「京都のヨーコさん宅」297 お月見泥棒
酷暑も終わり、月見の季節がやってくる。
愛知県には、子供たちがお供えを勝手に持っていっていい「お月見どろぼう」の風習があるが、京都府の一部でも行われている。
ハロウインのようなあるいは地蔵盆に似た風習だ。スーパーには菓子を満載した月見どろぼうコーナーも出現するらしい。
各家の縁側などに、お月見どろぼうさん、どうぞ、などと書いた張り紙がしてあり、大量の菓子が積んである。昔は竿の先に鍵状の針金をつけ、そっと盗んだということだが、現在は「月見どろぼうしまーす」とか「お菓子くださーい」などと叫びながら持って行くそうだ。
画像は桑名市 晴雲寺ブログより