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憧れのアイドルに遂に会えた

朝起きて、何となくSNSを見ていたら、何と本日、地元の商店街のイベントに大場久美子が来る!と。

ご近所の友人と連絡を取り、出陣することに!
出演は14時からだとかで13時半に現地集合。
今更ながら改めて申し上げますが(長文になります)、大場久美子は永遠のあこがれ。生涯見たアイドルで一番可愛いと思ったのは大場久美子でした。
特に中学生の頃は大場久美子一筋。こんな可愛い人はいない、今でいうAKBや乃木坂が46人でも48人でも束になってかかってきても敵わない、その可愛さたるやブッ飛んだレベルであり、一撃でヤラれてしまったのです。

コメットさんも毎週見てました。
ピクチャーレコードから写真集までほぼ全部買ってました。
レコードはシングル、アルバム共にほぼ買ってまして、オートチューンのない時代だったので、彼女の生歌を聴けてしまいました(悶絶不可避)。
アルバムは『アンソロジー』を聴いた時は、ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」〜「ウィズ・アリトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」をメドレーで、全く訳詞になっていない日本語歌詞でやってしまっており、中学生ながら「ビートルズは大場久美子がこんなことやっちゃってるの知ってるんだろうか?」「もしかしてビートルズも大場久美子も同じ東芝EMIなので仲が良いからやってもいいんだろうか?」・・・とか想像もしたりして、人生で一番最初に音楽著作権やら音楽業界を意識するキッカケになった作品なのでした。

彼女がヌードの写真集なんて発表した時には、お年頃の男の子としてはとんでもなくドキドキした反面、「何があったのか?」「芸能界の怖い人に脅されたのではないか?」「誰も助けてあげないのか?」「自分が業界に入って助けなきゃいけないんじゃないか?」と本気で心配して更にドキドキしてしまい、もう訳もわからず2冊も買ってしまったほどです。

そんな自分にとってはエポックメイキングな存在である大場久美子を、自分58歳、彼女64歳になってようやく生で拝見することとなったわけです。
考えてみれば、音楽業界で30年以上働いていた中で、いろんな現場でたくさんの芸能人を見てきており、森高千里からジェフ・ベック、デイヴィッド・サンボーンまで、おおよそ会いたい人には結構会えて来ましたが、一番見たかった大場久美子はまだ見たことなく、会場に13時半に到着した時には、柄にもなく少し緊張しておりました。

会場を見てみると、一面いろんな店が出店してたりフリマにもたくさんで、人も大勢集まってます。

ちょうど飛鳥とも美さんという、ビクターの演歌歌手さんが熱唱中。

ご立派な歌と、聴衆を引き込む技術はさすがのもの。頑張って欲しいです。

その後は、地元のよさこいの人たちが出てきて踊っていらっしゃいます。
見てるとこれはこれで楽しいものです。

そしてついにご本人登場!

オープニングは「スプリングサンバ」で軽やかなフットステップを、2曲目はコメットさんの主題歌「キラキラ星あげる」では往年を彷彿させる圧巻のバトントワリングをそれぞれ披露され、しかも客席乱入という大技まで出て完全に圧倒されてしまったのでした。

その次は「エトセトラ」「ディスコドリーム」あたりが来るか?・・・と思いきや、彼女自身初のタイアップ曲となった思い出の曲「大人になれば」をしとやかに歌い上げられました。
すると今度は、事務所の社長が太鼓叩きとして参加され、かなり野心的な新曲を披露された後、最後になぜか松田聖子の「あなたに会いたくて」でシメられた、スペクタクルな30分のステージはあっという間に終了したのでした。
気になったところは、当時よりキーが下がったからか人生経験を積んだからか、あのスリリングな歌唱力は影を潜め、そこそこ歌が上手くなってしまっていることで、それはそれで残念なのでした。

アイドルとは神聖なもの。
自分にとって、簡単に「会いに行ける」アイドルはアイドルではありません。ファンになって以来45年経って、ようやく会えました。
多少ふくよかになられたのはお互いさま。彼女も私も年輪を重ね、その間にいろいろありました。

町内会のイベントと言う舞台と最前列の位置。
距離は近いものの握手も会話もない一方通行でしたが、それでも大満足でございました。



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