見出し画像

ミラクルが重なって生まれた、和歌山県由良町の「さつき八朔」

「埋もれている宝を発掘し、優秀な農家さんを全力で応援します!!」

みなさんこんにちは、フルル社長 / フルーツアドバイザーの中村です!

4月のフルルのKUDAMONOは、代表の私が愛してやまない柑橘

そう!八朔(はっさく)です

画像9

数見さんとのツーショット写真


✅脱・陰キャラ!?奇跡の品種「さつき八朔」

柑橘の中でも存在感のうすい"八朔"(漢字でこうやって書くんだw)

せとか🍊や紅マドンナ🍊がクラスの人気者、学級委員であるならば、八朔は休み時間に教室の隅っこでいつも本を読んでいるあの子ですw柑橘は日本だけでも120種類くらいあると言われているのですが、彼にスポットライトが当たったところを私は見たことがありません。

しかし今回、フルルはそんな彼を大抜擢し、4月の厳選KUDAMONOに選出させていただきました!なぜなら、今回紹介する「さつき八朔は」これまでの八朔の常識を180度覆す、奇跡の賜物だからです!雷に打たれたような衝撃が走ること間違いなし!

✅八朔はそもそも2-3月が旬

そもそも八朔は

(11月)樹上→(12月)収穫→(1月)貯蔵→(2-3月)食べる

が一般的です。

この中で最も大事な時期はいつか?それは11月までの樹上期間。樹にぶら下げている期間が長ければ長いほど、熟度が増し、甘くて濃厚な実がつきやすくなります。なので、本音を言えば、12月以降もそのままぶら下げておきたいのですが、そううまくいかないのがこの日本の気候。12月以降は急激に気温が下がり、霜がおり、柑橘にとっては生き伸びるのが難しいのです。

画像1

✅4-5月に食べられるさつき八朔の秘密

さぁ、そこでさつき八朔の秘密です。名前からお察しの通り、さつき八朔は4-5月にも食べられるんです。じゃあそれまでどうしているか。上記の説明からだと、寒さをしのぐために12月に収穫するので、それ以降の貯蔵期間を4-5月まで伸ばすのか?そう思いますよね?つまり…

(12月)収穫→(1月)貯蔵(2月)貯蔵(3月)貯蔵→(4-5月)食べる

こんな風に。

ふっふっふ。

そう思ったあなた。「さつき八朔」を見くびりすぎです。正解はこちら

(12月)樹上(1月)樹上(2月)樹上(3月)樹上→(4-5月)収穫&食べる

じゅじょーが長いーーー!!笑

これ、マジなんです。これだけ樹にぶら下げているからこそ、めっちゃ濃厚な八朔ができる。これがさつき八朔の最大の秘密です!

「え!?でも寒さで死んじゃうんじゃないの?」

そう!だから本っっ当に奇跡の賜物なんです!以下、奇跡の連続が積み重なっていますのでそれを紹介します!!noteだけど、耳をかっぽじって聞いてください!!!!(興奮気味)

フルーツボーイ中村八朔にあふれる

さつき八朔が生まれた奇跡的な④つのコト

①収穫し忘れを、たまたま食べてみたら美味しすぎた。

樹上のまま越冬する八朔は前例がないので、基本的には全部年内に収穫します。ところがある日、取り損ねた八朔が5月まで樹の上で放置されていたのです。それを試しに食べてみると、なんとびっくり😲

「めちゃくちゃうまいやないかっ!!(ペシッ)」

こんな風にして、たまたま発見されたのです。(*木成り八朔と言って2-3月までぶら下げる品種もありますが、さすがに5月まではありませんからね!)

②由良町という恵まれた立地

そうは言っても、樹上にぶら下げていたら寒さでやられるって言ってたじゃん!その通りです。「一般的な地域では」です。これができるのは由良町だからこそです。由良町は和歌山県の中でも暖かい紀中エリアにあり、しかも海沿い。つまり冬になっても、比較的寒さの影響を受けにくく、その分、長い期間、樹にぶら下げておくことが出来るのです。ちなみに全国の八朔の約8割が和歌山県産らしいのですが、和歌山の産地でも9割は年内(12月)収穫が基本だと言われています!

③みかんには適していないが、八朔には適している環境!

立地環境の奇跡をもうひとつ!普通、柑橘を作るには「日照」は非常に重要です。つまり日照時間が長い南向きの畑が柑橘づくりには適していると言われているのですが、さつき八朔の主戦場はなんと北向きの畑、日照時間が短いため、みかんを育てるのは非常に難しいのですが、長く樹上完熟させるさつき八朔にとっては最高の環境なのだそうです!

④数多の困難を乗り越え、生き残った戦士たち!

秋、冬、春とずーーっと樹に成り続けているので、そりゃ色々なカベにぶつかります。凍結、強風(春一番)、傷、落下、腐り、鳥・虫などの被害、、、スーパーマリオで言うクッパ級のボスが次々と現れてきます。しかも4-5カ月間ですからね。。マラソンですよ、マラソン。途中で何回もクッパに邪魔されたら、私は走り切る自信はありません(笑)。残念ながら、途中で力尽きた八朔もお見受けしました。。(泣)

鳥につつかれた八朔たち

       ヒヨドリが突いたあと。。

下に落ちた八朔たち

        完熟すると落下しやすくなるのです。。


✅ 和歌山県由良町の「さつき八朔」の特徴、食べごろ、保存方法

こーんな奇跡が重なり合った八朔をフルルで紹介できるなんて!(感動でフルフル) なんだか涙が出てきます。。

さて、以下は実際に食べる時の知っ得情報です!詳しく見ていきますよー!!

数見さんオンリー

【産地・生産者】…和歌山県由良町・数見隆一郎さん

【数見さんの特徴】・・・由良町の代表的な農家さん!大学を中退し農家へ転身、現在44歳。農家さんの中では若手らしいです(笑)!大学を中退して農家に。みかん、清見、セミノールなど八朔以外にもたくさんの柑橘を作っています。ここまで気前よくインタビューに答えてくれる農家さんはなかなかいない!ってくらい熱く語ってくれました!由良町への愛をひしひしと感じました!(しかも流暢語り口!口下手な農家さんのイメージが一新しましたw) 数見さんとお話しして印象に残った言葉は「その土地・環境に合ったものを作るのが大切」ということ。当たり前のようにさつき八朔を食べられているのは、これを強く実感している数見さんの存在が非常に大きいと感じます!

【他の八朔とはココが違う】
・・・上記↑に書いてあります。奇跡的な5つのコト、を復習してください!

さぁさぁ!

ここまで聞かせれて、食べたくならない人はいないはず!みなさんお待ちかねの「味」「保存方法」などを以下にご紹介しますっ!


さつき八朔


【味】・・・八朔は酸味・苦みがあるのが当たり前って思ってません?さつき八朔はなーんと!苦みをなくし、濃厚な甘みをガッツリ注入した感じです!しかも触感はプリっプリでジューシー!一般的なザクザクの触感に加え、果汁が溢れます!

【食べ頃】・・・樹上完熟しているので、届いたらすぐに召し上がって大丈夫です◎

【保存方法】・・・乾燥を防ぐため、ビニール袋にかぶせて冷暗所に置くのがオススメ

【日持ち】・・・届いてから、1週間以内に召し上がってください。

【美味しい見分け方】・・・ヘタの周りまあるい跡がついて、少しへこんでいるものが完熟の証(下の写真、分かりますかね?)

くぼみがある八朔

【おススメの食べ方】なーんと!八朔専用の剥き方があります!その名も「ゆら剥き!!」めっちゃ簡単!目からウロコ!

👇フルル専属のフルーツカッティングのプロが考案しました👇

「ゆら剥き」の動画はこちらからご視聴ください(2021.4.15公開予定)


画像10


✅ フルルについて

画像11


いかがでしたでしょうか?

今回、由良町の「さつき八朔」を取材して思ったことは、その土地から生まれたKUDAMONOは私たちにどんなメッセージを送っているのか?ということです。「美味しい」だけでとどまるのではなく、その先に関わっている多くの人、その地域が発信しているメッセージが何なのか。これを感じられること。それが「地域のもの食べる」意味なのだと強く実感しました。KUDAMONOだけに限らず、食卓に並ぶすべての素材がもっているんだろうなぁ~。今回取材を通して、由良町の地域おこし協力隊や、地元のお好み焼き屋さんにも出会えました。これもさつき八朔が繋げてくれたご縁です。ありがとうございます。
私たちは、これからもまだまだ埋もれているKUDAMONOを発掘していきます!あなたの周りにいるこだわり農家さん、世に出ていない激ウマKUDAMONOがあれば是非フルルにご紹介下さい!!

今回の記事を読んで、「食べてみたい!」と思った方は是非下記のリンクから『フルル』をチェックしてみてください!(4月便「さつき八朔」の申し込みは4/15までです!)

「美味しい国産フルーツを召し上がれ!」
↓↓ Click! ↓↓

画像12







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?