SESの話
「SESは悪だ」みたいなテーマのYouTubeの動画があったので、
現在進行形でSES常駐している僕の見解をコメントしたんですが、
それに対するコメントがちょっと面白いと思ったので、書こうと思いました。
ちなみに、動画の内容は簡単に言うと、こうです。
「SESやっても単純作業しかやらせてもらえないから、スキルは絶対身につかない。」
僕が書いたコメントはこうです。
「これはSESの中でもハズレを引いた場合の話かな?自分の経験のみで話しちゃうと、SESで2社客先常駐経験してますけど、全然単純作業じゃないですよ。スキルめっちゃあげられましたよ。」
それに対してのコメントがこうでした。
「当たり外れが大きいのは確かですが、世の中に出回っている情報をずっと見ていると、明らかにハズレくじの方がずっと多そうですね。」
「・・・いや、そりゃそうだろ!w」って思いました。
「世の中に出回っている情報」から「良いという情報の量」「悪いという情報の量」を比較したら「悪い」のほうが多いに決まってるじゃないか。
最近のメディア全般に言えることですが、「悪い」情報のほうが拡散されるし、「良い」情報はそんなに広まらない。「悪い」情報の方が圧倒的に書かれやすい。
(僕は、「目に見える情報」だけで思考している人のことを、「情報弱者」と呼んでいます。)
というより、
今回の場合、そもそも「良い」「悪い」の判断基準が、各々の目的によって変わってくるんですよね。
SESは、いろんな環境を「経験」できることがメリットだと思っているので、「お金」が第一目的な人がSESやってても利害関係は一致しないです。
だけど、「いろんな現場へ行って、経験値を貯めたい」って人はSESという選択肢は全然ありだと思ってます。
それに、SESとフリーランスは働き方が似ているので、
今後フリーランスで活躍したい方は、フリーランスで生きてくためのスキルも身につくはずです。
経験を積んでからフリーになりたい方は、SESで修行するのもありだと思います。
ただ、「ここまでSESは良いところもあるよ」という感じの流れできているところ申し訳ないのですが、
開発未経験の人たちに関しては少し違ってきまして、
開発未経験の人がSES経由で案件もらうのはかなり大変です。
なぜならSESはヘルパー的な存在であり、
基本的にはいわゆる即戦力が求められているからです。
ですので、開発未経験の状態から開発の経験を積める場に行きたかったら、プロパーとして受け入れてくれるところを探した方が早く開発現場に入れると思います。
プロパーからであれば、会社側も育てる意識が高いことが多々あるので、技術面が劣っていても受け入れられやすいです。
最後に、
SESに文句を言っている人のほとんどは、「目的意識がない人」か「情報弱者」だと僕は思ってます。
そんな人は自社開発やってる会社をお探しください。
(自社開発もSESの会社も当たりハズレの比率は大差ないと感じてますけどね。)
世の中に良い人と悪い人がいるように、SES会社も良い会社と悪い会社があると思います。
SESだから絶対悪いみたいな風潮はいささか疑問です。
もう最後に、
世の中の情報の見方について、日本国民の大半が、今回のコメ主のような見解をしているのだとしたら、また、その見解をさも正解のように世の中に拡散しているのだとしたら、世の中で出回っている「良い」「悪い」の情報はほとんど信用できないということですな。
それでは!
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