空中金魚

着物ソムリエ&著述業です。遠藤瓔子(えんどうようこ)で検索していただくと著作が出ます。京都在住。 京都人は日常生活を他人に知られることを極端に要心して嫌がります。ここに書いているのは京都人の日常の点景です。 かなりあまのじゃくな性格なんです。

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  • 京都のヨーコさん宅

    you tubeで「京都のヨーコさん宅」を定期的にアップしています。https://youtu.be/GHF33M5Av8A

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「私はヨーコ JAL17期生」

 ワールド・エアライン・アワードが発表した今年の世界のベスト10エアラインです。  ワールド・ベスト・エアライン 2023 1. シンガポール航空(シンガポール) 2. カタール航空(カタール) 3. 全日本空輸(ANA)(日本) 4. エミレーツ航空(アラブ首長国連邦) 5. 日本航空(JAL)(日本) 6. ターキッシュ エアラインズ(トルコ) 7. エールフランス航空(フランス) 8. キャセイパシフィック航空(香港) 9. エバー航空(台湾) 10. 大韓航空 (韓国

    • 「私はヨーコ JAL17期生」

      「航空科学博物館」をご存知だろうか。千葉にある。  http://www.aeromuseum.or.jp/  行ったことはないが、HPを見ているとなかなか楽しそうだ。  コックピットやキャビンが実物と同じに作られていて、キャプテンやCAになった気分を味わえる。  土産店も写真を見た感じではどっさり品物が置いてある。  カフェもある。外にはいろいろな種類の飛行機が置いてある。  現役CAが特別レッスンをしてくれるそうだから、なかなかきめ細かい。  そして、この施設がなぜ千葉に

      • 「私はヨーコ JAL17期生」

         17期生、つまり私と同期の元CAたちとは、年に1 回、同期会を開いていた。場所は主として東京でだったが、地方や海外で結婚して住んでいる者もいる。そこで、時々は地方や海外で会うこともあった。海外へはバラバラに出かけたが、そこは元CA、手配も各種予約も手慣れたもので、1人旅もいいわね、とか言いながら、ついでに隣国へ足を伸ばす者もいた。  だがさすがに80歳ともなると、参加者も減り、もうこの辺りで終わりにしよう、と、3年前に終会となってしまった。  以後、連絡を取り合うこともなか

        • 「私はヨーコ JAL17期生」

           空を飛んでいるのはヒコーキばかりではない。いやいや、ヒコーキなんかが発明される前から飛んでいた連中がいる。  それはバード、鳥である。  ヒコーキはいわば割り込み組なのだ。鳥にしてみれば、自分達の通路に断りもなく侵入した図々しい奴なのだ。だから当然、生まれてからずっと飛び続けているエリアにいる。  そこへヒコーキがやってくれば、そう、衝突が起こるわけです。  事故が起きた旅客機の写真を見ていると、鳥たちは大抵、エンジンに吸い込まれるか、先端の尖った部分に衝突している。  ど

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        • 京都のヨーコさん宅
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          「私はヨーコ JAL17期生」

           普通、ヒコーキに乗るときは予約をする。  しかしお仕事が忙しく、予約もままならず、時間に余裕ができてから大急ぎで空港に駆けつけ「ニューヨーク行き、一番早いのに乗りたいんですけど」とパスポートを提示しながらカウンターで叫び、運よく乗れた客のことを、業界では「go-show」と呼んでいる。  予約なしに乗る客だ。  これに対して「no-show」は、予約したのにすっぽかした客だ。  「go-show」「no-show」はホテル業界でも使われているので、おそらく旅行関係の企業では

          「私はヨーコ JAL17期生」

          「私はヨーコ JAL17期生」

          1週間ほど前になるが、ルフトハンザ航空の社長(男性)が、客室乗務員として乗務したそうだ。正確な年齢はわからないが、写真で見た限りでは50代くらいと思われる。この年齢なら普通にパーサーとして見られるだろうから、それと知らされなければ乗客は気が付かなかったに違いない。  また、KLM社長(女性)も、アムステルダムーロスアンジェルス間の機内で乗務員として働いたそうだ。こちらは60代くらいかな。  なかなかお茶目な社長さんたちだが、悪戯ではなく現場を経験することで社業にプラスになる

          「私はヨーコ JAL17期生」

          「私はヨーコ JAL17期生」

           ネット時代とて、海外旅行もワンクリックの手軽さに、殊に安さを目的とした若者が頼るようになったが、海外のサイトには非常に無責任な会社もあるようだ。  格安エアラインには、フライトを自社の都合でキャンセルしても代金を戻さなかったり、旅行会社ではツアーすべての払い込みを、これまたスケジュール変更でも返金しないという例が出ている。  グーグルのフライト検索で「予約オプション」として表示されるエクスペディア、キウイ、ブッキング・ドットコム、ゴートゥーゲート、ハッチゴー、トリップ・ドッ

          「私はヨーコ JAL17期生」

          「私はヨーコ JAL17期生」

          最近、2つの動画を見て、そうなんだ、これが日本人の気質なんだ、と嬉しくなった。  一つは、空港の手荷物受け取りベルトで、滑ってくるバッグ類が、周りを囲む仕切りに当たって傷つかないよう、座布団のようなもので受け止めている。  もう一つもやはり荷物受け取りベルトの適当な場所で、布を持って待ち構え、手当たり次第拭っている。  私は実際にはこういう光景を見たことはないが、現場にいた乗客の誰かが感心してネットに投稿したのだろう。  後の方は成田で、ということだから外人なのかもしれない。

          「私はヨーコ JAL17期生」

          「私はヨーコ JAL17期生」

           旅客機製造の会社の間で、操縦士1人制を考えているそうだ。バスのように。 昨日、AIと人間の双方の解釈の食い違いで事故が起こるケースを書いたが、そんな例がきっかけになったのだろうか。それとも経費節減か。  どちらにしろ、乗客にとってはなんだか不安を感じさせるニュースだ。  もしも、連動して、客室乗務員も減らすようなことになったら、もしももしも事故が起こったら、保安面はどうなるんだろうか。乗客数に対応した人数の乗務員がいなければ、機械が助けてくれるわけではなく、なす術がない。緊

          「私はヨーコ JAL17期生」

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          今月の半ば、連続して南米、インド、中近東で、同じような事件が起こった。 パイロットの死である。 まず15日。ラタム航空(南米)のパイロットが飛行中に死亡、ただし操縦席ではなくトイレで。  翌16日。カタール航空のニューデリー発ドーハ行き便にスタンバイパイロットとして搭乗したパイロットの体調が急変、便はすぐにドバイ空港へ緊急着陸したが、死亡が確認された。  続く17日。インディゴ航空(インド)のパイロットが搭乗ゲートで倒れたあと死亡。  離れた場所であれ、3日続けてパイロットが

          「私はヨーコ JAL17期生」

          「私はヨーコ JAL17期生」

           スーツケースに旅行用荷物を収納するとき、一番気を使うのは、衣服が皺にならないように、ではないだろうか。  CA現役時代、同僚達が使っていたのはサムソナイトのスーツケースが多かった。頑丈なのだ。私も。  荷物の取り扱いは、日本の空港は丁寧だったが、海外はわからない。放り投げるおっさんもいる。サムソナイトでも傷だらけになる。外側はね。  中側は流石に影響はないが、きっちり詰めないと、物によては揺れたとき壊れるのではないかと気になった。  そこで、化粧品の瓶類は、服を畳んでからそ

          「私はヨーコ JAL17期生」

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           乳児連れの乗客用に、ベビーバシネットと呼ばれる用具がある。  要するにベビーベッドである。1歳に満たない赤ちゃんを母親が抱きっぱなしでは機内食を摂るにも不自由なので、国際線で使用しているベッドだ。  現在は多くのエアラインが上部荷物用棚に引っ掛けるタイプを使っている。乗客の移動に邪魔にならないためだ。  エアラインによっては年齢ではなく体重で提供する場合もある。  昔は足元に置いていた。常に母親がケアできる。  乳児連れで旅客機を利用する客は少ない。  母親、赤ん坊双方

          「私はヨーコ JAL17期生」

          「私はヨーコ JAL17期生」

           大阪万博の開催が危ぶまれている。  空飛ぶ車の展示を予定していた人たちはさぞがっかりしているだろう。  目玉にしようと考えていただろうから。  万博という呼び方自体がなんだか古めかしく聞こえる。  現在83歳の私が確か小学校6年性の頃、第一回の万博が開催されたような記憶がある。枚方だっただろうか。その頃、戦後間もなくは、世界がどうなってるのか日本人のほとんどは知らず、さまざまな外国製品が展示される万博は胸躍る催しだった。大人も子供もワクワクしながら会場へ足を運んだ。  今は

          「私はヨーコ JAL17期生」

          「私はヨーコ JAL17期生」

           CAとして、いえ、成人女性として、こんな仕事を引き受けるとはなんと勇気がある、と驚いた。 説明にある通り、ドバイの世界最高のビル、映画「ミッション・インポシブル」にも使われたブルジュ・ハリファのテッペンでの撮影にチャレンジしたCMだ。  後ろで男性スタッフが支えてはいるものの、恐ろしい。  こういう高いビルの上に立つと、めまいを起こすものもいる。それを「絶壁性眩暈ーぜっぺきせいがんぐん」と呼ぶそうだ。現役時代、キャプテンに教えてもらった。  どんなに高くても、飛行機のよう

          「私はヨーコ JAL17期生」

          「私はヨーコ JAL17期生」

           JALが関空国際線ラウンジを有料で一般にも使用できるようにするそうだ。今までは上級会員のみが使用できた。それなのに差別化を縮めるのは、コロナ不況のせいなのだろうか。となると、赤字化までは落ちなくても、景気が回復しなければ、さらに格差を縮めるために運賃収入以外の道を図るだろう。例えばファーストクラスで出している食事を有料でエコノミーやビジネスクラスでも提供するとか。  一般的に、機内の食事サービスはあまり美味しく無い、という声がある。これに対して専門家は上空では味蕾が変化する

          「私はヨーコ JAL17期生」

          「私はヨーコ JAL17期生」

           私が乗務していた1950年代から60年にかけて、国際線はファーストクラスとエコミークラスしかなかった。ビジネスクラスはなかった。  エコノミークラスの客にとって、ファーストクラスの様子は気になるものである。仕切りの扉を開けて出入りするたびに、エコノミー最前列の乗客は、チラチラと覗き見していた。  あるとき、エコノミーの外人女性客が、ファーストクラスに知り合いが乗っていて渡さなければならないものがあるので入れてくれないか、と言ってきた。アテンダントが渡すからください、というと

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