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東京都が認定する「ソーシャルファーム」にお声掛けして合同企業説明会をオンラインでやります
ソーシャルファームって何?
東京都が認定するソーシャルファームは、「一般的な企業と同様に自律的な経営を行いながら、就労に困難を抱える方が、必要なサポートを受け、他の従業員とともに働いている社会的企業のことです(東京都サイトより)」
現在、認証されている企業は58社で、予備認証企業が27社となっています。ソーシャルファームは1970年代にイタリアで誕生して、ドイツ、イギリス、フランスなどに広がっているようですね。ヨーロッパ全体で約10,000社、韓国でも約3,000社が存在するということです。
東京都は、ソーシャルファーム事業を行うにあたって「都民の就労の支援に係る施策の推進とソーシャルファームの創設の促進に関する条例」(令和元年東京都条例第91号)を作っています。
認証基準というものがあり、それに適合している事業所を東京都が認証しています。
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この取り組みが始まった際に、実際にどのような事業者が認証されているのか。どんな「就労に困難を抱える方」が対象となっているのかわかりませんでした。当然、事業所ごとに採用したい求職者も異なります。
毎年、認証および予備認証企業が増えるので、それだけ育て上げネットを利用する若者にとって選択肢が増える可能性があると、各事業所に連絡をして、面会していただける事業所に伺っています。
規模も成り立ち過程も、想定される受益者もバリエーションがあります。スタートアップから、大企業の特例子会社、地域に密着した事業を行う事業所など多様です。
最初は限られた日数、時間数から働き始めたり、業務内容をゆっくりできるところから提示していただいたり、かなり若者たちの希望に配慮したところからスタートできるのがよいところです。
一方、素晴らしい職場であっても、採用数がいきなり拡大するわけではないため、若者の希望があっても、ソーシャルファームとしての採用枠が常にあるわけではないというのが悩みです。
育て上げネットの利用者で関心があれば、ソーシャルファームとおつなぎして、職場見学などをさせていただいています。若者がここで働いてみたいと思い、実際に採用された例も結構あります。一事業所で複数名同時ということも何社かありました。
オンラインで合同企業説明会やります
そうはいっても、これだけの数のソーシャルファームを調べるのは大変です。僕らも一社一社足を運ぶにしても、そこは人力なので、若者自身がそれらをやるのは簡単ではないと思います。
また、支援施設の支援者も、企業開拓を担当していない限りは、実際に現地を見学し、代表者や担当者とコミュニケーションを取る時間も限られていると思います。
東京都の事業なので、関心があっても、遠方にお住まいであればなおさら事業所を回るのは難しいひとも多いでしょう。
そこで、今回は育て上げネットでオンラインで視聴できるソーシャルファーム8社が登壇する合同企業説明会を開催することになりました。対象は関心のある若者ですが、支援機関のスタッフ、企業のご担当者、学校の先生、自治体職員の方々などもご視聴可能です。
以下にチラシデータをつけておきます。各社のこと、および、参加申し込みは記載のQRコードから確認、お申込みください。
2025年3月13日(木)、3月14日(金)二日間で8社登壇です!お問合せは、こちらからどうぞ!
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