自分の想いを伝える力
いつでも誰にでも、自分の考えていることをまっすぐ伝える。私にとって、それは難しいことだ。
「この話をしても、この人は興味がないだろうから話さずにおこう」と思ってしまうし、自分を理解してほしいという気持ちよりも、相手の話したいことを理解したいという気持ちの強いほうだ。
ライターという仕事柄、相手が何を言いたいのかを理解することが原稿を書く上で大事なので、年々その傾向は強まっているように思う。
と同時に思うのが、理解してほしいという気持ちと、理解をするというバランスが1:1で保たれることって、なかなかないのではないだろうか。
自分の想いを伝えるのが上手な人と、人の想いを理解するのが上手な人は、それぞれ違う特性を持っているように思う。
伝えたい人にとっては理解してくれる人が不可欠であり、理解したい人にとっては伝えてくれる人が必要だ。
そう思うと、自分のスタンスも別によいのかもしれない。私は理解してほしい人にだけ理解してもらえればいいのだから。
とはいえ、自分が思う以上に理解してくれる人は多いのかもしれないし、それは伝えることでしか確認できないよなぁとも思ったりする。
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