米国株反発でNYダウが過去最高更新、ユナイテッド・エアラインズは大暴騰!中国不動産市場の刺激策にいかに?

昨晩の米国市場はNYダウ・S&P500・NASDAQが反発し上昇となりました。NYダウは過去最高値を再び更新です。


アメリカ経済

--米国株--

NYダウ・S&P500・NASDAQが反発し上昇となりました。景気敏感株が好調で、小型株で構成されているラッセル2000指数は3年ぶりに高水準になりました。
小型株は大型株に比べて、景気や金利の影響が受けやすいく、良好な労働市場に支えられている。
銀行株はモルガン・スタンレーなど好決算から引き続き上昇、NVIDIAなどのAI関連株の一部は反発になりましたが、全体的には軟調です。

ユナイテッド・エアラインズ:2024年7〜9月期決算はは売上高2%増148億ドル、営業益10%減15.6億ドルでした。この利益は市場の予想を上回っていたこともあり、株価は12%上昇しました。
コロナ禍で業績が悪化しており自社株買いを中止しておりましたが、利益が出ない路線の削減等で業績が好調になり、自社株買いを再開した。

NIKE:不安定な1年だったNIKEは社長をが変わり、新たな成長を求めて、アウトドア事業の「オール・コンディションズ・ギア」を世界展開を準備しています。今後数ヶ月はアウトドア事業に投資を推進予定で、中国が事業の中心となる予定です。

--為替(ドル円)--

依然として、149円台を推移しています。ただし、米小売売上が予想を上回れば、ドル高に動く可能性がります。そうしたら150円を突破することになるでしょう。

--金(ゴールド)・原油--

金(ゴールド):ロンドン貴金属市場協会では、来年の10月下旬まで金価格は上昇を予測してることもあり、金相場は続伸しています。米大統領選挙の不透明さの影響もあり、金価格は続伸しています。

原油:イスラエルがイランへのエネルギー施設や核施設への攻撃の可能性が弱まったことや、中国の景気刺激策が明確ないことなどから、原油価格は下落してから横ばい。

中国経済

中国の70年で中古住宅価格は下落が続いており、下落の勢いがコロナ禍から止まっていません。

--中国経済の成長減速傾向--

9月下旬に景気刺激策を出したものの、中国経済の成長率は低迷しております。第3四半期のGDP成長が前年比4.5%ほどに減速する恐れがあります。

--不動産市場にテコ入れ--

10月17日(木)に不動産市場のこれ以上衰退を止めるために、不動産プロジェクト「ホワイトリスト」への融資を2兆2300億元から4兆元に増額するとの発表がありました。
政策立案者は、不動産市場が今後の経済成長に向けて足枷でなく、安定要因になると予想している。

ホワイトリストは、未完成の住宅が確実に購入視野に引き渡され、住宅ローン不買運動が広がることを防ぐプログラムです。

--中国株価に不動産市場のテコ入れは…--

不動産市場のテコ入れ策である「ホワイトリスト」を発表してからの中国株は微増。以前から出ていた話の融資であったこともあり、投資家の期待を超えるものではありませんでした
9月の下旬から変動が激しい中国株、それだけ投資家たちの期待が強いことがうかがえます。
9月下旬のときのように何かきっかけがあれば、上にも下にも大きく株価は変動してしまうでしょう。

直近の注目ポイント

--TSMC決算--

ASML決算影響で半導体株全体が軟調になりました。TSMCの決算の好調は半導体株全体に安心材料となります。
TSMCのこれからの見通しも注目したいです。

--米小売売上高--

米小売売上高は、消費者の購買行動や全体の消費動向を把握するために注目されています。米国経済の大部分は個人消費に依存しているため、小売売上高の結果は市多大な影響を与える可能性があります。米国株・ドル円・金利等に影響が出る指標なので注目です。

--中国実質GDP --

10月18日に中国実質GDPが発表されます。中国の実質GDPは、世界第2位の経済大国である中国の経済成長を測る重要指標です。
中国の実質GDPが悪化すると、中国の株式市場やコモディティ関係にネガティブな影響を与える可能性があるので注目です。

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