『うまくいったやり方から捨てなさい』
先日、ぼる塾の田辺さんが、
シャトレーゼ(ヤツドキ)の
新しいケーキを企画する番組を見ました。
この時初めて、田辺さんが
スイーツマニアだということを知りました。
スイーツのことに精通していて、
スイーツへの愛の深さはかなりのもの。
正に『スイーツ界のインフルエンサー』
普段は無口な田辺さんが、
スイーツのことを語り出すと止まりません。
的確で深いコメントにしびれました。
田辺さん、かっこいい!
そんな田辺さんが
新しいケーキを考案する上で、
どうしてもこだわりたかったテーマが
『乙女』でした。
そのために
『バラ』と『ワイン』を取り入れたい。
スポンジ部分は、香港で流行っている
『香港カステラ』を使用したい。
自分が求めるもの、と、
世間が求めているもの、
その両方を兼ね備えた
ワクワクするイメージが、
次々に湧いてくる田辺さん。
『rocy heart』と言うネーミングも
田辺さんが考えました。
田辺さんが考案したケーキは、
採用率10パーセントという厳しい審査会で、
即採用となりました。
ケーキを見て、
審査員は、口を揃えて、
「こういうケーキは初めて見ました!」
と感嘆の声を上げました。
その後の味の審査も、
たった一口で決まりました。
「私たちでは考えつかないアイデアで
とても勉強になりました」
企画担当の方のコメントが印象的でした。
新商品を考える時、
どうしても
過去の上手くいったパターンから
抜け出せないのだとか。
新しいステージへ上がるとき、
これまでのやり方を捨てる。
ふと、一冊の本を思い出しました。
椎原崇さんの
『うまくいったやりかたから捨てなさい』
次のステージへ進む時、
これまでうまくいっていたやり方を
全て捨てること。
うまく言っている人、
それは軽々と楽しそうに捨てられる人。
と著者は言います。
シャトレーゼは、
このコロナ禍の中にいて、
売り上げが右肩上がりなのだそう。
成長し続ける鍵は
これまでの当たり前を捨てる
というところにあるのでは
とふと思いました。
今回、田辺さんを起用したことも、
社外のしかも
素人の意見を取り入れるという
言ってみれば、
これまでの当たり前を変える試みでした。
それが、結果として、
シャトレーゼという会社を
新しいステージへ連れて行った…
私の当たり前はなんだろう。
さぁ、何を捨てていこうか。