音制連とMPN
実演家の団体同士「音制連 vs MPN」でモメるのは本当に心が痛みます。
この件に関する音制連の代表の野村氏のインタビューはこちらです。
→ 音制連の代表の野村氏のインタビュー
一方、それに回答するMPNの代表の椎名氏のレポートはこちらです。
→ MPNの代表の椎名氏によるテキスト
相当長いのですが、実演家の方は両方読んでみてもいいと思います。
自分はどちらの肩を持つ立場でも、そのつもりもないのですが、なんとなく言えることは、SNSなどで音制連に理がある旨を説く人は、よく見ると関係者・・・立場としては中立ではない人・・・で、一方のMPNの立場や現状を深く知っているわけではない人が殆どです。また、音制連のこの件のアピールの仕方は少し強引に仕組まれているように思われるのに加え、代表の野村氏のインタビューは責任ある団体のトップの社会人としては言葉を選ばなさ過ぎており、読んでいて少し嫌悪感を感じてしまいました(これは周りの業界関係者からも多く聞かれました)。
僕自身、音制連経由からもMPNからも2次使用料を得る作品がある身であり、更に言うとメインアーティスト(FA)、バックミュージシャン(NFA)の両方の立場から2次使用料を得ている身です。
この件に関しては、録音の現場を知る身としては「絶対的に正しい分配」は不可能なのはわかりますので、合理的な分配ルールを決めたうえでの運用しかなく、そこは話し合いと歩み寄りによる双方の納得しかありません。
どちらの立場にも理屈として理解を深めようと思うがゆえ、第三者を入れてでも、同じ音楽の将来を担うミュージシャンをサポートする団体としての歩み寄りをお願いしたいです。