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Intelude––見られるということ

Mybrary公開の目途が立った。この文章群も衆目に晒すことになる。少し緊張感が出る。ほどよい外圧となる。
これまでの数日間は中から出てくる言葉を気ままに書いてきた。いわば内圧のみによる文章。しかし、魚は水の圧力が、鳥は大気の圧力が存在する場で自然に、本来持っている力を生かせるように、書き手は読む人の目という圧力がかかることでその本領が発揮される。舞台の上に立つ者には客の目線が必要なのだ。
そして、快い圧力を味わいたければ、まず水に飛び込んでしまえばいい。客を、読む者を誘い、見られる、読まれる場を設定する。
これが広報である。そして、どのような呼ばれ方をして人が入ってくるのかが決まる。これが書く者の自由をもたらす制約となる。
何も制約が無いことが自由なのではない。
自分の力もより引き出してくれる圧力、すなわち外圧があるとき、私たちはさらなる自由を得る。

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