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9/16(月)〜9/22(日)お坊さん整体師の日記
9/16(月)奎宿(衰宿)禍害位:女宮
もう明日にはベトナム旅行があるというのに、全然荷造りをしていないと急に焦り始めて、キャリーケースに可能な範囲で荷物を集め始めた。今日中にはある程度終わらせておかないと、明日の夕方には師匠の施術を予約しているので昼過ぎには東京に向かわなければいけない。しかも今日は、本来火曜日に配信している宅トレの振替をやらねばならないので、夜も遅い。予約が入ってない時間が日中にあるので、そのタイミングを活用してやるしかないスケジュールに追い込まれた。
ここ最近は妻との食事のタイミングも合わず、食欲がおかしいことになっていたので、まともに食事を正せるのは今日しかないと思い、味噌混ぜ大根おろしを用意した。お粥にしたかったが、その時間があったら荷造りしたかったので、普通のご飯にした。最近、何を食べても満足できない。お腹は一杯にはなるが、食べたいと思うものに出会えていない。何かを食べたいとは思っているのだが、何を食べたいかが分からず、なんとなく不完全燃焼な食事が続いている。とりあえず、妻の料理が食べたい。と思って、相談すると、嫌な顔せずに快く承諾してくれて、食材が無いので昼に買いに行こうということになり、日中に一回家に帰ることにした。
開店スタート時間から予約をいただいていたので、いつも通りに店に向かう。湿気が続いてやっぱりテンションがイマイチ上がらない。頭がしっかり働いてない感じがあって、なんだかモヤモヤする。
最初の予約は、アマチュアアスリートの方だったので、大事な試合を終えた後のメンテナンスを行なった。保護者の方とも会話が盛り上がり、少し長話をしてしまったが、終えてから妻と合流し、スーパーに向かった。最近、和菓子、特に饅頭が美味しくて、あまり食べないように心がけているが、十五夜の季節でもあって和菓子がスーパーに力を入れて並んでいるものだから、つい買ってしまった。買い物ついでに、家で軽くお茶しようということで合意した。
夕方の予約まで少し時間があったので、荷造りやPC開いて雑務に取り掛かりながら、饅頭を添えてお茶を淹れる。茶道を始めてからお茶を飲む機会が増えた。9月は1回もお稽古に行けていない。今月はちょっと難しそうだ。
また店に戻って、お客さんが来るのを待つ。久しぶりに来るお客さんだ。前回からどんな変化があったかが楽しみである。
ご来店いただいた時は声は元気そうであるが、から元気のような感じだった。お話を聞いてみると結構メンタルも身体もボロボロといった感じだった。
電気、環境のピックアップがなかなか自分では満足いく結果じゃなかったので、時間がかかってしまった。ここ最近、反省点が多い。なんとなくだが、施術のピックアップがうまくいかなかったり、満足の行く結果にできてない時は、変化の時だったりする。上がる前の1回下がる感じ。また波が来ているようにも思う。
今日の宅トレは数を重ねて追い込む系にしようと思ったけど、ふと、明日師匠の施術を受けることを思い出し、軽い筋肉痛すら起こすのは危険だなと思い、やめた。適度な回数でエクササイズ数を増やすことにした。数攻めてたら宅トレメンバーに嫌われてたので、結果オーライであった。
果たして、荷造りは大丈夫なのか。明日の朝にしか用意できないものもあるので、忘れ物だけはとにかく心配である。
9/17(火)婁宿(安宿)命位:女宮
忘れ物や初めての土地に対する不安と楽しみなワクワク感があって、あまり寝付けなかった。久々に楽しみで眠れない感じ。楽しみというポジティブな感情も身体にとってはストレスになる、ということを改めて実感した朝だった。
午前中は予約が入ってたので、1回家に帰ってくるか、そのまま荷物を店まで持って行って直接行くか悩んで、直接行くことにした。荷造りを完璧に終わらせなければ、とバタバタ。妻の作ったご飯は食べていきたかったので、昨日作ってくれた残りとハマっている小松菜を茹でて、大根おろしを食べる。ここからは慣れない食事が続くので、家を出る最後の食事は慣れたもので、上書き保存的なことをしておきたかった。
荷造りを終えて、キャリーケースにラピュタのステッカーを貼る。自分の特色を出さないと見つけるのが大変ということを先日の奈良出張で感じたので、特に超久々の海外旅行。尚更である。忘れ物はもう無いであろうと自分を信じて家を出る。
開店準備を始めてたら、キャリーケースを引っ張り出した頃から出始めていたくしゃみや鼻水がどんどん酷くなってきた。マスクをしているといくらか楽だが、マスクは暑いのでつけたくないし、という葛藤があって付けてなかったがティッシュが片時も手放せないくらいまでになってて、くしゃみし過ぎて前が見えなくなる程だった。だんだんくしゃみし過ぎて、だるくなってきて、開店準備が2倍くらい時間がかかった。これはハウスダストであろう。鼻に直接空気が入ってこないようにティッシュを詰めれば、いくらか楽になるのが、僕にとって風邪なのかアレルギー反応なのかを判断するポイントの一つである。
なので今回はアレルギー反応であることはほぼ確定なのだが、いつもならこれで落ち着く症状も全然落ち着かない。
お客さんのご理解もいただけて、何度か鼻を噛みながらという感じだったが、僕のプロ意識的にはもう最悪なことで、本当に申し訳ないと思った。万全に整えられていない施術家なんて、ダサすぎる。
これから旅行だというのに大丈夫だろうか。あまりにも改善しないのでアレルギーの薬も飲んでみたが、全然効かない。こんなこと4月にもあった。それにしてもタイミング悪過ぎて最悪である。
旅行メンバーよりも早めに東京に行って、師匠の施術を受けてから空港に向かうスケジュールにしていたので、師匠になんとかしてもらわないとという思いだった。にしても、このタイミングで師匠の施術予約を入れていたのは、不幸中の幸いだったな、と思いながら新幹線に乗った。
新幹線移動中も鼻水が止まらないので、マスクの下に鼻ティッシュ詰めたりしてなんとか凌いでいたが、勝手に溢れてくるもんだからティッシュの消費が激しくて、妻に持たせてもらったポケットティッシュが旅行前に無くなりそうな勢いだった。
浅草について、少し早めの到着だったのでカフェでコーヒーを飲んで時間を潰す。コーヒー飲んでても鼻水は止まらない。もう憂鬱である。日頃の健康の大切さを実感する。そして、頃合いを見て、師匠の事務所に向かう。そういえば12月の師匠施術会の告知をまだしてなかった、と思い出す。この旅行中にどっかで公式LINEで告知したい。
師匠の施術は相変わらず神がかっており、いつも弟子に教えてもらうような工程からはどんどん変わっており、シンプルかつスピーディー。最初の問診であらゆる身体の情報をお伝えして、優先順位の高いものからピックアップしていく。最も高いものは、鼻炎だった。
原因を掘っていくと、腸内環境がやっぱり問題と出て、自覚はしていただけに納得であったが、その原因がカビだったり、更にはあらかじめ伝えてなかったが感じていた母に対する恐怖心がピックアップで出てきたり、なんとなく感じ続けてきた左肋骨裏の違和感程度の痛みは浮遊腎ということも分かり、長年の謎が解明されることになった。本当に凄かった。このレベルまでいかないと本当にお客さんを納得させることなんてできないよな、と思い自分の勉強不足を改めて実感した。
施術中からくしゃみは無くなって、鼻水は多少あったがそこまで酷くならなかった。今日一日の中で一番鼻の症状が落ち着いて呼吸がしやすくなった。呼吸、マジ大事。
施術を終えて、師匠の事務所を出る。事務所出てからはしばらくまた、くしゃみを連発して鼻水も先程ではないにしろ、出てくるは出てくるのでマスクはつけて、ドラッグストアに向かった。水で流せるティッシュやらアルコールティッシュ、ボディソープなどの不足していたアイテムを購入。
インドカレーを食べて、羽田空港に向かうことにした。
浅草から乗り換え不要で一本で行けて、かなりアクセスがよく、体調面さえなければ幸先が良すぎるスタートだった。今日は小破門に当たる日である。
何かしらの思わぬ変化は元々起きやすいタイミングである。しょうがないと受け止める。
空港について充電スポットを探す。ちょうどよく空いていたのでほぼ満タンまで充電。空港で貸し出ししているWi-Fiについて聞きに行く。めちゃくちゃ高い。すでに契約しているキャリアの方で手続きできないかと思って調べてみたら、すぐに手続きできるらしく、海外使い放題的なものを契約したら3日間で2,700円くらいで済んだ。貸し出しWi-Fiで10,000円越えだったので、勢いで契約せず調べて良かったと安堵。無知は本当に損をする。というより全然調べずにここまで来ているのもいかがなものかと、自分で思ったし、それでもなんとかなるもんだな、とも思った。
空港で仕事を終えて来た2人と合流する。預ける荷物の手続きをする前にキャリーケースから急いで買ったネックピローを取り出す。使うのは今日が始めてなので、使用感を後程レビューしようと思う。
その後、空港をぶらぶらした後に、もう結構な夜だったので、どこの店も対して開いてなくて、さっさと保安所を通り抜け、その先で軽く食事とビールで景気付け。カレーも食べてきてしまったので、そこまで腹が減ってないのに、しばらく日本食を食べられないからな、という保険的な気持ちでしっかりめに頼んでしまったことを後悔した。
JALの搭乗口に向かい、時間を潰す。もう日付は次の日になっている。ビールも飲んだし眠気もしっかり来ている。少し遅れて飛行機に乗り込み、ネックピローで準備万端だったが、飛行機もそこはしっかり対策しているのでちょうど頭の部分に枕が設置されている訳だから、二重に枕をしているような構造になってしまい、首がめちゃくちゃ前に出るような姿勢になってしまい「買わなくて良かったのでは…?」という気持ちになった。
理学療法士監修ってどんなもんだろうと思って注文してみたが、まずアイマスクはこんなに丁寧な作りではなく、例えるなら薄いブラパットみたいな素材そのままにゴム紐くっつけたみたいなもので、最低限のアイマスクって感じだった。別に目に優しいと感じるようなものではなく、光を遮る程度のもの。無いよりはマシって感じ。
そして問題のネックピローだが、結構首のところが太いので椅子に寄りかかって使うと首がまっすぐになり過ぎる。本当に理学療法士が監修したのか疑いたくなるレベルのもの。首のところに調整できる紐があるが、サイズに対して見合ってないので調整の意味がほとんどない。
耳栓も入ってたので、いつも僕が使用している耳栓を持っていかなかったのだが、全然してないに等しいレベルで音は筒抜け。隣の人の寝息だったら聞こえないレベルの耳栓。なので、飛行機のエンジン音や案内音などはしっかりしっかり聞こえるレベル。会話レベルも聞こえる。耳栓としては不十分。
とはいえ、席に枕がついているにしても座って寝るわけだから首は不安定になりやすいし横に倒れてしまうと起きた時に首が痛くなるので、本来後ろにくるべき部分を90°回転させて首が横にもたれかかるような使い方にしたら後頭部にも備え付け枕、横にはもたれかかる枕ということで快適に眠れた。
物は使いようである。
そのまま瞬間的に寝た。
9/18(水)胃宿(危宿)命位:秤宮
機内食のお知らせで起床。というより無理やり起こされた。寝起きにそのまま食事を案内されるなんて地獄すぎる。睡眠時間としては5時間程度。なので食事は軽く手をつけてみたけど、ほぼ食べずにそのまま強行突破で寝ることにした。
気付いたらベトナムのタンソンニャット空港に着陸していて、大きな機体だからなのか、着陸の時の振動がそこまででもなく、機長の腕が相当いい人だったのかな、と思った。
時差2時間。ベトナム時間で5時。日本時間で7時。朝なので空港内のお店はこれから開くといった感じで、預け荷物を受け取った後は、2人の喫煙スペースを探して一旦外に出た。早速の雨。どうやらこっちではアプリを使ってタクシーを手配する方がぼったくられないらしく、アプリで配車手配。言葉も英語じゃないから翻訳がいちいち大変だった。
配車手配をしてからすぐに来たもんで、空港の土地勘も無い中、合流に焦る。アプリを通して電話が来たけど、何を言ってるか全然分からない。なんとか写真を送り合って合流。
ベトナムはバイクが凄いと聞いてはいたけど、タクシーに乗ってからが凄くて、もはやアクティビティ。脇からどんどんバイクは出てくるし、何より近い。車間距離とかもうそんな概念がない。スペースは全部埋めに行く感じ。クラクションがあちこちで鳴る。面白くなってきた。
そのリアクションに運転手も笑ってた。いい人だ。
滞在するホテルに荷物を置かせてもらえることになり、そこを起点に色々巡ることに。セブンでカッパを買うことに。お金の支払い方にまだ慣れない。全部紙幣なのと、単位が大きいので、バグってくる。
なんとか購入して、3人でカッパをきて散策。近場に有名な市場があるらしく、行ってみた。観光客が相当多いのか、店員らしき人に日本語で挨拶される。「何欲しいの」「こんにちは」「お兄さん」「安いよ」がどこからも聞こえてくるし、目の前にメニューは出されるし、距離が近い。眺めて買い物はせず、市場を出る。
近くの通りでベトナムっぽいものを軽く食べようとなり、店に入る。春巻き、揚げ豆腐、フォー、チャーハンみたいなやつを頼み、シェアする。揚げ豆腐以外は普通に美味しかった。トイレに行こうと思ったら、その手前にゴキブリがいて、しっかりベトナムを感じた。そしてまあまあでかい。ベトナムへの期待感がここでしっかり決まった気がする。衛生面は信用してはならない、ということ。
僕は結構寝れたけど、2人は微妙だったみたいで、特にソラタロウさんが眠気がやばかったみたいで、目が充血してた。雨が強くなってきたので、近場のカフェに寄る。結構オシャレな外観で、昭和の日本製品なのもインテリアとして置いてあって、センスの良さを感じた。ベトナムらしくはない。ただ、ドアや窓ガラスはなく、扇風機をかなりの台数置いているような店で、湿気は結構あった。ちょうど入店してから大雨が降ってきて、タイミングばっちりだった。雨が止むまで、なんて言ってたら何もできなくなるので、少し弱まったタイミングで店を出て、ホテルのチェックインまで観光することにした。
世界で一番綺麗な郵便局があるとのことで、サイゴン中央郵便局にタクシーで向かった。雨が降ってなければもっと綺麗だったんだろうな、とは思ったが、チーム雨男の洗礼をしっかり受けている。普通に使われている郵便局だったので、実際にここから郵便物を出すことも可能らしい。ヴァイオレットエバーガーデンを彷彿させるような作りの郵便局だった。なんともオシャレ。観光地化もされているのでお土産屋さんも充実していた。
ここから歩いてすぐにブックストリートがあるらしく行ってみたが、そりゃこの雨では本は外に出せないし、僕らもカッパを着ているのもあって入りづらく、そのままその道を通るだけになった。晴れてたら賑わってたんだろうなと、少し残念。
そのまま道を抜けるとショッピングセンターがあって、とりあえず中に入ってコーヒーをしばくことに。次の目的地を決める。歩いて30分くらいでベトナム戦争証跡博物館があるらしく、ホテルチェックインまでの時間もあるし、時間潰しに行くか、ということで、向かう。カッパ様様である。
ベトナム戦争証跡博物館では、日本語案内の機械を借りれるということだったので、それを借りて展示物を観る。中でも戦場カメラマンが撮った写真が印象に残った。この生々しさがちゃんと後世に伝えられることは大事である。この写真に写っている兵士や一般人は寿命を全うできずに亡くなったのかな、とか、その写真で撮られた直後だったのかな、と思うと色々考えさせられるものがある。死体であったり、損傷を受けた身体だったり、日本だったらコンプライアンスだとかで絶対展示できないだろうなというものばかりであった。枯葉剤などの影響を受けた子供の身体障害の残り方も考えると、いつまでこの薬の影響は続いていくのだろうかと考えてしまった。何代先まで残り続けるのか。今の日本のコロナワクチンと対して変わらない気がする。重なる部分があって、今の日本が置かれている状況ってこんな感じなのかな、と思った。
音声案内を丁寧に聞いてたら、余裕で半日は潰れてしまうので、後半はほぼ飛ばして鑑賞。気付いたら15時でチェックイン可能時間になってた。ホテルに戻り、昼寝をしてまた夜に合流することにした。
午前中に飲んだコーヒーが効いているのか、昼寝しようにも昼寝できず、持ってきた本を読んで過ごした。
映画『陰陽師0』の呪術監修者が書かれた本ということで興味が湧いたのをきっかけに購入。そんなに長編でもなく、読みやすい量だった。呪術に関してはそこまで詳しくは無いが、まさに現代であり得そうなクソスピが出てくるものだから、それもそれでリアル感がある。あっという間に読み切ってしまった。
そんなこんなで集合時間になり、ホテル裏の繁華街に。路地裏通るのも異国の街なので怖さがあってビビりまくり。裏に出てみると大きな音楽と照明ビッカビカで余計田舎者の僕は縮み上がった。一応観光地の1つでもあるので、飲食店はいろんな国のものがあったりして、無法地帯という程ではなかった。ここで一応明らかにベトナム料理屋みたいなところに入り、生春巻きやらエビ焼きやら色々頼んで、大体のものは食した。魚は煮てあったけど、臭くてダメだった。一口でやめた。
その後は向かい側にあったアイス屋さんでアイスを購入し、腹一杯になりコンビニに寄って、ホテルで飲み直した。
こっちのビールは軽くて飲みやすい。ビール苦手な僕でも、結構飲めるのとあまり酔わない。緊張しているからだろうか。
部屋に戻ったら緊張が抜けたからなのか、泥のように寝た。とんでもなく寝れた。
9/19(木)昴宿(成宿)命位 /6:00〜財帛位:秤宮
朝起きて5:00だった。日本時間で言えば7:00。体内時計はかなり正確である。正直まだ寝れそうだったけど、ここにきてベトナム旅行にどこに行けばいいのか調べ始めた。そんなの旅行前にやってこいよって感じだよな、と自分でも思った。そうしているうちに、集合時間になり、ホテルの朝食会場に向かった。
昨日も相当食べたので、あまり食欲は沸いてなかった。美味しいと勧められた麺類と揚げパンみたいなのを食べた。油コテコテだった。
午前中は根津くんオススメのTシャツ屋さんと高島屋に行った。Tシャツ屋さんでお土産第一弾を購入。値下げ交渉がベースのようで、なんとかここで要領を得た。
そのまま高島屋に行き、食料関係のお土産を購入。チョコとかクッキーみたいな壊れそうで、味も怖いやつは購入を辞めて、オシャレなパッケージのコーヒーとお茶を買うことにした。コーヒーはベトナムは2位らしく、1位はブラジル、3位コロンビアらしい。(3位は調べたら今はインドネシアだそうだ)
高島屋でパック寿司を見つけた2人は日本より安いからという理由で、昼食がわりに食べてた。僕はわざわざベトナムまで来て、パック寿司で胃袋をいっぱいにしたくないので断った。そもそも量を食べられなくなってしまったので、ここで食べたらいざというときに食べられなくなる。どうせ食べるなら美味しい寿司がいいので、パック寿司の味なんて大体想像ができるのでいいや、という気持ちになった。
その後はホテルに戻って、午後はクチトンネルというベトナム戦争跡地のツアーを組んでいたので、またロビーで30分後くらいに集合と約束して部屋に戻る。このあたりから段々腹が痛くなってきて、頭も痛くなってきて、少し吐き気を感じた。これ、このままツアー行けないかも、と思ったくらいだった。
ギリギリまでトイレにこもって、集合時間にロビーに行く。ツアーの人が来て、バスに乗り込む。ツアーの趣旨を説明してくれて、気さくないい人だった。スギちゃんに似てるって言われる、とちゃんとジョークも交えてくれる。なんとか笑顔を作り続けたが、しんどすぎた。目的地までバスで2時間。途中でトイレ休憩が入る、とのことで、寝てなんとか回復する計画が遂行できた。気付いたらしっかり寝ていたらしく、スギちゃんが水を買って来てくれてたらしく隣に置いてあった。
ツアー客のほとんどはインド人らしく、日本人は僕らだけであった。スギちゃんは僕らに付きっきりで案内してくれた。
途中のトイレ休憩でもしっかり腹を下しており、トイレに駆け込む。トイレットペーパーはやはり無く、ティッシュを持ち歩いてたことが功を奏した。尻を洗うホースみたいなのがあったが、怖くて使うことはなかった。
工芸品の作成工程が見学できて、完成した品を販売しているところがあった。どれも圧倒的に高くて、いいなと思ったものは当たり前に高すぎた。
またバスに乗り込み、目的地まで向かう。どんどん田舎道に入っていって、バスが何度も跳ねる。田舎に行けば行くほど、道は細くなるけど、バイクとの距離感は変わらない。この国の人たちは本当に距離感がバグっている。プラスで犬が道を堂々と横切ってくる。この日一番のブレーキは犬によるものだった。
クチトンネルに到着。ありがたいことに雨は上がっていた。英語ツアー組と日本語ツアー組に分かれ、案内してもらう。
まず最初にトンネルの中に入って1人ずつ写真撮影をしてもらう。人1人がギリギリすっぽり入れるくらいのサイズ感で結構深かった。3人でそれぞれ撮影を楽しんで、落とし穴や戦車などを見せてもらった。その後は実際に昔使われていたトンネルの中を通らせてもらった。僕サイズの人間でもかなり屈まないと通れないような場所だったので、僕より大きい2人は少し大変そうだった。ソラタロウさんは足の指を骨折しているもんだから余計にしんどそうだった。途中で何個か穴の出入り口があったので、離脱されることになり、僕はそのまま最後尾を進んでいった。
地上から3mの深さ。10mの深さまで掘ってたとのことだったので、昔の人がこれを手だけで掘り進めたのは本当に感動する。人間、やればできるということだ。
三角の部屋、会議室、医務室、キッチンなどなど、見させてもらい、トンネルを出た先で蒸した昔のイモと笹茶をいただいた。その後はライフル体験。根津くんの2発をもらった。とんでもない音だった。耳当てがなければ鼓膜やられるレベル。戦時中の耳はおかしくなっていたに違いない。
ツアーを終えて、またバスに乗り込む。乗ったと同時くらいにとんでもないスコールが降ってきて、タイミングに恵まれた。とんでもない雨すぎて、前が見えないレベルだった。また途中寝たりして、ホテルまで送ってもらった。スギちゃんが最後の最後まで気さくないい人で、良きツアーとなった。
なんとか腹痛も落ち着いて、一回シャワーを浴びてまた改めてロビーで集合して夜ご飯を食べに行くことにした。4ピースピザという、日本人がベトナムで出店したのちに、日本が逆輸入した形のアジア中心に展開しているピザ屋さんに向かった。
ベトナムでいう日本人街に行った。挨拶程度の日本語を喋れるベトナム人が多かった。どこ歩いても勧誘されるので、あからさまに表情に興味なさを出して歩いた。
ピザは美味しかった。ソラタロウさんが後ろの日本人グループの会話にイライラしてた。僕は全然気づかなかった。
根津くんが行きたい店があるということで、ソラタロウさんと2人を置いて、僕はホテルまで歩いて帰った。そういえば髭剃りを僕は日本に忘れてきた。コンビニで買おうか考えたけど、面倒になってやめた。
ホテルについて妻に電話して、そのまま爆睡だった。
9/20(金)畢宿(壊宿)財帛位:秤宮
朝起きてLINEをチェックしたら、グループLINEの方に集合時間と場所が上がってた。まだ寝れる時間だったので、さらに寝ることにした。なんとなく腹の痛みはある。けど昨日に比べたら全然回復していた。
帰国する日なので荷物をしっかり片付けつつ、忘れ物が無いように備える。チェックアウトが昼の12:00だったので、チェックアウト前に骨董市と呼ばれるところに行く計画だった。ホテルから歩いて30分くらい。朝食を食べた後に用意をして行くことにした。
この日も天気は降ったり止んだりで、3日間通して晴れたのは昨日の午前中だけで他は全部不安定だった。それもあってか暑すぎることもなく、過ごしやすかった部分もある。
カッパさえ来てしまえば意外と大丈夫である。セブンのカッパ、さすがである。
ドンコイ通りという骨董市の通りを歩いてみたが、全然それらしい店は無く、気付いたら通りが終わってしまっていた。なんとも悲しい。
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ふぐのデッカい看板のある店まで来て、向かい側にオシャレなカフェがあったのでそこに入ることに。
入ったらとんでもない雨が降り始めて、このままもう一件行きたい店まで行くか、一回ホテルに戻るかどうするか、なんて話してたらあっという間に時間が過ぎて、ホテルに帰るしかなくなった。
歩いて帰ろうと思ったら、途中の気になった店に寄ることをしてたら時間がなくなってタクシーを呼ぶことになった。
チェックアウト後も親切に荷物を預かってくれることになって、ホテルを中心に観光することにした。
ホテルの隣の店でホーチミンならではのラーメンみたいなのを食し、ソラタロウさんが行きたい店に行くことに。タクシーで向かったが、降りたら土砂降りでその店の前で滝のように流れる雨を見つめた。もはやシャワー。僕は店の外の屋根の下で、待ってた。
その後は道路の向かい側にカフェがあったので、そこでビールを飲んで、次どこ行くかを相談。
僕は寺に行きたかったが入れる時間が決まってるらしく、まだ入場できなかったので、どこで時間を潰すか。スパでも行くか、となり、僕が興味あった店について来てもらうことにした。
そのカフェから歩いて2分。盲目のセラピストによる暗闇スパということで、かなり上手いという噂だったので楽しみにしてた。
1時間のコースを選び、各々着替えて施術室に向かう。香りのスパみたいなメニューを選んだ気がする。
店内の内装はとても綺麗で、細部にまでこだわってる感がある。施術ベッドも広めで安定している。そこに後からセラピストの人が来たが、盲目といいつつも盲目では無さそうな立ち回り。まずうつ伏せからのスタートだったが、ベッドの周りの移動の方法や施術の手つき的に、そう感じた。盲目ならばもっと手の感覚が養われてもおかしくないんじゃないか、と思うが、格安リラクゼーションよりも強めの指圧、みたいな感じで、筋肉の捉え方はずれてはいないけど、やたらとコリコリする部分を往復したり、筋肉の横断をするのが良いと思われているようで、そういった技術面は微妙だった。
その後、仰向けに体位を変えるが全然眠れなかったので、そのまま施術者の様子を見ていたが、ちょっと目開いてた上に、明らかに見て確認してるぞというような素振り。途中で目を閉じたりしているから、なおさらそんな感じがした。パンツ以外は着てないので、冷房がやたらと寒かった。薄いタオルケットをかけられていたが、それじゃ足りないくらいに寒くて、あまりリラックスはできなかった。そんなこんなで施術は終わったので、他のお風呂で身体を温めるようなコースにしていれば違ったのかもしれないが、技術的には微妙だった。
施術が終わって、待合室みたいなところに通されて、お茶とヨーグルトが出されてた。こういったところの気遣いは素晴らしい。技術面は僕が指導入りましょうか?と言いたくなるくらいに惜しいので、こういうところは僕みたいなやつのビジネスチャンスとも言えるのか、海外でも通用するところなのかな、と思った。他のも受けてみたいものだが、今回は時間の都合もあり、ここで終了。ここまでのサービスで日本円で5,000円行かないくらいの金額。下手な日本人より上手かったので、侮れない。安い。
その後は、僕の行きたかったお寺に。永厳寺というお寺が近かったので、そこに行くことに。なんでも日本のお坊さんが協力して建てたお寺らしい。日本でも観光地化されたお寺でもそこまで広くないことが多い。浅草寺なんかはデカすぎるが、正直お寺自体に見て周るようなところは少なくて、結構すぐ見て終わることが多い。
ここもまさにそんな感じで、見どころとしてはそんなに箇所はなかった。
ただ、ちょうど僕らが行った時間は読経している時間帯で、ありがたいことに唱えている内容は分からずとも聞くことができた。こちらのお坊さんはどんな方なのかは分からないけど、唱えて空間に響き渡る感じはやはり清浄に感じた。プロなんだな、と思った。
その後はホテルまで戻り、近くの店で最後にフォーを食べ納めして、預けてた荷物を受け取って空港までタクシーで向かった。夕方だったのでかなり渋滞しており、タクシーの運転手も焦ってた。一番運転が荒かった気がする。余裕もって僕らも行動してたので良かったところである。空港に着いて、タクシーから降りた時に、笑顔で見送ってくれたので、今までの運転の荒さは忘れた。いい人。
荷物を預けて、保安所を通るまでに1時間以上かかった。とんでもない人数だった。靴まで脱いでチェック。丁寧なんだか、雑なんだか、よく分からない感じ。
長かった保安所を抜けて、お土産屋さんを見て周る。お客さん用の味がよく分からないウケ狙いのキャンディを買った。こういうのって意外と誰も食べない。残金が5,000円分程度あった。これを日本で換金しても大した額にはならずに手数料だけ引かれることになるなと思って、最後使い果たすことにした。空港券とホテルは前払いだったので、こっちに来てからかかったのはタクシー代、ツアー代を除いて30,000円分。お土産も買ってこれで3日間しっかりご飯も食べて楽しめるんだからコスパが凄い。
最後は空港で軽く飲んで、現金を使い切って飛行機に乗った。スムーズに寝た。
9/21(土)觜宿(友宿)財帛位/ 12:00〜兄弟位:秤宮
機内食アナウンスで起床。まだ3:30とかだった。実際には時差があるので日本時間で言えば5:30頃であろう。7:00頃に到着予定なので、5時間くらいはしっかり寝た模様。正直、いくらでも寝れる。
最後の機内食だと思って、記念にしっかりいただいた。チャーハンみたいなのが、ベトナムの米って感じでなんとなく味わい深かった。
日本に到着して、荷物を受け取る。入国審査を終えて、2人と解散。もう早く家に帰って寝たかった。流石の連日の疲れは出てきている。
電車で上野に向かい、新幹線で仙台へ。この新幹線で寝たら、もう絶対起きない自信があったので、なんとか眠らないように頑張った。そしたら終点仙台だった。なんだよ。
昼前には家に到着。妻と妻のお母さんでプチ旅行に行ってたので誰もいない家。まずは風呂、洗濯。なので速攻で風呂に入り、旅の洗濯物を回した。キャリーケースを拭いて、荷物を全部出す。そして干す。そんなことやってたら眠れないままに時間が過ぎて、ひと段落した頃に妻が帰宅。
妻のお母さんから大根のお土産を貰い、僕はベトナムのお土産を渡す。和気藹々と過ごして、お母さんが帰宅したのちに昼寝した。
気付いたらもう夕方だった。溜まってる返信がある。仕事しようかと一瞬よぎったが、今日までは休養にしようと心に決めた。
9/22(日)参宿(親宿)兄弟位:秤宮
昨日はしっかり寝た。午前中は予約が入ってなかったので、溜め込んだ日記を思い出しながら書いた。ベトナム滞在中は書けてなかったので、写真のフォルダを開いて思い出す。思った以上に今週は情報量が多い予感。全然終わらない。
午後は金曜日の仕事をずらしたのもあって、大河原に出張だった。
施術後、お客さん宅でお茶して帰って来た。政治の話、敗戦後の試作、日本のレベル、海外の発展具合。興味深い話ばかりだった。
僕も進化しなくてはいけないし、今のままで満足してはいけない。どうすればもっと多くの人に届けられるのか、奉仕できるのかを考えねばならない。刺激的な時間となった。
気付いたらあっという間に夜になってて、妻を家で待たせているので帰宅。ちょっと不機嫌になってた。最近予定が合わないので、寂しがっている。といいつつも、先に寝落ちしてたので、僕も久々の仕事で眠気が襲ってきたので、後から寝た。布団に入ったら、妻が急にクチャクチャ実家で飼っている犬みたいな行動をし始めたので、名前を呼んだが反応無し。これは完全に寝ている。癖が強い。その後、時差で返事をし始めた。僕爆笑。妻起きる。妻爆笑。本人よく分かってないけど。今日も平和である。
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