【研究報告書】LinkedInとコミュニティ活動に本気で取り組んだら働き方は変わるのか
どうもKudoです。
今回は働き方実験の最終報告書ということで、わたしの働き方実験
「LinkedInとコミュニティ活動に本気で取り組んだら働き方は変わるのか」
の実験結果を報告します。
新しい働き方LABの研究院制度4期生として、LinkedInとコミュニティ活動を通じた働き方の可能性を探る実験に取り組んできました。
ポッドキャスト配信やバーチャルフォトグラファーとしての活動を経て、今回は人との繋がりを軸にした新しい働き方の実現に挑戦しました。
その6ヶ月間の活動内容と成果をご報告します。
実験内容の詳細や中間報告についてはこちらのnoteをご覧ください。
◆実験の目的と背景
これまでは求人サイトやクラウドソーシングサービスを中心に仕事を探してきましたが、より可能性のある働き方を見つけたいと考えました。
そこで注目したのが、世界で10億人を超えるユーザーを持つビジネス特化型SNSのLinkedInと、DiscordやSlackを活用したコミュニティ活動です。
これらのプラットフォームを通じて、従来とは異なる働き方の可能性を探ることにしました。
◆検証したこと
本実験では、以下の3点について重点的に検証を行いました。
LinkedInでたくさんの人と繋がるにはどうしたらいいのか。投稿の頻度や内容、反応の得られ方などについて検証を行いました。
コミュニティの中でどのように活動したら繋がりが増えるのか。あたらぼの部活動やDiscordコミュニティでの活動を通じて、効果的な交流方法を探りました。
これらの活動が実際の仕事や収益につながるのか。活動を通じて得た知識やスキル、人脈が具体的な仕事機会に結びつくかを検証しました。
◆活動の概要
LinkedInでの活動
わたしが取り組んでいるメタバース(ゲーム)開発やAIに関する話題だけでなく、日常生活でのちょっとしたことなども含めて投稿しました。
特に、UEFNを使用したゲーム開発の過程やAIを活用した画像生成の取り組みについては、具体的な経験や気づきを含めて発信していきました。
まじめな投稿だけでなく、ゲームや趣味の話題も積極的に取り入れ、Linkedinでゲームのグループを作成したりもしました。
投稿はほぼ毎日欠かさず行い、他の方の投稿へのコメントやリアクションも意識的に実施しました。
あたらぼ魔法部での活動
魔法部の文化祭において、バーチャルレゴの制作に挑戦しました。
これまで触ったことのない「LEGO Studio 2.0」というソフトを使用して、作品を完成させました。
あたらぼメタバースビジネス研究会での活動
UEFNを活用したメタバース開発について、技術面での学習に取り組みました。
部員同士での知見の共有を通じて、開発のやりかたや最新のトレンドについて理解を深めました。
また、発表の場を設けていただき、わたしが受注したUEFN開発案件の経験をもとに意見交換も行いました。
あたらぼAI部での活動
最新のAI技術やその実践的な活用方法について、メンバーとともに学習を進めました。
特に画像生成AIの活用については、わたしの経験をもとに具体的な使用方法などを共有しました。
また、部内での発表を通じて、AIツールのさまざまな活用の可能性についても議論を深めました。
Discordコミュニティでの活動
UEFNのゲーム開発コミュニティに参加し、技術力の向上と実践的なスキル獲得に努めました。
コミュニティ内でのやりとりに積極的に参加し、他の参加者との交流を深めました。
さらに、コミュニティ内で立ち上がったマップ制作プロジェクトにも参加しました。
エンゲージメント報酬の獲得を目指した本格的な開発に携わることで、趣味のレベルを超えた実践的な経験を積むことができました。
(こちらのプロジェクトについては、執筆時点で現在進行中です)
また、ロブロックス講師の募集にも応募し、小中学生向けにロブロックスの指導をすることになりました。
ロブロックスについては、わたし自身も現在学習中で、研修を通して頼られる講師を目指していきます。
(こちらも現在進行中です)
※ここに記載していない部活もありますが、今回のあたらぼでは、たくさんの部活に顔を出させてもらいました。ありがとうございました!
◆結果
LinkedInでの成果
実験開始時に158人だった繋がりの数は、6ヶ月間の継続的な活動を経て457人まで増加し、約3倍という大きな成長を遂げました。
同時にフォロワー数も533人まで伸び、たくさんの方とつながることができました。
特筆すべきは、繋がりを持った方々の属性です。
予想以上にCEOを中心としたビジネス層との接点が増え、質の高いネットワークが形成されていきました。
毎日の投稿を継続する中で、8月にはAIによる画像生成の投稿が予想以上の反響を得ました。
やはり、文章だけの投稿よりも写真などの画像も一緒に投稿すると、より「いいね!👍」をもらいやすくなります。
実際に話をできた人数
中間報告時点で、実際に話をできた人数は41人でしたが、最終的に64人にまで増加しました。
これはオンラインでのやりとりのみで、オフラインでのやりとりは残念ながらありませんでした。
月別に見ると、特に9月に15人という顕著な増加が見られました。
これは主にあたらぼの部活動での活発な交流が寄与しています。
8月後半の3人、10月の3人、11月前半の2人という数字は、一見すると少なく見えるかもしれません。
しかし、この後半で話した内容は、UEFN開発やメタバースなどの収益につながる重要な接点となりました。
収益面での成果
収益面では、まずUEFN開発の案件で4万円の売上を達成しました。
これは直接的にLinkedInやコミュニティ経由ではありませんでしたが、これらの活動を通じて得た知識とスキルが案件獲得に大きく貢献しています。
さらに現在、Discordコミュニティを通じて、新規のマップ制作プロジェクトに参加しています。
約3万円の参加費が必要だったものの、10万円以上のエンゲージメント報酬を見込んでいます。
また、Discordのコミュニティ活動がきっかけとなり、ロブロックスの講師としても活動することになりました。
このように、収益面では直接的なLinkedIn経由の案件獲得には至りませんでしたが、コミュニティ活動を通じて具体的な収益機会が生まれつつあります。
特に後半に、趣味だったゲーム開発が実際の収益に結びつく可能性が見えてきたことは、大きな成果となりました。
◆考察
効果的だった取り組み
LinkedInでの毎日投稿は、予想以上の効果をもたらしました。
特にビジネス関連だけでなく、趣味や関心事も含めた多様な投稿を行うことで、より多くの人脈形成につながりました。
また、Discordコミュニティやあたらぼの部活動では、積極的に参加し活動することで、具体的な機会創出にもつながっていきました。
予想外の発見
LinkedInでは想定以上に、向こうから接触を求めてくる方が多いことがわかりました。
わたしのような自分から声をかけられないタイプの人でも、「Yes!👍」と言える勇気があればたくさんの人と交流することが可能です。
一方で、日本国内でのLinkedInを通じた直接的な仕事獲得は想像以上に難しく、特にUEFNやロブロックス関連の仕事は、その多くが海外案件であることが判明しました。
今後の課題
オンラインでの交流は活発に行えましたが、オフラインでの出会いにまでは至りませんでした。
また、LinkedInでの繋がりを具体的な仕事機会に転換するためには、より戦略的なアプローチが必要だと感じました。
考察まとめ
6ヶ月間の働き方実験を通じて、LinkedInとコミュニティ活動は、確かにこれからの働き方に変化をもたらす可能性があることが実証されました。
特に、UEFNやロブロックスなどのゲーム開発が具体的な収益機会として形になりつつあることは、大きな成果といえます。
また、当初は想定していなかったロブロックス講師としての可能性が見えてきたことも、この実験がもたらした重要な発見でした。
様々なコミュニティでの活動を通じて、自身のスキルや経験を他者に伝える機会が増え、それが新たなキャリアの可能性として浮かび上がってきました。
全体として、この実験は「つながりを通じた新しい働き方の創出」という当初の目的に対して、具体的な成果と今後の可能性を示すことができたと考えています。
◆今後について
この実験で得られた経験と繋がりを活かし、以下の方向性で活動を展開していく予定です
メタバース開発者
UEFNやロブロックスを用いたゲーム開発を、趣味の領域から仕事としての領域へと発展させていきます。
現在進行中のマップ制作プロジェクトを成功させることはもちろん、新たな案件にも積極的に応募していく予定です。
講師
ロブロックス講師としての機会を足がかりに、UEFN講師としての活動も視野に入れていきます。
これまでの開発経験を活かしながら、知識やスキルを共有できる機会を増やしていきたいと考えています。
コミュニティ活動
LinkedInでの毎日投稿は、重要なネットワーキングツールとして継続していきます。
また、各コミュニティでの活動も、より積極的な形で続けていく予定です。
特に海外のコミュニティにも参加の範囲を広げ、グローバルな機会の創出も目指していきたいと考えています。
ポッドキャスト配信
あたらぼ1期生の時から続けているポッドキャスト活動にも、新たな展開を加えていく予定です。
今回の実験とはあまり関係なかったのでほとんど触れませんでしたが、新しい番組の立ち上げも検討しています。
まだ具体的なテーマは決まっていませんが、音声メディアならではの特性を活かした新しいコンテンツを模索していきたいと考えています。
今回の活動で得た知見や人脈を活かしながら、音声配信の分野でも新たな可能性を追求していきます。
◆最後に
今回の働き方実験を通じて、「つながり」がもたらす可能性の大きさを実感することができました。
特に、趣味だったゲームが具体的な収益機会として形になりつつあることは、この実験の大きな成果といえます。
実験期間中は、思い切って「とりあえずやってみる」という姿勢で様々なことに挑戦しました。
その結果、予想もしていなかった機会や可能性に出会うことができました。
これは、オンライン上でのつながりやコミュニティ活動が、確実に新しい可能性を開く扉となることを示しています。
まだ道半ばではありますが、この実験で得た経験とつながりを大切にしながら、今後も新しい働き方の創出に挑戦し続けていきたいと思います。
あたらぼは5期もあると思うので、一緒にまた新たな実験に挑戦していきましょう!
それでは!