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【翻訳】第一次大戦後の英国復興省報告書『復興上の課題22 家事サービス』

書誌情報

タイトル:復興上の課題22 家事サービス/RECONSTRUCTION PROBLEMS 22 Domestic Service.
著者:MINISTRY OF RECONSTRUCTION
出版年:1919年


序文

戦争終結の数カ月がすべての人々にもたらした問題の中で、家事サービスほど関心の高いものはない。というのも、「使用人問題」について冗談で済ませる習慣があるが、この問題は、この国のすべての男女にとって鮮明に思い起こされるからである。

ほぼすべての階級がこの問題に関心を抱いているのだから、教養ある思慮深い人々が、この難問を解決するために大勢の人々が集まってくることを期待してもいいのではないだろうか。善意と愛国心をもって断固とした努力を払えば、解決できないことはない。

国民は、国の仕事を遂行し、戦争に勝利することを可能にする上で、女性がどれほど大きな役割を果たしてきたかを観念的に認める用意がある。同じように、女性たちの生活の細部にまで目を向け、彼女たちが興味深く、価値ある幸せな生活を送れるように手助けをする体勢はないのだろうか。

この4年間、多くの女性が家庭内の仕事を離れ、より広い生活へと出て行った。そこではほとんどの場合、普通の家事労働で要求されるよりもはるかに過酷で、健康状態も厳しく、単調な仕事をこなしていた。しかし、公共的義務としての仕事に誇りを持ち、国家的奉仕を行う軍隊の一員として敬意を持って扱われること、出勤時間と退勤時間が決まっていること、そして何よりも、品格を貶めるような些細な奉仕のために、心ない女主人に呼び出されることがない生活が、どういうものなのかを彼女らは悟ったのである。

今、この国に必要なのは、家事労働を職業として認め、現代の女子を惹きつけるような地位を与えられるような、よく考えられた制度である。不満の最初のうごめきは、当然ながら労働者から起こるが、同じように当然に、より裕福で教養のある階級が解決策を考えて提案することになる。人類の大勢における不満は、植物にとっての春の樹液の流れのようなものでしかない。国家は、それを抑圧しようとするのではなく、上向きに導くよう注意しなければならない。

この問題のいくつかの側面は、復興省の女性諮問委員会によって検討され、その最近の報告書*には多くの貴重な提案が含まれている。この報告書には、決して全会一致ではない提言が含まれている。委員会の報告書にも、様々な小委員会の報告書にも、委員会の個々のメンバーによって反対意見または部分的に反対意見の覚書が加えられている。一般的効果としては、全会一致が達成された場合、例えば研修の必要性の問題については勧告の重みが増す一方、覚書でなされた提案は、最近になってようやく取り組みが始まった、問題の解決に向けた貴重な貢献をしている。

*家事サービス問題に関する女性諮問委員会の報告書(Cid.67, 3d. net)。

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17,552字

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