【番外編】賽銭泥棒をゼロにするカギはこれ。窃盗率40%→1%にした方法が意外過ぎた!
前半(part.1)と後半(part.2)のおさらい
みなさんこんにちは!フルーツボーイ中村です。
窃盗率40%→1%にした方法、それは性弱説に基づいて、消費者の頭の中に天使を登場させる仕組みをつくるということでした(天使、とは天使と悪魔のささやきの「天使」を指します)
まだ見ていない方は、以下にそれぞれの記事を載せてますので、まずはそちらを読んでから、こちらに戻ってきていただけると嬉しいです☺↓
今回は、ありがたいことに、これまでの記事を見た方から、「もうちょっと詳しく知りたい!」という声をいただいたので、番外編ということでお話をしていきます。
本編では紹介しきれなかった、チャレンジ施策をドドッと紹介していきますが、それと同時に、私たちが期待する無人販売所の理想の姿を語っていくことになります。私たちが目指しているアツアツのビジョンの話にもなりますので、どうぞ最後まで読み進めていってください^^
それでは始めます!
「売上を伸ばす」ためには「有人感」が必要
まず初めに
これまで本編では、無人販売所を語るうえで
「窃盗」をいかに減らすことができるか。
ここに注力してきました。実際のところ、私たちは「窃盗率改善」に2年費やし、ある程度の実績(窃盗率40%→1%)を作ることができました。しかし、盗まれることが減ったとしても、商品が売れなければ、やっている意味がありません。
やはり次のステップとしては、売上をいかにして上げていくかということに重きを置かねばなりません。飲食店やアパレル店と同じように、私たちも店舗ビジネスとして利益を上げるということです。
そして、現在、中間報告として、皆さんにお話しできる売上アップ施策は
ずばり!
「有人感」をいかにして出していくか
これにつきます。
これは少しの手ごたえを感じておりますので、お話ししていこうと思います。
そもそも「有人感」という言葉が在するのか分かりませんが、
(勝手につけましたので笑)
「無人」の反対なので、字から想像できるかもしれません。
人が居そう、人っぽい、人間味がある、みたいな意味で統一できれば大丈夫です。
ん??
無人販売なのに?
と思うかもしれませんが、
そうです。
むしろ無人販売だからこそです。
外からみると、もちろん「無人販売」ですが
そこに訪れると、なんだか人間的な温かさに触れる、ことができる
といったニュアンスです。
恐らく、みなさんはこれまでに、家族や友人など大切な人に対してきっと1度は感じたことがあるでしょう
安心できる、居心地が良い、そしてその結果、喜ばせたい、応援したくなる
とかそういう感覚です。
ここが売上をあげる大きなポイントなのではないかと思っております。
そして、ぶっちゃけた話をすると、窃盗率が高かったとしても、爆発的な売り上げを記録することができれば、窃盗に関しては目をつむることができると思っています。盗る人は盗りますからね。
窃盗率改善のためにあれやこれやと時間を割く必要がなくなるということです。(結構骨が折れるんです、、)
例えばサッカーの試合で毎試合4点取られても、5点取れば試合には勝つことができるわけです。
利益を上げるとはプラス(黒字)にするということです。
私たちの場合は5点と言わず、10点、20点と点をたくさん取って、失点したことには目がいかないようにする!理想はそれくらいまで圧倒的な売り上げを作ることです
さて、それでは実際に有人感を意識した施策で、売り上げにつながった事例を紹介していきます。
①お客様への感謝状
まずはこちら
これは本編のpart.2でも紹介しているのですが、皆さんも馴染みがあるかもしれません、コンビニのトイレのあのPOP
「いつもキレイにお使いいただきありがとうございます」
の戦法を取っております。実際に嬉しかった気持ちをストレートに伝えている感謝状になります。不思議なことに、こちらを掲載した直後、購入者の数が増え、売り上げが飛躍的に上がりました。
今では古臭いかもしれませんが、感謝状を手書きにしたことで、有人感が生まれたのだと思います。
リピーターさんとは、これまで以上に距離が近くなりました(例えば、補充をしているとお客様の方から声をかけてきてくれるようになりました)。
また、これは想像ですが、これまで購入を迷っていたお客様に初めて安心感を与えることでき、一回買ってみようと、購入のきっかけを作ることができたのかもしれません。
また、無人とはいえ、そこには集金する人や果物を補充する人がいます。もしかしたら、支えている人たちのそういった画を想像してくれ、少し応援してみようかな?と思っていただいたのかもしれません。理由は分かりませんがね^^
②イベント販売
続きましてはこちら
これはもう有人感というよりは、「有人」ですね笑
いつもは無人のボックスの前で、実際に人が接客して行うイベント販売です。
この時は普段、KUDAMONO-BOXから買ったことがない人も、購入していただきました。
話を聞いてみると
「存在は知っていたけど、無人だと顔が見えないから、少し怖くて買えなかった」
と正直に伝えていただきました。
こうやって顔を見せることで安心してもらえるのだなぁと実感しました。
この写真は、鮮度維持などの観点から普段は絶対にKUDAMONO-BOXには置くことのできない珍しいイチゴです。
イベント販売だからこそ販売できるということは、私たちとしても自慢の果物をPRすることができる良い機会なので、非常に嬉しいことです。
そして、肝心の売上ですが、無人販売の1週間分くらいの売り上げを2時間ほどで達成することができました👏
接客をすることで、陳列では伝わらない、細かい商品知識や豆知識、また、販売側の熱量が伝わったことが売上アップの大きな要因なのでは?と想像します。
確かに、イベント販売は箱での購入やプレゼント用のギフトフルーツとしての購入も促すことができるので単価アップが期待できます。
③警察との連携
これは違った角度からの有人感を高める方法です。KUDAMONO-BOX自体に有人感を出すことはもちろん大切ですが、地域との協力をはかることで、この無人販売所に「人」が関わっていることをアピールします。
私はこれまでに、小金井警察署、田無警察署、池袋警察署、三鷹警察署、武蔵野警察署の方、、、(多すぎる!!笑)にお世話になってきました。
特に三鷹警察署の地域安全課の方からは、KUDAMONO-BOXの防犯にあたり、アドバイスをいただきました。
それが
パトロールです。
単純にBOXの周辺を巡回していただくだけなのですが、これが効果てきめん!
悪さをしようとする泥棒の侵入を防ぐ抑止効果はもちろん、おまわりさんが頻繁にその周辺を回っていることで、売上もアップ!
推測するに、それまでは購入に躊躇していたお客様が、お巡りさんの存在に安心して、料金箱にお金を入れるようになったのだと思います
お客様の中には、投入するお金が盗まれないだろうか、、と不安に思う人もいるようです。
ちなみに余談ですが、
私はそれまでは、料金箱にお金を入れることって、そんなに勇気のいること?って思っていました。しかし、聞いてみると、多くのお客様が不安を抱いていることが分かりました。大きな発見とともに、仕組みづくりの参考にとてもプラスになりました。
守りを固めることで「安心」という土台が出来上がり、そこに飛び込んできてくれる人たちが生まれたのです。
さらに嬉しいことは、そのお巡りさんが、パトロールしましたよー!というお手紙をポストに入れてくれることです。それが嬉しくて、私の方からも警察署に電話して、感謝を伝えると、警察のみなさんも喜んでくれて、さらにパトロールをしてくれるようになりました。
相乗効果で良くなってきたこの店舗は、今では、ご近所さんと笑顔で挨拶、通りすがりの方も購入してくれるなど、なんだかパワースポットのようにポジティブなエネルギーが集まる店舗になりました。
さて、いかがでしたでしょうか?
今回は番外編ということで、
売上を上げるための方法として有人感を出すことについて話しました。
私たちもまだまだ壁にぶつかることがありますが、これからも、有益だと思った情報はバンバン発信していきたいと思います!
是非、皆さんの周りで、無人販売所、直売所を運営しており、利益を上げる工夫や、面白い取り組みをしている方がいました教えてください☺私は同志の皆様と知恵を出し合い、より素晴らしい仕組みがこの世の中に出来上がることを望んでおります。
これからも、地域に愛される無人販売所づくりに精進していきたいと思いますので応援よろしくお願いします☺
ではまた近いうちに!
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