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村上隆 もののけ 京都に行ってきました!

クチブエの平塚です。

京都京セラ美術館で開催している「村上隆 もののけ 京都」に行ってきました。

2月から開催されていたのに終了間際になってやっと足を運ぶことができました。

それまで公式ウェブサイトやSNSなんかでたくさんの情報が流れていて大半の作品を見てしまっていたのですが、やっぱり直接この目で観たいと思い出かけてきました。

村上隆 もののけ 京都
「阿吽像」

チケットを購入し階段を上がると中央ホールで4mを超える巨大な阿呍像がお出迎え。かなりのインパクトに圧倒されます!

村上隆 もののけ 京都
「阿吽像」

右の赤鬼が阿像、口を開けて始まりを。左の青鬼が吽像、口を閉じて終わりを表していると言われています。日本の寺院にはこの二体が一対となり門の入り口に立っているのを見かけますよね。

村上隆 もののけ 京都
「ムラカミフラワー(一部)」

そして阿吽像の背景にはムラカミフラワーが壁一面に広がっています。この背景は展示期間中に何度か貼り替えられたそうで開催当初は桜と市松模様だったそうです。


そして奥に進むと一面ガラス張りの壁面から日本庭園が見えます。
庭園の中に突如現れる異彩を放つ作品がこちら。

村上隆 もののけ 京都
「お花の親子」

今度は10mの巨大オブジェが登場!

タイトルは「お花の親子」。ルイ・ヴィトンとのコラボレーション作品なのは台座になっているトランクを見れば一目瞭然!金色に輝くこの作品は京都の和空間に異色を放つ存在でした。

実はここまではチケットが無くても無料で観覧できる展示作品。ここまででもお腹いっぱいですが、ここから奥が展示会場となります。

もののけ洛中洛外図、風神雷神ワンダーランド、四神と六角螺旋堂をはじめ京都をモチーフに制作された作品が並びます。

村上隆 もののけ 京都
「雲竜赤変図」

個人的に気になっていた作品がこの「雲竜赤変図」。横幅18mもある大作です。

曽我蕭白の傑作「雲龍図」を元に制作されたこの作品には長いサブタイトルが付いています。それがこちら。『辻惟雄先生に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われて腹が立って自分で描いたバージョン』というもの。このエピソードはメディアでも紹介されていましたが興味がある方は検索を!

作品陳列や展示方法にも興味を持ちましたが、驚いたのは作品の写真撮影が可能なこと。フラッシュ撮影や動画撮影、ショップでのグッズ撮影など、いくつかの禁止事項はあるのものの来場者ほぼ全ての人がスマホを作品に向け撮影していたことです。今どきのルールに少し戸惑う自分がいるのは職業病なのかもしれません。

美大生の頃とは違い、日常の忙しさを理由に今では展覧会に足を運ぶことが少なくなっています。でもこうして実物の作品と対峙するのはいいものだと改めて思う機会となりました。

村上隆 もののけ 京都」は9月1日の日曜日まで。興味のある方は是非!


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