子育ての夫婦分担割合について妻と話して腹落ちしたこと。
水には入らないを(まだ)信じてない
特に予定のない日曜日、何をしよっか?と朝から男児四人と相談。ここ最近は昭和記念公園を頻繁に使っていたので、たまには違うことをと。
毎年、何となくふらっと江の島行くんですけど、そういえば今年は行ってないねということで、「じゃあ、行くか」となりました。
もちろん、11月ですから海水浴はしませんし、そのように子どもたちに伝えたところ、それなりに納得したようでした。ただ、ファンタジスタ次男(7)の素直な表情が印象的だったので、念のため四人の着替えフルセットとバスタオルを準備して車に。
持って行ってよかった!海入らない話が、足だけになり、ズボンが濡れなければいいよね?となり。
ちょっと濡れたから少しはいいよねを経由して、全部濡れちゃったからもう仕方がないよねで着地。予想外に長男(9)もがっつり濡れて、双子(5)もダイブ。気温が高めでよかった・・・
見える育児と見えない育児と
育児・子育てや家事・炊事は夫婦でやるもので、子どもが大きくなってくると戦力化します。男女での割合分担の差異がまだ結構あるデータを目にすると、女性がかなりやっているその時間、男性はどうしているんだろうと思います。
共働き夫婦であれば家庭のために使える持ち時間はほとんど同じだろうし、ひとりが何かしているとき、もうひとりは何もしない時間をそこで過ごすのでしょうか。
あるとき、僕は妻に聞きました。ウチの分担割合ってどれくらいだろうね。そうすると5:5くらいじゃないという予想外の回答でした。僕は6:4で妻の方に負担かけていると思っていたので。
そもそも育児・家事には何が入るのか、という話になりました。夫婦が考える家事・育児の定義が違うと、そもそもどちらがどれだけやっているかという話は個人のイメージになってしまうからです。
すると、妻は「見える育児・家事」と「見えな育児・家事」という話をしてくれました。僕にわかりやすいように、見える育児・家事とは基本的な日常ルーティーンに数えられるもの。
例えば、子どもの送り迎えや食事作り、お風呂や寝かせつけ、掃除や洗濯です。これだけなら7:3で僕がやっているのではないか、ということ。
一方、見えない育児・家事は、時々発生するものや、突発的に発生するものを指します。例えば、子どもたちの予防注射について、何をいつ打つのか、どのタイミングにするのかは妻が管理してくれています。
病院を予約して、注射に連れていくことは見えやすいですが、その裏側でスケジュールをチェックしたり、注射のために習い事をズラしたりするのは見えづらいです。
保育園や学童の継続に必要な資料提出なども、定期的に発生はしますが、見えづらい(忘れやすい)ものです。書類が来て、会社から印鑑もらってくるといのは見えますが、あの膨大な手書き資料を書くというのは(四人もいると)結構しんどく、一方で見えづらいです。
洗濯機を回して、乾かして、たたんでおくべき場所へ。家族が6人いると結構な量になりますが、非常に見えやすい家事です。一方、洗濯機をきれいにしたり、小さなごみを取ったりするのは見えづらい。
こういう見えづらい部分について、僕はほとんどやれていません。結果としては、僕と妻の分担割合が4:6というのは妥当な線だったかもしれませんが、3:7な気もしてきました。
見えるものも、見えないものもどちらも大事で、なくてはならないものです。ただ、そもそも育児や家事の話をするとき、どこからどこまでをその範囲として考えているか、というところまでイメージ合わせておくと、いろいろ楽です。
頼むとき、頼まれるときも、どこからどこまで、何から何までを頼んでいるのか。また、頼まれているのかがわかれば、その日の夜にすれ違いが起こることも少ないです。
ということで、夫婦のコミュニケーションはとても重要だけれど、案外忘れやすいものでもあります。海から帰ってきて、僕は子どもたちをお風呂に入れて、スーパーに行って、夜ご飯作りました。
その間、妻は子どもたちの草履や洋服についた砂を落としてくれていて、なるほど、これが見える・見えないところだよな、と砂のことなんか完全に忘れていたことを思い出しました。
ちなみに、見えない育児・家事は、見えない以上なかなか気が付きずらいので意識して見るか、直接パートナーの聞くのが手っ取り早いです。
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妻と一緒に本を出しました。
本書を作成するにあたってたくさんの方にご支援いただきました。