〝今〟の私にとって二次創作は果たして必要か?
こんにちは、ほうりです。
タイトル通り、〝今〟の私にとって二次創作は必要かについてここ数日考えることが増えました。
私は人間関係も仕事関係も上手くいかずに二次創作だけが自分の輝ける場所だと思い、そこにのめり込んでいました。
逆カプや地雷カプへの怒りや憎しみを創作意欲に変え、寝食や健康を削って二次創作にのめり込み、反応があれば天狗になり、逆に反応が芳しくなければ勝手に凹み。
そんな生活をつい最近まで続けていました。
ただ二次創作を始めて来年で30年経過しますが、30年も続けていれば取り巻く環境も変わってきます。
二年前から始めたマインドコーチングを地道に続けてきて、様々な興味のあることをやり始めて、自分にとって不必要なことを手放して行った結果、果たして二次創作は今の自分にとって必要かどうかを考えるようになりました。
そんなわけで本題です。
二次創作は私にとって生きる手段だった
二次創作を始めたのは中学二年の頃でした。
その頃の環境はその当時を振り返ってみても決していいとは言えませんでした。
学校生活にはなじめず友人もいない。親兄弟間の関係も悪く居場所がないと思い込んでいた。
所謂思春期あるあるですが、当時の私からすれば灰色の時代でした。
そんな閉塞した環境に風穴を開けたのが某雑誌で見かけた同人誌の通販ページでした。
当時好きだったジャンルも、数年前にヒットを飛ばしたもののこの頃にはブームも過ぎて閑古鳥が鳴いているもので、誰とも語り合えることが出来ずしんどかった私にとって同人誌、ひいては二次創作はとても魅力的なものに映ってました。
あれよあれよといううちに同人活動及び二次創作にのめりこみ、ジャンルを転々としながら少ないお小遣いをためながら通販で同人誌を片っ端から買うのが習慣として形作られていました。
相変わらず中学校生活は最悪でしたが、高校を遠くに選択したおかげで人間関係はリセットされ、それなりに青春な高校生活を送ることができました。
この時の同人活動は楽しかったですが社会人になりそこから二十年余り、絶望の時間を過ごすことになり、更に二次創作や同人活動にのめり込むことになります。
二次創作しか生き甲斐がないのが私らしい
特にひどかったのが2006年から2010年くらいの頃で、その時の私はハッキリ言って病んでいたと断言できます。
当時は個人サイト最盛期であり、サイトを通じての交流が盛んでした。
掲示板にはお互い行き来し、それぞれの感想を書きこみ合ったり企画やオフ会を行ったりなど、ジャンルは小規模ながらもそれなりに賑わっていました。
ですが栄枯盛衰という言葉があるように、一人また一人とジャンルから去っていき、推しカプ界隈には私しかいないという状況になりましたが、それでも細々と戻ってきてくれると信じて頑張って更新していました。
ですが忘れもしない2006年6月、新たに参入してきたのは私の推しカプの逆カプ推し。しかも20人にも満たないジャンルで3人も入ってきて、感じたことのない絶望と激しい怒りに苛まれました。
それ以降はまさに修羅の道と行ってもいいほどです。血眼になってその逆カプの人たちのサイトをチェックしては歯ぎしりしながら怒りに燃料を注ぎ、それを糧に更新する始末。
また少しでも味方が多い方が良いと考え、同じジャンルだけどカプや推しキャラが違う人たちのサイトに足を運び、特に心に響かなかった作品でも無理矢理感想をひねり出す日々。
私が感想を送れたのだからあなた方にだって送れるでしょ?何のために感想を送ったと思ってるのホラ送りなさいよ!!!
そんな気持ちが常にありました。
当然そのような負の感情を見透かされてか、ほとんどの人からのレスポンスは返ってこなかった上、逆カプ者たちのサイトはかつての私のようにキャッキャウフフしている。それがまた気に食わなくて常にイライラしっぱなしで監視状態に陥っていました。
当時は季節労働者だったので冬から春にかけては一時保険金で食いつないでおり、実家暮らしなので一日中パソコンに張り付いていても食いっぱぐれることはありませんでした。
しかし日がな一日血走った眼と常に何かにイライラしている上、ほとんど自室から出てこない娘を見て当然母は思うことがあったのでしょう。
半分引きこもりだった私を心配して、外の空気を吸って来たらというアドバイスも突っぱねて、とにかく怒りに任せて逆カプ者に負けたくないという気持ちの元作品を更新しまくっていました。
それでいて思うように感想が来なければまた怒りが爆発しての繰り返し。
それを馬鹿正直にCGIの日記にも書いていたので、当時の2chにも痛いサイトの管理人として晒され、「こいつやべえよ医者にかかった方が良い」とまで言われました。
2010年になって新たなジャンルにハマってそのジャンルは撤退しましたが、それでも仕事は面白くないし生きていることが面倒くさくてしんどい。相変わらず推しカプの逆カプは地雷だし目障りだという怒りやムカつきは消えず、かといって二次創作以外の私なんか誰も見てくれない。
今にして考えれば、イライラやムカムカしてるのが当たり前、仕事がつまらないのも当たり前、逆カプがイラつくのも当たり前で、二次創作以外に生き甲斐のない惨めな私が私らしいと脳みそがジャッジしていたのだと断言できます。
二次創作以外にも支柱を持てた今の私
そして今現在ですが、2020年に知ったマインドコーチングを学び続けてからコンフォートゾーンやエフィカシーを高めていくうちに、一つのことに執着しないで様々なことに目を向ける大切さを知り、少しずつではありますが二次創作しか生き甲斐のない私を手放すことに成功しました。
やり方はいたってシンプルで、現状の外側にゴールを設定し、そこにいる自分をリアルに想像する。
すると脳は臨場感がある方を現実であると錯覚してくれるので、現状にあまりにもギャップがあり過ぎるとホメオスタシス(恒常性維持機能)が働き、ゴール側へと引っ張って行ってくれます。
それを二年間インプットとアウトプットを繰り返し、自分自身を定期的にブラッシュアップして、最近になってようやく逆カプや地雷カプからの怒りを手放すことに成功しました。
これについてはこちらの記事で詳しく書いています。
怒りや憎しみを糧にして同人活動を行っていた頃に比べれば、今の状態はまさにかつての現状の外に出ることに成功しました。
ですがやはり今の私にとって同人活動が最重要かと問われれば、それは違うなと答えます。
だって他にやりたいこといっぱいありますから。
以前に流行った〝あなたのやりたいことを見つける100のシート〟なるものにやりたいことを百個書き出してみたのですが、ほとんどが二次創作と関係のない物でした。
なのでおおよそ30年余り、私を支えてくれた二次創作とは一度付き合い方を変えた方が良いのかなというのが正直な気持ちです。
勿論今のジャンルで書きたい物はいっぱいありますし、放出していないまま溜め込んでいるネタもあります。
ただそれ以上に同人活動以外でやりたいことがわんさかある状態なんですよね。
※〇〇したいだと脳が実現しなくていいとジャッジしてしまいますので、それらの言葉は避けて書いてます。
ジョギングを始めた
二か月前から始めたジムを続けている
キックボクシングやる
お金の勉強を本格的している
たくさんの本を読んでいる
筋肉をつけて引き締まった体を手に入れて体力を付けている
ブログで情報配信をして報酬を受け取っている
これらのことをやるとなるとどうしても二次創作を主軸にしていた生活は変えざるを得ません。
そしてこれほどやりたいことが明確になっていて、コンフォートゾーンの書き換えも成功した今、無理矢理二次創作活動が生き甲斐だった頃に戻すなんてことは絶対にしたくありません。
なので自分の中では二次創作の活動はほどほどにして、目いっぱい他のことを楽しんでいいのかなという時期が来たと感じています。
それでも完全にやめるつもりはないので、程良くまったりと楽しんで二次創作をしていきます。