思春期はbeingの再構築期間
思春期は子どもから大人へ移行する期間だと言われています。
8歳頃から17歳頃までを1つの目安としています。
我が家の長男は16歳の高校2年生、次男は13歳の中学1年生。
長男は段々と思春期から青年期へ移行する時期ですが、
次男に関しては現在真っただ中。
私も我が子の思春期併走に、奮闘中の母である。
思春期というと、一人前の人間になるために自立していく期間であり
俗にいう親への反抗期とも言われる。
また身体に関しての変化も著しく、性意識も高まり、
からだもこころも子どもと大人の狭間で揺れ動き、
大きく変化するとても濃密な時でもある。
故に、いろいろと難しい時期だとも思われているが、
もう少しシンプルに思春期を捉えると親のやるべきことは明確になってくる。
▶思春期はbeingの再構築期間であるということ◀
beingとは、ありのままの自分のこと。
存在自体が尊く素晴らしい自分であるということ。
kuccaでは、beingを排泄育児という場において、快不快を通して育んでいくことを提唱している。
つまり、あなたはあなたであればいいということ。
人間のありのままの姿や行為には、快不快が大前提で伴っている。
この快不快を、赤ちゃんの頃から受け入れて感じることが出来れば、
beingは価値をなす。
しかしそれは誰しもが平等に与えられたbeingであり、
そのあなたとはなんなのか?自分というbeingとはなんなのかは、
思春期に認識し、改めて再構築していく必要がある。
この行為こそが、まさに思春期の特徴的な変動であり、親を悩ますアレコレの出来事として表出されるのであると。
しかし、これはあくまで再構築。
赤ちゃんの頃からの平等的beingの構築が無ければ、自分というbeingとはなんなのかを模索しても
そこにゴールはなく、それこそ、モラトリアム人間になってしまう。
私は思春期のこじらせの理由の1つに、再構築が出来なかったことにあると思っている。
ベースを構築すべき時期があり、このベースの構築が思春期につながる。
人間は年齢を積み重ねたら成長する生き物ではなく、年齢にそってすべきこ
とが必ずある。
正しい性の捉え方や命の教育ももちろん大事だが、その前にやるべきことの方が重大であるのは確か。
性への高まりに親も便乗してあたふたすることはもったいない。
思春期はbeingの再構築期間であるということを認識し、乳幼児期からのbeingの構築が重要になってくる。
再構築には挫折がついてくることもある。
でもこの挫折は、ある意味正しく、そして、手っ取り早い構築方法とも言わざる得ないことも。
親としては挫折にもがく子どもの傍にいることで、何もしてやれないもどかしさもあろうが、ここはがっつり手を差し伸べる時ではない。
あなたはあなたであればいいということをしっかりと伝えていくことが大事だと私は思う。
もちろん、やるべきことは明確にはなるが、だからと言って簡単とは言えいし、苦労も絶えないだろうが、親として、beingの再構築をそばで寄り添う醍醐味も味わってほしい。
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