【窪田町商店会紹介③】プロが選ぶ、良い酒と食材の店「酒のいとう」
創業から約50年、窪田町の移り変わりとともに変化を続けてきた酒店「酒のいとう」。以前コンビニエンスストアだった店舗は、20年ほど前に原点である酒屋に戻り、営業を続けています。
店内に入ると、オーナーの伊藤さんが各地から選び抜いた品々がズラリ。
缶詰のほか、スーパーでは見かけない調味料やジュース、卵、乳製品など豊富に並んでいます。食料品は、全国の仲間と共同で厳選した商品を仕入れているのだそうです。奥には、蔵元まで足を運んで選んだお酒が、1本ずつ丁寧に新聞で包まれていました。
時代が変わっても、変わらずに良いものを
日本酒やワインは、保管の方法で品質が変わってしまうデリケートなもの。酒のいとうではではこうして、1本ずつ新聞紙で包んでいます。良いものを、最適な価格でお客様にお届けする。そのために手間がかかり見栄えも悪いかもしれませんが、必要なことなのだそう。
「他のお店で同じ銘柄のお酒を買ったお客さまから「驚いた、まるで味が違う」と言われたこともあります」
作り手の持っている価値を下げないよう、丁寧に扱っています。
味を知らずに売るものは、ひとつもない
全ての商品を、試してから販売していると話す伊藤さん。
「決してお酒が強い訳ではないけれど。仕入れたものは必ず品質を確かめてお客さまにお伝えしています」店内にポップが少ないのは、紙一枚では書ききれないのだとか。
季節により商品が移り変わることも理由かもしれませんが、日々研究を忘れない伊藤さんの、酒への深い造詣がそうさせているのかもしれません。
ワインは土地と葡萄が作り、日本酒は技術が作るもの
日本の伝統である”麹”の文化。伊藤さんは蔵元で、作り手に直接会うことで、伝統を大切に守ってくれる方から仕入れるようにしています。
それは、日本酒が技術で作られるものだから。その伝統を守る意味も込めて、人を含めて仕入れる先を決めているのだそうです。
「きちんと作られたものは長持ちします。ここで取り扱っている商品は保管さえきちんとしていれば、長く楽しめますよ」
12月からは店頭に新酒が続々と並び、日本酒が主役のシーズンです。
忘年会や新年会に、贈り物にも欠かせません。
お酒に関する相談は、伊藤さんにお任せあれ!
この機会に、お気に入りの一本を見つけてみてはいかがでしょうか。
ぜひお気軽に、お店までお出かけください。