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笛の音が聞こえる村 笛原
ここは上野地区笛原(ふえばる)
昔は笛を吹いて生活ができると言われていたそうです。
今はそうはいかないと思いますが、この地区にも数多くの神々が祀られています。
その一つ。一見、小屋のようなお堂があります。笛原天神堂です。
ここも高千穂八十八社の1つです。
年大明神が合祀されており、素戔嗚命が祀られています。
年大明神は右側に合祀しておるとあるので、この馬に乗っている像がそうなのかもしれない。
年大明神は郡内各地にもあり、稲作とも関係が深く、春に種を撒き、夏、秋を過ぎて初冬に収穫するまでの1年で稲のことを年とも言い、豊年を司る神である。
※ 甲斐畩常著 高千穂村々探訪より引用
農民信仰の神として大切にされてきたのだと思う。
今現在、上野川をまたぐ御神幸橋の下には『日隠観音』様があるらしい。
昔いかだ流しの山師が見つけたとのことで、高さ3メートルほどの御姿が両岸に一体ずつあるそうで、自然の岩でできているとの事。
夏の水が少ない時に参るとたちまち空が暗くなり雨を降らす。
また、牛馬の神でもあり、弱っている牛の為にお参りするお必ず元気を取り戻すと言われていたり。
橋工事が、はかどらなかった時もお参りするとスムーズになったと言われている。
いつかお参りしてみたいものだ。
参考文献
甲斐畩常著 高千穂村々探訪
佐藤光俊編集 日本民族発祥の地 高千穂郷八十八社名録
高千穂町老人クラブ連合会 社会福祉協議会発行 高千穂の故事伝説・民話
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