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大神惟基を辿る

前回に引き続き、大神惟基について。

大分県竹田市神原(こうばる)にある穴森社を後にした私たちは次に祖母山の頂上に上宮がある祖母嶽明神、又は姥岳明神=健男霜凝日子神社の遥拝所である神幸所へ移動しました。

かなり太い御神木とちの木

そして、次の場所は姥岳明神=健男霜凝日子神社の下宮へ。

かなり急な階段を登ります。

結構キツイです。

天安河原を感じさせる岩屋の中に社があります。

大神惟基の長子である三田井氏と次男の阿南氏の名前には驚きました。

横には姥岳稲荷神社があります。

ここの氏子も三田井氏や阿南氏の名前が目立ち、子孫が残っているのかなと思いました。

そして、再び階段を降っていったのでした。

祭神は健男霜凝日子神
配祀として
豊玉姫命 彦五瀬命 大神惟基夫婦 大神惟基の母の花乃本姫または華ノ本姫
合祀
大山祇命 奧津彦命 奧津姫命
少名毘古那神 猿田彦命
菅原道眞 木花咲夜比賣命
大己貴命 面足尊 惶根尊

となります。

次に向かったのは豊後大野市清川村へ。

宇田姫神社 祭神華ノ本

緒方荘宇田の里には絶世の美女がいたそうです。
名前は華ノ本

この姫に惚れた姥岳明神が夜な夜な彼女のもとへ通い愛を育んだ話は前回しましたが、その女性がこの華ノ本という名前なのです。

系図を見ると、藤原兼家の子道隆。
そしてその子伊周(これちか)の娘です。

この穴は前回紹介した穴森神社の洞窟と繋がっているという話もあります。

分かりずらいかもしれませんが、龍の彫り物は力強く感じ立派でした。

宇田姫神社より300メートル行くと大神惟基の生誕の地である萩塚様があるという看板が。

早速行ってみました。

ここが大神惟基の生まれた地であるということです。

穴森神社もでしたが、子宝、安産祈願の神であるようですね。

ここが高千穂太郎のルーツでもあるのだなぁと感慨深いものがありました。

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