
大人になるとあっという間に時間がすぎるのはなぁーぜなあーぜ?~医学的に解明~
今年も残るところ数日となりました。
1年早かったな~とこの時期になると思う人多いのではないでしょうか。
子どもの時は1日1日が長く感じていたのに、大人にとってからの1日、1年はあっという間ですね。
子どものころは15分の休み時間でも長いと感じて全力で外に出て遊んでいたのを思い出します。
大人になってからの15分。。。。ぼーっとしていたらすぐ経ちますよね。
今回はその理由について、医師目線で解説します。
「時間の心理的な長さは年齢に反比例する」
時の流れについては、心理学者であるジャネの「ジャネの法則」というものがあります。
つまり、
5歳の1年間は5分の1に感じられ、
50歳の1年間は50分の1に感じられるので
同じ時間でも50歳は5歳の子供よりも10倍!!短く感じていることになります。
言われてみればそのくらい差があるかも・・・・・
動作の速さの違いが時間の感覚に影響する!?
動く動作が早いものほど時間の流れが遅く感じ、
速度がゆっくりなものほど時間の流れがゆっくり感じる
脳の感じ方にはこのような差があります。
私たちの意識というものが時間の概念に影響しているのです。
すなわち体験するイベントが多いほど体感の時間が長く感じるのです。
子どものころは色んなことが初めてでイベントとして感じることが多かったのに、大人になるとルーチン化していることが増えたり、刺激が自然と少なくなりますね。
他には
緊張や恐怖、集中力にも左右されます。
事故の瞬間がスローモーションに見えた、なんて話は度々聞きますよね。
私も子供のころにのったバナナボートから海に投げ出される瞬間はスローモーションに見えた記憶があります。
また、広くて明るい空間にいたり、体温が高いと時間が長く感じられるといわれています。
熱を出して寝込んでいる時、暇だからというだけではなく、脳の時間の感じ方が変わっていたんですね。
やらなきゃいけないことは午前に、楽しみは午後に
午前中は体温が低い→早く感じる
ので気がすすまない、やらなきゃいけないことを!
午後は体温が高い→遅く感じる
ので自分の楽しみを!
行うと1日の充実感が違うようです。
なんとなく時間を過ごしてしまうよりも自分から刺激を求めて行動することが人生の豊かさにつながっているのかな、なんて思いました。
新しい場所に行ってみる、特別感を日常に持たせる、普段しないことをやってみる。
来年の目標にしてみようかな、と思って今年の最後の記事にしたいと思います。
みなさん良いお年をお迎えください。