【九段新報総集編】これが青識亜論の詭弁・デマのすべてだ!

 どうも。人の騒動に乗じて金儲けを企むクズです。違った。新橋九段です。

 なにきっかけなのかよくわからないのですが、Twitterでは「シーライオニング」という概念がバズった結果巡り巡ってネット論客(自称他称兼ねる)の青識亜論くんがボコボコにされるという変な騒動が起こってます。ざまぁねぇぜマジで。

 シーライオニングは拙著『ネットで「議論」に勝つ方法:詭弁のカタログ』(カクヨム)でも紹介していますが、下らない質問を繰り返して相手をうんざりさせ、議論から立ち去らせることで「論破」を装う手法のことです。これを紹介した漫画のモデルにアシカが選ばれたことからの命名ですが、アシカ超迷惑ですね。アニマルライツに反しますし、政治的に正しくありません。

 私には何かが注目されると前々から目をつけていたことをアピールしたくなる悪癖があるのですが、青識亜論も例に漏れず私の監視対象に入っていました。私は犯罪学を題材にした『九段新報』というブログを運営しているのですが、青識亜論をはじめとするいわゆる「表現の自由戦士」は、表現と犯罪の関連についてデマを常習的に吹聴しているので無視できず、繰り返しそのデマを批判しているうちに記事数がえらいことになったというのが実情です。

 せっかく記事が溜まっているので、今回は総集編ということで彼の悪行を振り返っていきましょう。ブログを検索すればタダで読める内容ですが、なにぶん大量にあるうえ私の個人アカウントが凍結されたせいで経緯が分かりにくいところもあるので、まとめなおします。200円はまとめ賃だと思ってください。

 あと記事の最後に、青識の最新作『正しい「シーライオニング」のススメ』を無情にもボコボコにする書下ろしオマケをつけておくので、それ目当てに買ってくれてもいいですよ。

青識亜論初登場!:レイプ表現はダメなのに殺人表現はいいんですかぁ?

 確認する限り、彼が九段新報に初めて登場したのは2017年の記事『なぜ性差別表現が、他の反社会的行為の表現よりも批判されやすいのか』からです。この記事はジャンプに連載されている(いた?)『ゆらぎ荘の幽奈さん』という作品を巡る騒動です。

 この作品は何度が批判されるタイミングがありましたが、ここでは表紙の表現が少年誌としてどうなの?という議論でした。

 ここで登場する彼の主張は、ツイート古く彼がIDを変えたせいもあってが途切れてしまっているのですが要約すると『意に反して女性の服を脱がせる表現が批判されるのに、殺人表現が批判されないのはなぜだ』というものです。はい、馬鹿ですね。これは質的に違うものを並列する詭弁です。

 このような主張は残念ながら表現の自由戦士たちのドグマになっており、未だに見ることができます。中にはプロの推理作家が大真面目にツイートしているときもあります。

 なぜ性暴力表現は特に批判されるのか。この答えは単純で、性暴力表現と殺人表現は、それを取り巻く社会環境が違うから批判のされ具合が違うというだけです。

 残念ながら、性暴力は「いけないこと」だという社会的合意が薄い行為です。だからこそかつては「痴漢のやり方」なんてのが雑誌で特集されたり、今でも性暴力被害者をバッシングする向きがあります。しかし、殺人はそうではありません。殺人事件の被害者や遺族は滅多にバッシングされません。少なくとも性暴力よりは。

 「いけないこと」だという社会的合意が薄いものを面白おかしく書く行為は、被害にあう可能性の高い人々にとって洒落にならないものです。自分が被害にあったとき、その被害を面白おかしく消費され、被害を受けたことをバッシングされかねないからです。だからこそ、そのような表現が無遠慮にばら撒かれれば強く批判されます。逆に、「いけないこと」だという社会的合意が強ければ、そのような恐れが少ないので大っぴらにしても問題は小さく、批判の必要性は薄くなるというわけです。

 この辺の話は『性暴力表現を公から追放する論理』でも詳しく書いたところなので、興味ある方は読んでみてください。

こいつ自分の出したエビデンス読んでねぇ!

 続いての登場は2018年『議論によって浮き彫りになった「表現の自由戦士」の不誠実』です。ここから一連の話は私が特に力を入れてぶっ潰した「ゲームやポルノに悪影響がないエビデンス」たちの話になります。

 さて、ここで注目すべき青識の振る舞いは主に2つです。1つは彼が著名になった手法である「シーライオニング」がすでに確認できるという点です。私はこのブログに先立つやり取りで、奴のやり口におおよその検討をつけ「無意味な質問を繰り返した回数を数える」という対応をしたのですが、その結果彼の質問回数は28回に達しています。記事の書きぶりだと実際はもっと多かったのでしょう。

 もう1つは、彼が「エビデンス」を提示するも実際にはそれを全く読んでいないことが明らかになったという点です。

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