない本人が一番辛いのだから、できることは施術くらいしかなかった。去年、副鼻腔炎になった時も辛かったし、その時もサポートしてもらったんだから、僕にできることでサポートするのは大事だよな、と昨日の夜のフラストレーションはすっかり忘れて、夫婦として支え合うことの重要さを感じた。
いつもは妻が仙台駅まで送ってくれるが、今回は電車で行くためにいつもより早くに家を出た。おかげで、目的の新幹線より一本早めに乗れた。指定席でとってはいるが、一本早めたので自由席に。満席だった。土日でどこかに行くという人もだいぶ増えたんだろうな、と思いながら本を読んで過ごした。
上野から乗り換えて浅草に向かった。めちゃくちゃ暑い。体感温度は5℃くらい違う感覚。外に出なければ冷房がガンガンきいているので涼しいが一歩外に出れば、滝汗だった。リュックと触れ合っている背中がとんでもないことになっていた。
大政さんと仁平先生と水口食堂で集合し、軽く1杯飲んだ後は骨付鶏に。これからワークショップの参加なので、できればハイボールにしておきたかったが、気付いた時には生ビール大ジョッキで頼まれており、こりゃ寝るの確実だな、と思った。ビールは寝る。しっかし、この暑さだと、ビールの美味しさが染み渡る。そして炭水化物、脂質の組み合わせってなんて美味しんだろうと感じながら、もう満足した1日になった。大政さんとはここで別れ、僕と先生は事務所に。僕は結構酒が回っていた。
午後のワークショップが始まったが、そもそも難しい慣れ親しまない単語が出てきまくっているのに、更には酒も入って、もう全然ちんぷんかんぷんだった。帰って動画を見返すしかない。
明日が不動明王会で、宮城に戻らなきゃいけないので、今回は武術の稽古と翌日の練磨会を欠席し、すぐ帰ることに。いつもなら晩ご飯を食べて帰るのだが、隅田川の花火大会があるらしく人がごった返しているので、早々に帰ることにした。仙台へ緊急避難。20:30頃には帰宅でき、いつもより早く就寝した。

7/28(日)昴宿(成宿)命位 / 6:00〜財帛位:獅子宮

朝起きるのがとことんしんどかった。結構寝たのにな、と思ったけど、意外と疲労が溜まっているのかもしれない。睡眠不足というよりは、やらねばならないことの蓄積によるものかもしれない。頭すっからかんにしたい気持ちも最近ある。スケジュール的に、というよりは、そんなに店を休みにして大丈夫か?という心配なんだろう。開けられる時に開けておかないと、と思う反面、予約制という事前に来るか来ないか分かるシステムなのに、わざわざ開けなきゃいけないという勝手な思い込みの元、ストレスを作り出しているんじゃないか?という自分との会話。こうして自分の中で結果が出ないということは、正直どっちをとっても正解である、ということなので、思考のリソースをそこに割かないことにした。
朝から養生プログラムの閃きがあってペンが止まらなかった。うちは店に来てもらってナンボの商売。でも、施術を受けずともセルフで自ら身体を整えたい人もいるのでは?と思い、始めたのが養生プログラムの作成。盛り込みたい情報がたくさんあり過ぎて、自分でも情報の整理が追いついていない。これは僕の脳みその中の整理の事業なのかもしれない。
そしたらあっという間に時間が過ぎて、色々と準備、片付けしていたら、家を出る時間を圧迫してしまった。急いでお寺に向かう。
こういう時ほど、遅い車がいたり、やたら道が混んでいたりするもので、思った時間よりも少し遅くなってしまって、罪悪感があったが、この罪悪感は自分が蒔いた種であるのだから、遅い車や道路の混み状況は本来関係なく、自分の問題なんだよな、と反省した。この罪悪感も心の中で深く謝罪したら消えた。
お寺は仙台よりもやや涼しく感じた。冷房が入っていないので、暑いことは暑いのだが、山の上でもあって冷房なきゃ死んじゃうっていうレベルの程でもなかった。
今回の不動明王会では、あらかじめ法話の内容を決めていたので、自分の中では何か響かせられるものはあったんじゃないかと思っている。にしても、トークが下手すぎて、そっちの意味で伝わったかどうかが心配である。法要中は異常な程の汗で、衣までぐっしょりであった。
今回は僕の高校の同級生(+子供)とそのお母さんが初めて来てくれて、社会人になってからも関わることの多い腐れ縁な気がするが、いい印象を持ってくれたようで嬉しかった。若い人にほど、仏教という日本に長く伝わる文化を大切にして欲しいと心底思う。こうした体験でしか伝わらないこともあるので、足を運んでくれたことが何より安心した。
その後はお寺で施術会。大体、日曜日に被るとこういったスケジュールになる。しかし、扇風機だけの風なので施術ベッドは熱かったであろう…。
流石に、お寺についてからはノンストップで動きっぱなしだったので、疲労感が半端なかった。人は汗をかき過ぎると水が飲めなくなる。これはミネラル不足の症状である。次の修行の予定と来月のスケジュールを確認し、帰宅。帰るまで汗がひかなかった。帰宅して速攻風呂に入り、何もやる気が起きずにのんびり過ごした。体調が徐々に回復してきた妻の久しぶりの手料理を食べ、やっぱ落ち着くなあと思いながら、その後は本を読んだりして過ごした。大政さんに勧められたこの本を最近読んでいるが、また料理のハードルが下がって、気持ちが楽になったのと同時に、積読がたくさんあるので早く読んでしまいたいという未来志向で、だーっと読んでしまった。こういう本の読み方は良くない。今に居ない。でも、今の僕にはとても良い本だった。

日本人としての美しさを言語化してくれているような感じで、僕が今まさに養生プログラムに盛り込もうとしている部分だった。もはや養生プログラムは作品に近い感覚。作り込んでいくことが面白い。

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