「私はヨーコ JAL17期生」
昭和の写真を見ていたら、スカートを履いた女性は学生以外はシームのあるストッキングを履いている。
シームって言っても解らないか。縫い目のことだ。
靴下の後ろ側に縫い目があって、これが実に面倒な代物だった。
まだパンストなんてないから、ガーターベルトで片方ずつ吊るのだが、歪んでいるのはみっともない、というわけでしょっちゅう気にしていなければならない。
JAL CA時代はナイガイのストッキングを支給された。1ケ月に3本じゃ足りるわけがない。ナイロンのストッキングは破れやすいのだ。
私用でも履くから1ダースはいる。
自費で買うしかない。
何しろ、素足でのスカート姿は娼婦、とみなされた時代だ。
あと、手袋も必需品だった。
レディという言葉が女性を縛っていた。
その頃買った薄い生地やレースの白の手袋が残っている。
で、この2年間ほど再び箱から取り出して使うことになった。
コロナのせいだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?