見出し画像

11月3週目|独立後初の長期休み

妻の5年に一度に貰える長期休暇に合わせて、僕もお休みをいただいて、伊勢参り、ジブリパークへと旅立った一週間でありました。
旅行は、ホテルの寝具が色々試せるのが楽しみなので、睡眠の研究期間でもあります。

11/10(日)奎宿(衰宿)禍害位

荷造りが全然終わってない僕は、いつもよりも早くに目を覚まして、昨日干した洗濯物を取り込みながら荷造りを始めました。一週間分の服なんて持ち合わせてないので、途中でコインランドリーで洗濯することを前提に用意をしましたが、人間3泊4日を超えると何を用意して良いか分からず、とりあえず何とかなるだろう精神になるのであります。

ただ、10日前後というのは仕事の支払い関係が立て込む時期でありまして、どこの口座にいくら入れておかなきゃいけないなど、バタバタであります。なかなかスムーズに出発できない自分の計画性の無さに呆れます。

予定よりも遅い出発になってしまい、この日は三重まで車で移動する一日。約10時間くらいの長距離運転になるので、できることなら早く出発したい思いから焦って家を出たのであります。
車にキャリーケースを積もうと妻が車を寄せてくれたところに、僕の右肩に何かモノが落ちてきて。見たらトリの糞でした。そのまま上を見たら、落下しつつある糞があり、妻に当たりそうだったので車から出てくるなと指示。車に直撃し、跳ね返り糞にも被害に遭い、最悪なスタート。とりあえずウェットティッシュで糞を拭き取り、店に寄る予定だったので、そのまま店に行き、ハンドソープを使って応急的に洗い流しました。もう気分はダダ下がりです。
最初運転してたのですが、僕の気分が落ちているのと、だんだん鼻水まで酷くなってきてくしゃみも止まらず、ティッシュがどんどん減っていくような体調不良具合から、妻が運転を変わってくれて、数十分寝させていただきました。体調も先週のうちに回復させたかったのに、今日がピークで悪化しているのです。幸先悪すぎて、悲しくなる程です。これも、禍害位の洗礼かもしれません。

カフェインで血管拡張させたら鼻水の症状も改善するかな、とコーヒーを飲んでみましたが、あまり変わらず…。最近、寝るに寝れてなかったから体調が回復しなかったのであろう、と思ったのですが、なぜ眠れなかったんだろうと考えた時に、いつもはデカフェのコーヒーを飲んでいるのに、たまたま豆を切らしていてカフェイン入りのコーヒーをしばらく1ヶ月近く飲んでいたのです。毎日飲んではなかったですが、そう考えるとカフェインが夜まで切れなくて睡眠の質が低下していたのかも、と思い、この一週間はカフェインの摂取量をとことん削ってみようと思い、検証することに決めました。

途中のSAで休憩しつつ、買い食いしながら、19:00過ぎには三重県伊勢に到着。明日は朝から伊勢神宮をお参りするので、なんとか体調を整えようということで早めに寝ることに。この時も、くしゃみと鼻水がピークでしんどく、ご飯をゆっくり食べる余裕もなく、ホテルの近くにあった伊勢味噌ラーメンのお店でラーメンを食べることに。少し体があったまったからなのか、症状がやや良くなったかにも思えたので、トリの糞の被害にあった服を洗濯に回し、明日に備えることにしました。とにかく洗濯できたので、何とか気持ちも少し落ち着き、22:00前には就寝しました。
久々にこんなに寝るぞ、という気持ちで寝れたかもしれません。

11/11(月)婁宿(安宿)命位

10時間近く寝て、今までの睡眠負債を解消しつつあるのか、だいぶ症状は落ち着き、昨日よりもティッシュの消費量が半減しました。ただ、夜中は何度も呼吸が苦しくて起きましたが、時間という量で補えたようにも思います。睡眠の偉大さを感じます。

この日はまず、外宮を参拝。その後は内宮へ行き、お昼を食べて、皇大神宮別宮伊雜宮と朝熊岳金剛證寺へ向かい、夜はとても楽しみな魚料理のお店へ行く計画。
まだ体調は万全でなかったので、妻には心配を掛けさせてしまい、また、体調が悪いと気持ちも不安定になりますから、その点も迷惑かけてしまい、元気になったら懺悔の気持ちが湧いてくるのです。

出雲には何度か足を運ばせてもらっているので、そのくらい広いのかな、と思っていたのですが、意外とそこまで広さはなく、意外とスルスル〜っと回れて、順調にお参りを達成できました。午前中だったので人も比較的少なかった方だとは思われて(それでも人はたくさんいましたが)快適なお参りでした。こういうところの木々は、やっぱり何だか違うというか、磁場の影響を受けて癒しの効果が高いんだろうな、と思って観察していましたが、その木々が醸し出す美しい空気感を見たまま写真に納めたいと思っても、撮ってみた写真は全然違くて、この違いこそがこの神社の価値でもあるのだろうと感じました。
そして不思議なことに、神社ではあれほど酷かったくしゃみ、鼻水の症状が一切出ないのであります。結構な時間いましたが、その間は1発も我慢することなく自然と出てこないのですから、僕の身体に良いことは確かであって、スピリチュアルな効果は実在することの体感をしたような気がします。また車に乗って、道路に出ると、くしゃみは出てくるのですが、徐々に鼻詰まりもとれてきて、呼吸が楽になってくるのです。最後のお寺くらいまでくるとかなり楽な状態にまで近づいていました。

ちょっと話は戻りまして、昼はおかげ横丁という観光客が集まるところを散策し昼を食べ、有名な赤福をお店でいただけるということでぜんざいと赤福のセットをいただきました。関空でお土産で買って行ったことはあるのですが、そもそも日持ちがしないので、持ち帰ってすぐに食べたのですが、一回冷蔵庫に入れたりすると硬さが出てきてしまったりして、そんなに美味しいのかな、と疑問に思っていたのですが、現地で食べた方が圧倒的に美味しくて、これはお土産じゃなくてこの場で食べるから、この柔らかさが保たれるのであろうと納得し、良き経験となりました。

夜のためにお腹に空間を作っておくべく、これ以上の食べ歩きはやめて、皇大神宮別宮伊雜宮と朝熊岳金剛證寺へ。朝熊岳金剛證寺は行かねば片参りということで行きましたが、弘法大師ゆかりの地。東北にもちらほら弘法大師ゆかりの地はありますが、ここまで来たという記録はないので、多分高野聖であろうと言われていましたから、本当に弘法大師様がいらした地に足を運べたのはとても嬉しく思いました。

山頂まで行き、ガソリンが底つきそうなギリギリで下山し、危うく止まってしまう危機を乗り越えて、一度ホテルに戻り、夜の食事の予約の時間まで軽く一休み。
僕は体調が本調子でなかったので車で行き、妻だけはお酒を飲むことに。本当は僕もいただきたかったであります。
お店に入るなり、あらかじめ予約していた刺身盛りを頼み、当日のオススメと言われたものを注文しておきました。そうじゃないとすぐ売り切れてしまうという人気のお店。18:00〜にしても少し遅いくらいでした。店員さんの活気や気遣いもまた素敵で、こっちが気持ち良くなるくらいの元気の良さ。たいしゃぶ、たい飯、どれをとっても最高に美味しくて、それだけでまた行きたい場所になりました。とんでもなく食べましたね。

どうしても許せないことがあり、帰りは妻と喧嘩をして、ホテルに戻って会話をすることなく就寝。早速破門の影響を受けているのであります。ただ、とても良い体験ができた日なので、今日も今日とて良い日なのであります。

11/12(火)胃宿(危宿)命位

事前に喧嘩した時の対処法として、旅行前に決めていた「同時謝罪」で仕切り直し、猿田彦神社に行き、伊勢のクラフトビール屋さんに行き、伊勢うどんを食して、国内で貴重なラッコに会える鳥羽水族館まで足を運びました。

猿田彦神社は、友人からのススメで、ぜひ行ってみてと昨日に連絡をもらったので、ぜひ行こうということで混み合う前にお参り。やっぱりくしゃみも鼻水も出なくなるものだから不思議であります。日本にはこういうところがたくさんあるのだと思うと、また嬉しくなりましたし、詳しくなりたいな、とも思えました。
おみくじを引いてみたら、焦ってはいけない、と書かれていて、うわあ、ドンピシャ、と心改めるきっかけとなりました。

松島水族館にも昔はラッコいたよな〜なんて思いながら、そういえばいつからラッコって生で見てないっけ?と思いつつ、鳥羽水族館でラッコとご対面。かなり高齢らしく、もう繁殖もできないので、ここにいる2匹と、九州の方にいる1匹が亡くなったら、もう国内では見ることができないんだという事実に直面した時に、貴重な瞬間に今いるんだろうな、と感心したのであります。こうして毎日、水族館へ足を運んできたお客さんにパフォーマンスをしてくれていますが、もう寿命ギリギリのご様子。明日死んでもおかしくないような年齢なのですから、そう考えると今日生きててくれたことに感謝だよな、と思うのです。これはラッコだけじゃなくて人間にも言えることであり、そうやって毎日を丁寧に生きることが大切だよな、とラッコに教えていただいたような気がします。

昨日、今日でほぼいつもの2倍を歩いているので、結構疲労は溜まってましたが、途中で腰が張ってくる感じはなく、それだけはありがたく、身体の使い方が変化してきたようにも感じて、ここまで動かすことで分かることってあるよな、とまた気付かされたのであります。

その後は名古屋に向かい、明日のジブリパークに備えて早く寝よう作戦。一回は行ってみたかった矢場とんで味噌カツをいただき、就寝。いつもここまで食べないのに、毎日かなりの量を食べているので結構身体の重さを感じて辛くなってきていました。

11/13(水)昴宿(成宿)命位/6:00〜財帛位

スカイタワーと名のつくホテルなだけあって、昨晩の夜景も綺麗でしたが、日出もまた綺麗に見えて、久々にこんな景色見たな、と良い目覚め。

ジブリパークには早めに行っておきたかったので、早起きをして、身支度をし、出発。ジブリパークで着ると決めていた羽織を来て、カオナシのバッグを肩からかけて、念願の大倉庫へ。
向かっていく途中に『耳をすませば』の地球屋の建物が目に入り、エンジンがかかってきて、待ち時間ですら既に楽しいモードに入ってました。

ディズニーとはまた違ってテーマパークではないので、我先に!みたいなこともなく、あくまで公園というコンセプトなんだな、と感じる空気感。ディズニーだったら乗りたい乗り物にダッシュしていくのが普通な感じですが、「ゆっくり来てください」のキャッチコピーどおりのチケット販売具合と運営具合でさすがだな、と思いました。

大倉庫は明日は入れないチケットを購入してたので、今日はとにかく大倉庫を徹底的に堪能しようということで、いざ入場!スタッフの方々も、車椅子に対しての配慮が行き渡っており、エレベーターなどの導線誘導が丁寧で素敵すぎました。対応に余裕を感じるので、やっぱ余裕ってどんな仕事をしていても大事だよな、とつくづく思うのであります。

最初にショップの方に並び、開店と同時にジブリパークでしか買えない物たちを物色し、とにかくカゴに詰めまくる僕。全種類揃えたい欲をなんとか半分にとどめて我慢したというのに、お会計が30,000円超え…。急に来月のクレジットの支払いが不安になり、ビクビクし始めてしまいました。財帛位、恐るべし。気にせず買えるくらいの経済力を身につけたいものです…。

その後は、キャラクターになりきれるゾーンで写真を撮って遊んで、このリアルな作り込みにまた引き込まれ、細かいところまで再現されていたり、また実際に手に取って触って楽しんでくださいという、え?触っていいんですか?と感動するレベルでありました。普通なら、作品には手を触れないでください、というものですが、むしろ色々開いてみてください、という感じで、なんて面白いんだ…!とワクワクが止まらないのであります。ラピュタの飛行船の台所の中の再現性の高さったら、もう興奮ものです。スタッフさんが車椅子の妻の為にも、高いところにあるものなどを色々見せてくれたりして、全ての人が公平に楽しめるようなホスピタリティの徹底ぶりに、こういう仕事をしたいと思えました。お客さんの為になる仕事を、僕はしているのだろうか?と改めて考えさせられるくらい、学びにもなりました。正直、まだまだだな、と思っちゃったんですもの。

明日のチケットでは入れないところには片っ端から周り、そしてプレミアムの方じゃないと入れないところがあり、やり残した部分をしっかり作って次回のジブリパークの楽しみをとっておくという結果となりました。正直、とても悲しい。
明日入るエリアも軽く見て周ってたら、あっという間に一日が終わり、明日も楽しめるのかと思うととても幸せな日でした。にしてもパーク内を、余すことなく歩き回ったのもあって、さすがに疲労感はしっかり感じました。

この日も明日に備えて爆睡です。旅行している時の方が睡眠時間がとても長いので、ある意味とても健康的な生活を送っていましたね。

11/14(木)畢宿(壊宿)財帛位

ジブリパーク2日目。今日は入れるエリアが限られているチケットだったので、ゆっくり見て回ろうということで、色々焦らず、それでいながら計画的に周りました。1日目でなんとなく要領を得たので、2日間にしてて正解であります。次回はもっとうまく回れる予感。まずは物販から見て回ると昨日の終わり頃には置いてなかった商品が出ていて、こんなにラインナップ変わるのか、と思いながら長蛇の列に並び、お目当てのものはしっかり入手し(昨日の反省を生かしてかなり控えめ)、その後は『魔女の宅急便』に出てくるパン屋さんに並び、その後はレストランに並び『アーヤと魔女』に出てくるシェパーズパイを食べてみたくて待っていたら、僕らの前の前くらいで売り切れのお知らせ。目の前にしてお預けを食らった感じで残念でありました。悲しい。
でも、この2日間で全てを済ませてしまうのは、次の楽しみが少し減ってしまうので、ちょっと物足りないくらいが良いのだろうと思い、ジブリ飯っぽいミートパイを注文したのですが、その前にカエル焼きも食べていたこともあって、結構お腹いっぱい。そんな中に想像以上に重たかったミートパイが入ってきて、もう喉の奥までミートパイになっていました。先程買ったパンは一切手をつけられないほどに…。

胃袋いっぱいの状態でうっぷうっぷしながら、ハウルの城や魔女の家やらキキの屋根裏部屋などを散策し、ゆっくりゆっくり楽しんでいたら、思いの外あっという間に閉園時間が迫っており、昨日よりも時間が過ぎるのが早すぎて、むしろもっとゆっくりしたかったのに、という気持ちになり、なんだかいつも忙しなく動き回っているんだよな僕、とふと思ったのであります。

2年越しで行きたかったジブリパーク2日間は終了し、初のマリオットのホテルに泊まれることを楽しみにしていましたが、思いの外ベッドが硬くて、思ってたよりも微妙で少しがっかりしました。他のマリオットホテルはそんなことないといいのですが、せっかく楽しみにポイントを貯めてきたのに…という気持ちになり、どこもこんな感じだったらこのクレジットカード辞めちゃおうか、考えてしまいました。
まあ、まだ一回なので、次回に期待することにしまする。

11/15(金)觜宿(友宿)財帛位/12:00〜兄弟位

長期旅行も終盤で、名古屋から栃木まで移動する日でした。旅行の前半は妻と口喧嘩することがありましたが、後半にかけてそういうことも減ってきて、僕が時間に焦っているから喧嘩になるんだな、とか思ったり。

昨日のミートパイは、朝起きてもまだ体内に残っており、消化が追いついてないのが実感できまして、妻にはミートパイ臭い、と指摘されました。どんな感想、と思いましたが、これは自分でも分かる。ミートパイ臭い。

高速に乗って、SAをちょこちょこ楽しみながら、栃木へ到着。最新の車は色々設備がついてるので長距離運転でも疲労感が違います。それでも同じ姿勢を長時間とっていることは変わらないので、お尻が痛くなったりしてく流のは避けられないですが。

宇都宮に来たからには、餃子を食べたいね、ということで駅の中にある居酒屋へ。今までこういうありきたりなところは全然寄ってこなかったので、ある意味新鮮でこれはこれで楽しい時間でした。ミートパイが餃子に上書き。
この旅行の中で一番、硬いベッドでした。ベッドの上にはシモンズのベッドって書いてあるのに、シモンズ感がゼロのベッド。これは詐欺だ、満場一致。

11/16(土)参宿(親宿)兄弟位

最終日は栃木を堪能して、宮城に帰るプランでした。
カフェ巡りが好きな妻の要望で、いい感じのカフェを発見。ゆっくりすることを目的としたようなつくりで、少しのんびりした後に、その周辺を散策することに。中心部からはやや離れているのに、人が来ているところを見ると、こういうところの商売は僕も参考にしなければいけないな、と思います。業態こそは違いますが、特に目につきづらいようなところの商売のあり方は、参考になるところがあります。カフェの裏の、ものづくりのお店などは人が入っている様子はなかったですが、それでも気になるようなお店で、途中途中の案内も意外と分かりやすく、路面店でなくても興味を引く導線になっているのです。これはすごく大事なことだよな、と思いました。

近くに現代美術館があるということで、そちらにも足を運び、生で作品を見て肌で感じて、こういうのって圧倒的な数を描いた中での厳選された一部なんだよな、と思ったら、自分の打つ手がいかに少ないかを感じて、いい刺激を受けたようにも思います。

そこから宮城へ帰ってきて、夜は『紅の豚』を観て、旅を締め括ったのでした。

自分にあった生命の養い方を探究する
『養生探究会』を運営中
・睡眠について
・運動について
・食について
・星の巡り(宿曜占星術)について

いいなと思ったら応援しよう!

佐山空汎@お坊さん整体師
サポートはいつでもお待ちしております!