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乳がん治療記⑤入院編:大部屋での交流が思いのほか励みになった

抗がん剤治療を終えて
いよいよ手術が決定。

両胸の全摘出+
両脇リンパ切除のために
11日間入院しました。

コロナがまた増えていた
時期だったので、
お見舞は一切不可とのこと。

初日は個室が空いてなかったこともあり、
大部屋(4人)に入りました。

大部屋は気疲れしちゃうかな〜。
と心配しましたが、なんのその。
ルームメイト?に恵まれたことが
最大の幸運となり、
結局、退院まで
個室に入るのを断わるほど、
大部屋よき。でした。
(同室の方々の感想は不明ですが!^^;)

がん患者って孤独です。
やはり社会的にマイノリティですし、
(病気を公表してない人が多い)
仲の良い家族でさえ
病気への不安やこわさは
わからない。

だけど、入院中は
いろんながん患者さんとの
良い出会いに恵まれて
がんばってるのは私だけじゃない、
ひとりじゃなんだって
思うことができましました。

他にも、副作用の悩みや愚痴、
未来のこと、
どの先生がかっこいいかなど、笑
がん患者同士で
色んな話ができたのは
想像以上に励みに。

もちろん大部屋だと
気を遣うことは
たくさんありますが、
やっぱり
貴重な体験だったと思います。

退院して数ヶ月経った今でも、
時々、戦友たちのことを思う。
きっと、みんな
今日も
がんばり過ぎずに、がんばってる。
私も笑顔で!
ごはんの支度がんばろ!なんて。

ひとりだけど、ひとりじゃないんだ。

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口笛ふくこ@ライター
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