「京都のヨーコさん宅」332 らくがき寺
たまにある。国宝にいたずらする輩が。以前、広隆寺の弥勒菩薩の指があまりに美しいので撫でていたら取れた、と云う事件があった。
去年は龍安寺山門の壁に油性ペンで「我青龍」「感謝 朱雀」「待たせたな」「白虎」と書いた横浜のサラリーマンがいて捕まった。
京都の守りである四神を書いているところを見ると京都ファンなんだろう。ただ、玄武が抜けている。亀は嫌だったんだろうか。創作意欲を掻き立てられた、と訳の分からないことを言っている。
ところが、自ららくがき寺と名乗っている寺が八幡にある。
どこにでも書き散らして言いわけではないが、鬱憤をはらさせるのも功徳の一つと考えたのだろう。懐の広い寺だ。
トップ画像は法隆寺に残された奈良時代のらくがき。当時の流行歌を書いたもの。これくらい古くなると消されない。(ウイキペディアより)
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