ドル安と米国債利回り低下の影響があり、米国株とコモディティに動きあり!住宅建設業の信頼感が向上
アメリカ経済
--米国住宅建設業者の影響感--
米住宅建設業者の信頼感は、売上予想の上昇とトランプ政権が規制負担を緩和するとの予測から、7ヶ月ぶりに高水準に達しました。
・NAHB住宅市場指数:46.0(結果)・42.0(予想)・43.0(前回)
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住宅の売上は、大統領選をめぐる不透明感や住宅ローンの上昇などが原因で低迷しておりました。トランプ氏の勝利は住宅業界の懸念を和らげてくれる可能性が上がりました。
根強いインフレやトランプ氏の政策でインフレ懸念があり、住宅ローン金利は上昇しており、まだまだ住宅業界難しい時間を送ることになるかもしれません。
--米国債--
米国債利回りは全体的に減少をしました。
・米2年国債利回り:-0.19%(前日比)・4.276(11/15:13時現在)
・米5年国債利回り:-0.17%(前日比)・4.268(11/15:13時現在)
・米10年国債利回り:-0.16%(前日比)・4.407(11/15:13時現在)
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米国市場は堅調であり、インフレは抑制できておらず、財政赤字は拡大する可能性が強まっております。そのため、米長期国債利回りが低下する可能性が少ないです。今後も米10年国債利回りは高水準を保つのではないかと思われます。
--米国株--
週明けの米国株式市場はまちまちな動きを見せた。
NYダウ :-0.13%(前日比)・43,389(終値)
NASDAQ:0.60%(前日比)・18,791(終値)
S&P500 :0.39%(前日比)・5,893(終値)
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エヌビディア:決算が近づいてきていることもあり、売りが優勢になっています。また、エヌビディア社はアルファベットのグーグルと提携し、量子コンピュータの実現を目指していることをはっっ票しました。
テスラ:トランプ政権下での自動運転車規制の緩和を目指す方針が報じられたことで、株価が大きく上昇しました。
--為替(ドル円)--
日銀の植田総裁が追加利上げのタイミングについて、慎重な姿勢を見せていることもあり、一時的に円安になりました。ですが、米国債利回りが上昇し、ドル安になったため現在では154円台を推移しています。
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--コモディティ--
・金(ゴールド):金価格はここしばらく下落が続いておりましたが、ドルが売られたこともあり上昇しました。
ゴールドマンサックスのアナリストは2025年の商品トップ取引に金を上げており、2025年末までに3000ドルに到達する予想をしています。
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・原油:石油市場は供給過剰の兆候を示しています。国際エネルギー機関(IEA)が1日当たり100万バレル以上の余剰を警告している。OPECとその同盟国が生産に復帰すれば、在庫はさらに膨らむ可能性があります。昨夜はドル安などの影響で大幅な上昇をして価格が安定しております。
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・ビットコイン:トランプ氏の下、デジタル資産業の支持が深まっていることから、ビットコインは現在高水準をキープしております。
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--日本製鉄--
日本製鉄はUSスチールを141億ドルでの買収を進めています。その中で、以下の約束を提示しています。
海外で生産された鋼板をアメリカに輸入しない
USスチールの降板生産能力を低下させない
日本製鉄がUSスチールを買収するにあたり、人員削減を行わない
全米のUSスチール施設のアップグレードに約27億ドルを投資する計画もしています。
USスチールのマッコール社長と組合幹部は買収に反対しており、一般組合員は雇用の安定のため買収を支持しているそうです。
また、米国商務省は日本製鉄が買収の一環として、他国からの製鉄所から米市場に鋼板を輸入しないと確約してから、関税を引き上げた。
日本製鉄は、「輸入品が米国内産業に与える影響を評価・是正する上で、日鉄は常に米国の法制度を尊重してきた」・「当社は米国の貿易救済法を完全に順守する慣行を続ける」と表明しました。