(続)飲食店大手チェーンにゴキブリが混入していた際の被害者への道義的責任
前回、飲食物に異物混入から加害者の対応を綴ったが、
今回伝えたいのは、加害者が法人であり、
こういったことを平然とし続けて日本中で飲食を生業にしているということです。
加害があった時点で、その解決を図るのがリスクマネジメントとしては最重要です(1次加害時)
その初動を間違うと、被害者に対してさらなる被害を与えることになります(2次加害)
これ以降は、何重にも加害をすることになります。
今回は、この大手ラーメンチェーンは、ゴキブリトラウマとなった被害者に対して、その食事券を送り付けてきた無神経な対応、
そして、謝罪文には代表取締役社長の自署があるにも関わらず、
食事券を送ったのは、送付した管理部門の落ち度であり、
代表取締役社長の意志は介在していないということとして説明してきた。
すると、代表取締役社長の自署があった謝罪文は、中身を見ずにメクラ判の自署をのせたということになります。
【ラーメンチェーンの回答】
・謝罪文は、代表取締役社長の自署がある
・食事券の送付は、代表取締役社長は無関係
・謝罪文の内容を把握せずに自署をした
ということです。
この大手ラーメンチェーンは、要するに異物混入被害者を軽んじているんだとはっきりわかりました。
謝罪するにしても、矛盾が生じてもこれだけ保身に徹する支離滅裂な説明で済ませようとするのだから。
もう何次加害なのだろうか・・・・
こんな対応をし続けてきたくせに、
ある日突然に弁護士を介して、「円満に解決に向けて努力を続けてきましたが~」と通達してきたこの大手ラーメンチェーンに対して、社会的責任を追及するに妙案は無いものか・・・被害者はここまで痛めつけられるものかと逆に感心したりもする。