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機能性構音障害と向かい合うために

こんにちは。くぎと申します。
久しぶりのnoteは、自分の困りごとと向かい合おうという、決心の記事です。
よろしくお願いします。


困りごとは山ほどあります。
中でも一番の困りごとは、ことばの障害。


【ことばの障害】機能性構音障害

機能性構音障害:
口腔内や舌などの構造に問題はないが、特定の音が正しく発音ができない状態。

ざっくり言うと、こういう状態。

私には、「機能性構音障害」という障害があります。
ことばの障害です。

「『チ』に『キ』が混ざったような発音をする人」
「『シ』に『ヒ』が混ざったような発音をする人」そんな人に出会ったことはありませんか?

多くの場合、「機能性構音障害」の「側音化構音」です。
本来は口の中心から抜けるべき空気が、口の横から抜けることで発音が歪みます。


【子ども時代】本名と居住地と出身校が言えなかった

私は誰よりもひどい側音化構音の持ち主でした。
五十音表のイ段が、半分以上正しく言えない。
本名も居住地も出身校もダメ。

自分の発音を気にして、
「人前で話すこと」
「スピーカーを通して話すこと」
をひたすら避けて生きてきました。


【約15年前】リハビリで大幅に改善

大人になってリハビリ先を探しました。
しかし、ビックリするほど見つからない。

成人の機能性構音障害って、医療機関で見てもらえることが少ないんです。構音障害では死なないからでしょうか。それとも、大人の構音障害は「クセ」と見なされているのでしょうか。
小児だと医療機関の受け皿がそこそこあるのですが。

そんな中。
ある医療機関の方が、私のあまりの側音化っぷりに「このままでは大変でしょう」と手を差し伸べてくださって。
リハビリにつながることができました。

リハビリの甲斐あって、発音は大幅に改善。
それでもシとチとジはまだ怪しい。

まだまだリハビリを受けたかったのですが、生活の変化でリハビリの継続は難しくなり、終了しました。


【現在】人と話すのが怖い、それでも話したい

長年、人と話すことを避けてきました。
普通の人が日常会話を通して自然と身につけてきたコミュニケーション能力。それが私には全くない。
びっくりするほど、話すのが下手くそ。

もし発音が治ったとしても、コミュニケーション能力でつまずくでしょう。
それでも、人と話したいのです。


ことばのオンラインリハビリ教室が気になる

ここ数年、成人の機能性構音障害のオンラインリハビリ教室を見かけます。
しかし、オンラインリハビリ教室の門戸を叩かずにいる私……。
オンラインリハビリ教室は、保険適応がない分高額。そのうえ、私のしつこい側音化構音が治る保証もありません。

……そう思っていたのですが、最近は「発音が良くなるならリハビリを受けてみたい」と前向きに考えられるようになりました。

自分と向かい合う準備ができたのかもしれません。


発音が治ったら、やってみたいこと

発音が治ったら、音声での発信をしてみたいな。
交流会にも出てみたい。
電話応対もしてみたい。
とにかく、臆せず話をしたい。

でも、世の中にはもっと発音が悪いのに(それどころか発語すら危うい状態でも)、堂々と社会に出て、堂々と発言している人がいるわけで。
そうなると、発音の問題というよりは、本人の受け止めの問題のような気もします。

気にせず話せばいいのかなぁ。
でも、ことばを治さないと怖いなぁ。


終わりに

誰か、私のおしゃべりの練習に付き合ってほしい!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!


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