【双子生活】お父さん、そこは羽村市動物公園一択です。男児四人を放牧できる多摩の楽園。
12月30日、突然訪れたワンオペ育児。妻に時間を作るため、男児四人をどこかに連れ出すことに。いくつかの公園というカードは切った。
男児四人を車に乗せ、なんとなく走り出した車の運転席で僕はちょっと焦っていた。さて、どこに行こうか。
空いていそうなところはどこも高いか混雑か。渋滞にはまるのも嫌なのであまり遠くに行くこともはばかられる。
長男(7)は愛読書『ドラえもん』を読みながら、どこにいくの?と聞いてくる。ファンタジスタ次男(5)は、おしりとうんちを連呼する。双子(3)は、何やら二人で話をしているが、僕に「双語」が理解できない。
年末に開いていて(臨時開園していた)、比較的近場でお金もかからず、それぞれのエンジョイ価値観を持つ男児四人を満足させられるところ・・・
そこでふと前日のことを思い出す。
2,3時間、子どもたちを連れ出そうと乗った多摩都市モノレール。特に目的はなかったが、終点に行くというゴールを掲げて向かった多摩センター。その途中で子どもたちがモノレールから身を乗り出してみていた多摩動物公園。
「そうだ、羽村市動物公園に行こう!」
会心の一撃だった。双子は「動物園!」とはしゃぎ、次男はおしりとうんちを高らかにうたい、長男は「えー、でもそこはサッカーもフリスビーもできるからまぁいいか」。
満場一致。
子どもたちが成長するにつれて満場一致はなかなか出ない。上に合わせれば下が遊びづらく、下に合わせれば上がつまらなさをかもしだす。ファンタジスタだけはどちらもいける。
羽村市動物公園は、市営の動物園ということで入場料が抜群に安い。5人合わせて400円!!
駐車場から歩いて入り口に行くと、リニューアルしている。なんとなく雰囲気が違うような気がしたところ、やはり、新しくしていたようだ。サプライズ。
羽村動物公園にはいくつかのポイントがある。
①スタンプラリー
園内3箇所で押せるスタンプラリーが常時行われている。子どもたちにとって、これだけであがる。
②案外メジャーどころがいる
小さな動物園ながらも、子どもたちがよく知る動物が結構いるため、2歳児、3歳児でも楽しめる。
③細やかなイベントがある
キリンに餌があげられたり、小動物と触れ合えたり。ビッグなイベントだと、並んだりもなかなかできず(誰かがトイレ行きたいとか)、かなり先の時間まで予約できないなどあるが、細やかなので自然とイベントに参加できる。
④子どもを放牧できるスペースがある
ボールを蹴ったり、キャッチボールやフリスビーができる空間が準備されている。近くには魔女がおり、SLにも乗れる。動物や恐竜も設置してあり、小さな売店や有料遊具も。
⑤そこそこの間隔でトイレがある
これが大きい。男児四人、誰がトイレに行くかわからない。双子はおむつを外れるかどうかの瀬戸際で、できればトイレといったらトイレを成功させたい。トイレが少ないとおむつにしたくなるが、ここは大丈夫。
ぶらぶら動物を見ながら、時折スタンプラリーやイベント、最後は広場で放牧。2,3時間を費やし、満足度は高く、これで400円。
決して大きくない動物園で、大混雑することもないため、男児四人がバラバラの方向に走っても、少しステップバックすれば全員を視野に収めることもできる。
唯一の難所は「魔女」だ。小さい子はここで泣く。少し大きくなると避ける。もう少し大きくなると、小さい子に「もうすぐ魔女だよ~」と脅す。坂道を下った右手、もうすぐ広場に到着する難所。トイレに向かう少し手前。鬼門難問も準備されている羽村市動物公園にようこそ!
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