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#27重要文化財 遠山邸【川島町】
2022年5月15日訪問
川島町で気になる企画展があったので行ってきました。
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川島町は埼玉県のこの辺りに位置しています⬇️
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マイナーな場所ですが意外にも観光スポットはいろいろあります 笑
目的地は、遠山記念館(平成30年国の重要文化財指定)。
自転車で最寄り駅まで行き高崎線で桶川へ移動。
桶川駅は初めて降りる駅かもしれませんが、上尾駅と雰囲気が似ているので一瞬間違えたかと思いました 汗。
想像以上に大きな駅でした!
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山が見えると気持ちが癒されますね〜♪
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のどかな田園地帯を歩いて、約15分位で目的地に到着!
家から1時間ほどなので、近いといっていいでしょうね。
今日は乗り間違えや乗り遅れもなく、楽勝でした〜!!
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遠山記念館では遠山邸、庭園、美術品を見ることができます。
【遠山邸とは】
旧日興證券(現SMBC日興証券)の創業者である遠山元一が、苦労した母・美以の住まいともなるようにと、昭和8年から2年7カ月を費やして完成させた大邸宅。
全国各地から入手し得る最高の銘木を集め、優れた大工と左官の技術を投入している。
戦後に美以が亡くなると、日興證券の迎賓館として使われた。
昭和45年から遠山記念館として一般公開を始め、平成12年には、国の登録文化財、平成30年には国の重要文化財に指定。
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3つの妻が連なる独特の姿
この正面玄関は主人とお客が使うためのものです
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蛇行した廊下は曲がるたびに意匠を変えて、客を飽きさせない工夫がされている
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亀甲模様の土間は人造石研ぎ出しの技法
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関東の田舎ではこういう畳が一般的だったらしい
畳の向きが一部変わっているのは、現代彫刻家の美術作品とのこと
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随所に施されている(特に右の棚と小障子に注目)
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棚の市松模様にも花のような絵柄が描かれている
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開放的で庭の景色もよく見える明るい部屋
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座敷の光を廊下に逃がす彩光の役割もしている
紫の壁はガーネットを砕いて、砂にして塗ったもの
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障子の模様も美しい
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「墨差天王寺」…土の中の鉄分の酸化によって黒い文様が浮かんでいる壁
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枯山水の庭と室内と繋いでいる
この部屋で風景を見ながらお茶を飲んでいたのでしょうね
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襖の菊の絵と合わせて菊桐の意匠
(後からネットで知ったので、襖の写真撮れてなくて残念!!)
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離れに茶室と2階の部屋もあるのですが、残念ながら非公開でした。
下記に添付してあるホームページから、2階の様子(応接室など)は見ることができます。
ところでこの遠山記念館ですが、実は昨年の9月に一度来ています。
その時は、車でパートナー(元彼)と2人で来たのですが、それが別れる前の最後から2番目のデートとなりました。
今回は見学者はほとんどが中高年のカップルで、邸宅の中をああだこうだと想像を膨らませて楽しそうに会話しながら見ています。
(1人で見に来ていたのは私ぐらいかも?)
昨年来た時は、私もそうでした。
この邸宅の広さにびっくりして、この部屋はどうやって使っていたのだろうか?とお互いの想像を話しながら見て回りました。
しかし今回改めて1人で見学してみて、いかに前回肝心なところの見落としが多かったのかがよくわかりました。
一体どこに目をつけていたのだろう、と恥ずかしくなります、、、
これほどすばらしい装飾や意匠、ありとあらゆるところに工夫がこらされた細工に、全く目がいってませんでした 汗
ソロ活を始めて、ひとりで神社仏閣などの建造物や古い建築物を見て回るようになってから、明らかに視点が変わりましたね♪
1人なので自分のペースでゆっくり見られるからなのか?
理由は分かりません。
とにかく今までとは違って、細かいところまで目が届くようになりました。というか…いろいろなところが気になるようになってきた?
今は建築物の匠の技にハマってます 笑
【下記のサイトから遠山邸の中をバーチャルで見学できます!】
次回、川島町後編「源氏ゆかりの地」に続く⬇️