自由作文の伝え先が「お母さん」や「先生」だったことを不憫に感じたのか、次男が付け足してくれた「おとうさん」という文字。
かわいそうだからパパ書いてあげた(笑)
と次男(7)が持ってきた紙を、何のことだろうと思ってみてみました。なるほど、なかなか面白い視点を持っているなぁと。
小学一年生男子ってどれくらい「文字」を書くことに積極的なんでしょうか。ウチは全体的に(双子は5歳でまだ書けないですが)嫌いな印象です。
読書は長男(9)はモンスター級(n=1, 僕)ですが、次男もよく図書館で本借りて読んでます。
それでも字を書くということが好きなようには見えません。気分が乗らないときの文字は僕も、本人も解読不能なレベルです。
この日も、面倒だから「やりたくない!」みたいな訴えが来るのかなと思ったら、そうではないと。
自由作文で、「すきなこと、いやなこと、お母さんや先生に言いたいこと、テーマはなんでもオーケー。自由にかいてみよう。」というところを読んで、気が付いたんでしょうね。
パパ(おとうさん)がいない!と。そして不憫に思ったのか、「おとうさん」と付け足してくれました。
さらっと読めば、特になんということのない設問ですが、お母さんはいるのに、お父さんはいないというところに目を奪われたようです。
僕は、ちょっとだけ考えて「おー、ありがとー」と伝えましたが、こういう視点を持っていることに驚きました。もちろん、目の前に僕がいたというのも大きいかもしれませんし、ファンタジスタ特有の行動として「パパいないw」だから「パパを笑わせよう」くらいの気持ちだったんじゃないかとも思います。
ここでちょっとだけ、この設問のどこに疑問を感じて、おとうさん(僕)を付け足そうと思ったのか聞こうかと迷いました。
結果としては、御礼を伝えるに留めたわけですが、全国のお父さん、お母さんは、こういうとき7歳の子どもにどこまで話をしようと思うものでしょうか。
理由はともあれ、自然とそこに目がいったというだけでもいいんじゃないかと僕は思いました。
ちなみに、自由作文で何を書いたかと言えば、「お父さんがないのはかわいそうだから、書いてあげました」という、そのままでした。この日の文字は判別可能で、丁寧に書いていたように思います。
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妻と一緒に本を出しました。
本書を作成するにあたってたくさんの方にご支援いただきました。