現在、厚生省が発表している子供の人権には、「守り育ててもらえる」という項目がある。
多分、私の子供の頃はなかったのだろう。今みたいに、スクールカウンセラーなんて言葉すらなかったし。
だから許されるわけじゃないはずだけれど、
心身に異常を来たし始めた小学生から、それをはっきり「異常だ」と認識して「医者に行くから保険証を渡して」と母に頼んで断られ、また放置されて悪化の一途を辿った私の青春の日々は、母の中では「そういう時代だった」で終わるらしい。
なんとも悲しい限りの言葉しか出ないし、その上「私も大変だった」の重しでたたみ込まれて、こちらの発言を打ち消すかの如く、が常習の始末。
そういえば、「子供が思ったことを言える、話を聞いてもらえる」の項目もあったな。
それらが当たり前に遂行されていくことを、心から願う。
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