くちぶえ和手、茶道グッズご紹介!
クチブエの平塚です。
私たちクチブエはイラストとデザインをメインとしたデザイン事務所ですが、もうひとつの側面としてオリジナルグッズを制作販売するクリエイトチームとしての顔があります。
前回このブログでご紹介しましたくちぶえ和手(にこで)は、年代物の着物地やデッドストックの布地を使って茶道グッズを中心とした和小物の制作販売を行っています。
前回のブログはこちら。
くちぶえ和手、ただいま準備中!
少しずつですが準備が整ったグッズからCreemaのネットショップにアップしています。リスタートするにあたりまして、今回はくちぶえ和手のメイングッズをいくつかご紹介します。
こちらは茶道のお稽古着です。お稽古用ベストとも呼ばれる茶道グッズになります。胸元に懐紙が入れられ、腰紐部分に帛紗を吊ることができる仕様になっておりこちらを着用すれば洋服でも気軽にお稽古ができます。
刷毛目のようなランダムな縞柄の着物地を使用しています。アクセントとして部分的に灰色の縞が入っているデザインにも個性を感じます。くすみのある赤紫色は時代性を感じる色合いです。
こちらは帛紗(袱紗)ばさみです。懐紙入れとも呼ばれる茶道グッズになります。茶道のお稽古やお茶席において必要な小物をひとつにまとめに入れておくためのもので、日常使いとして化粧品や通帳入れなどに使用することも。くちぶえ和手では「ふつうサイズ」と「大きめサイズ」の2サイズをご用意しています。
こちらの布は深い紺色。角に少し丸みのある菱形の連続文様は見方によっては魚の鱗のよう。特殊な刺繍加工で全体に贅沢に施されています。刺繍部分に少し光沢があり、紺一色でも単調な印象になりません。
こちらは古帛紗(古袱紗)です。茶席での茶器や茶道具の拝見や点て出しの際に用いられる小さな布のことです。名物裂や緞子などが用いられる場合が多く個々のこだわりが表現されるアイテムといえます。
こちらは桜文様の金襴を使用して制作しています。黒地に赤、金、緑など様々な色味で異なるデザインの桜が幾重にも重ねられたインパクトのある布地です。
こちらは箸袋です。茶道具の扇子入れを箸袋にアレンジしたオリジナルグッズ。お箸を入れて口を折りくるりと巻いて留める仕様です。茶懐石などにもお持ちいただけるデザインを意識しました。
こちらは菊花文様の着物地を使用しています。菊は不老不死、延命長寿、無病息災などを意味する縁起物として重宝されてきました。色鮮やかな朱色が濃淡違いで散りばめられていて飽きのこない布地です。
こちらは仕覆です。茶道で茶入や茶碗などの茶道具を入れる袋のことです。その道具の形にそうよう採寸しひとつずつ手縫いで仕上げます。仕覆は茶道具を大切にし守る意味があり茶人が道具を思う気持ちが表れている茶道グッズだといえます。
こちらはご依頼品で、布をご持参いただきました。笹蔓文様の更紗で年代物の古裂ならではの魅力が詰まっています。裏地布、組紐、撚糸はこちらの見立てでご用意し仕上げました。
今回ご紹介したラインナップだけでなく、小銭入れ、菓子切り入れ、ブックカバー、サコッシュなども販売予定です。
裂き織り作家さんとのコラボグッズも制作販売しておりますので、それはまた別の記事でご紹介したいと思っています。
くちぶえ和手では、3R(リデュース・リサイクル・リユース)の観点からサステナブルなものづくりを行いご提供できればと考えていますが、私たちならではのアイデアやデザインを少しだけ盛り込みお届けできればと考えています。
くちぶえ和手の茶道グッズと創作和小物、よろしくお願いいたします!