温浴施設にあるドライヤーの風力が弱い理由
大衆浴場のような場所に備え付けのドライヤーといえば、風が弱すぎてなかなか髪が乾かなかったり、重すぎて手が疲れてしまったりと、あまり良い印象がない人が多いのではないでしょうか。
大衆浴場のような温浴施設では、なぜこのような、風が弱かったり、重かったりするようなドライヤーが使われているのでしょう。
①コストがかかる
ドライヤーで一番大切なのは風量です。
いうまでもなく、ドライヤーの風量が強ければ強いほど髪の毛を乾かす時間も短くできます。特に女性はロングヘアーの方が多いので、風量の弱いドライヤーだと脱衣所で渋滞が起きてしまうなんてこともあるようです。
また、長い時間高温の風に当てていると髪のダメージも気になってしまいます。なのでできる限り低温且つドライヤーをあてる時間は最小限に抑えたい。
こういうわけで、ドライヤーの風量が強いことは、髪を早く乾かし、ドライヤーをあてる時間を短くして髪への負担を減らす意味でも重要な要素なのです。
ただ、風量を強くするためにはパワーのあるドライヤーを用意しなければなりません。そうなるとどうしても値段が高くなってしまいます。一台だけならまだしも、大衆浴場のような場所なら複数必要ですから、馬鹿になりません。
従って、安価なドライヤーを使わざるを得ないというわけです。
②高価なドライヤーだと盗まれてしまう
にわかに信じがたいことですが、ドライヤーが盗まれてしまうことがあるようです。大衆浴場という不特定多数がくるような場所、また、脱衣所に監視カメラを付けるわけにもいかないので、もう泣き寝入りするしかなのでしょうね。
また、故意でなくとも、落としてしまったり、乱暴な使い方をされてしまうと壊れてしまいます。高価なだけに、買い直すとなると相応のコストがかかってしまうのです。
こういったリスクを考えると、高価なドライヤーを準備するには気が引けてしまいますね。
③髪の毛やホコリがたまっている
ドライヤーの通気孔には、どうしてもホコリが溜まってしまいます。
特に大衆浴場のような不特定多数が利用する場所では、ホコリがたまる頻度はどうしても多くなってしまいます。そうなると故障、寿命までの期間も短くなってしまいます。
ちなみにこの通気孔を掃除するだけでも、ドライヤーの風量はかなり復活します。
これは我が家のドライヤーの通気孔なのですが
これを軽くハンディ掃除機でホコリを吸ってあげて
ドライヤーのスイッチを入れると……。
【グゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!】
と、びっくりするくらいものすごい風圧になりました。
買ったばかりの頃のようにドライヤーが蘇りますので、おすすめです。