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【双子生活】男児「5」人と5台のミニ四駆、そして僕。

写真の時代は過ぎ去り、双子も三歳。身長も体重も誤差くらいの同じ顔が、所狭しと家の中を暴れまわっている工藤家です。病気もほとんどしなくなった代わりに、怪我の量は増える一方です。

さて、先日、ちょっと妻の体調がよくなかったので、ひとりで男児四人を公園に連れていきました。長男(7)と双子が一緒に遊ぶことはまだ難しく(長男が遊んであげることはできます)、真面目くん長男は本当に献身的に双子をケアし、やられています。

気遣いのかかわりに対して、フルパワーのパンチとか、キックとか、夏祭りで仕入れた武器で両サイドからやられるので、あれは「苦行」といっても過言ではありません。

必然的に、ファンタジスタ次男(5)がどちらにつくかで遊びが変わります。だからみんな必死で次男を誘うわけですが、そこはファンタジスタ、斜め30度くらいの意思決定をします。

そこで、比較的広い公園で放牧させようと決断。かなり広いので、男児四人を個々に見るのは不可能であっても、距離を取れば全員視界に捉えられる敷地で、かつ、車や自転車が来ないところ。だいぶ限られてますけど。

そこで今回ご用意したのが、長男次男の鉄板「ミニ四駆」。最近は、スピードがあまりあがらないミニ四駆を「双子にあげる!」という名目で、新しいものを買ってもらうテクニックを駆使し、僕のと合わせて5台をバッグに詰め込みます。

ちょっ、ちょっと俺のファイアードラゴンだけは別にしていただきたいのだけれど・・・というささやかな希望もむなしく、ひどい扱いでバッグに入れられてしまいました。

そして到着。

長男と次男は早速、ミニ四駆に電池を入れ、走らせる準備。三男は滑り台へ、四男はブランコへ。もう、この時点で「やばい」としか思いません。

しかし、長男と次男がそれぞれ三男、四男のもとに駆けていき、ミニ四駆を手渡すと、工藤家男児四人がチームになりました。不思議。

そして、それぞれの手からミニ四駆が放たれると・・・

ファンタジスタ次男のマシンがいきなりぶつかり、破損。タイヤがもげる。そのためその場を踊るように回り続けるミニ四駆を見て、げらげら笑っている姿は、「いや、もしこれひとが乗っていたとしたら早く助けてあげるシーンじゃない?」と言わざるを得ません。

はっと気が付いた次男はミニ四駆を僕に手渡し「直して!」と言って、どこか彼方に。彼は「ただ走る、走り続ける」ができるファンタジスタ。

「あーあ」とか思っていると、三男から「ぱーぱー」との声。今度は何かと思ったら、まっすぐに走り続けるミニ四駆に追いつけず、追いかけるのをやめ、「取ってこい」の表情。ミニ四駆は走り続け・・・。

このままだとどっかいっちゃうので、結構な全速力でミニ四駆を追いかけゲット。もちろん、四男はまったく逆方向に走るミニ欲んを呆然と見送りながら、「パパ、あっちも!」と。

これ、部活のシャトルランなの。あれなの。とか思いながら仕方なくダッシュ。もう疲れる。たぶん、スタートから5分も経ってない。

長男だけですよ、ミニ四駆に追いつける脚力、自分で頑張ってメンテナンスできる手先を持っているのは。

ほら、あれ、なんかミニ四駆が結構なスピードで走っている。よーく見ると、僕のファイアードラゴン。そりゃ早いですよ。モーターも違うし。そして笑顔で遊ぶ長男には悪いけれど、「それ、コース用・・・」ということで、砂利まみれになりながら、グリースに砂が付着、ギアにも絡まり、動かなく僕のファイアードラゴン・・・

でも、そんなもんはもう慣れっこなので、放っておきます。彼はやれる男ですから。

次男は何とか修理しようと座り込みながら何かがんばっており、長男も自分のマシンも動かそうと二人で何やらカチャカチャと。これで双子だけに集中できると思った僕。

これまではちょっとでも目を離すのが怖かったけれど、そこは三歳となったので、多少は楽になりました。ほら、三男と四男はともに遠方のヤジロベー型シーソに向かっている。安定した走り。彼らも長男と次男に同じく、クラスで一番走るのが速いらしいです。双子がともに、自分が一番速いといってます。

長男と次男はしばらく放っておいて大丈夫そうなので、シーソーに僕も向かいます。ひとりが乗ると、逆側があがってしまって乗れないので、乗れない方を乗せてあげます。

すっごく楽しそうな感じで手を離すと・・・

同じ体重過ぎて、シーソーが均衡を保ちました。何かがおかしいと思った双子は、何とかシーソ―、いわゆる「ぎったんばっこん」を成立させようともがくものの、過度に安定したシーソーは微動だにせず、当惑した顔。足が届かないので勢いもつけられず。

ちょっと面白いので少しばかり放置していたら、「動かして!(怒)」とおしかりを受けたので、ささやかながらお手伝いを。

30mくらい離れたところにいる長男と次男もたまに見ないと怖いので見てみると、あれ、ひとり増えてる・・・

話を聞くと、長男のひとつ上、近所の小学校に通う二年生のナイスガイ(たぶん)。暇だからひとりでサッカーボールを持って公園に来たという。なかなかいいやつで、リーダーとなって長男と次男、そしてシーソーから帰ってきた双子の男児四人を巻き込もうとしてくれます。

しばらくミニ四駆を男児五人でカチャカチャやるも、まだ自分で何もできない双子に手を焼き、そんな手を焼いているところを無視して自分たちで遊び始める長男次男に怒り心頭。「ねー、君たちの弟でしょ!」と、ごもっともな。

それでも一生懸命に、三男を抱き上げて遊んでくれると、四男にせがまれ抱き上げる。すると満足した四男の次に並ぶ三男。三男が満足している間に、満足感が消失し、渇望感でいっぱいになる四男、以下ループ。

そこに登場するファンタジスタ。「俺も~」と言って、少し嫌気がさし気味のナイスガイをからかう。その姿を見て、長男が助け舟を出す。双子にミニ四駆を渡し、次男に「かけっこしよう!」と声をかける。一件落着。

なんか気が付くと、ナイスガイと長男のツートップとなり、ツインリーダーが誕生。良い光景だ。

そして、五人はそれぞれミニ四駆を持つ(長男、それは俺のだけどね・・・)。そしてレース開始。よーいドン!

土でまっすぐ走ることのないミニ四駆たちは、四方八方に散らばり、それを追いかけ子どもたちもあちらこちらに。ナイスガイも長男も次男もなんとかなるだろうと腹をくくり、あっちとこっちにいった双子と、それぞれのミニ四駆を追いかけ、二人と二台を確保したところで、ファンタジスタのマシンが壁にあたって破損(修復不可能、バンパーがやられて、まさかのタイヤがどっかへ・・・あとで見つける)。

そんなこんなで二時間は頑張ろうと思ったところ、いまだスタートから30分くらいしか経過しておらず、この後、まだまだ続く男児四人+一名の公園劇場は「もう、帰ろうよ・・・」という僕の泣きの一言が出るまで続きましたとさ。

現場からは以上です。

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