学校じゃ教えてくれない「ご自愛」の方法について 自己肯定感低めカウンセラーが考えてみた (2/3)
こちらの続きです。
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前回は、自分が何ができなかったか(減点方式)で考えるより、何ができたか(加点方式)で考えてみると少し楽になるかもしれないというお話でした。
が、本当に今すぐそれを実行するのは難しいと思います。
少なくとも自分はそうでした。
そもそも「形だけでなく、本当に自分が回復するためのご自愛」に必要なものは何か、仮説で2つあげてみました。
ご自愛に必要なもの
・ご自愛するぞ!と思うご自愛パワー
・自分に合ったご自愛(ケア)の方法を知っていること
そのまんまですね。ちなみにご自愛の方法のことは、コーピングと呼んだりもします。自分のストレスや苦しみを少しでも楽にするために、無意識や意識的に行う全ての行動がコーピングです。
上司からキツい叱責を受けたり、失恋したり、コロナで収入が落ち込んだりと、何らかのストレスを受けたとき、きっと何らかの行動をとっていると思います。お酒を飲む、ふて寝する、音楽を大音量で聞く、誰かに愚痴る、ゲームに没頭する、銭湯に行く、夜中にやけ食いする、などなど...
意外かもしれませんが、リストカットやギャンブル、多額の買い物やリスキーな性交渉もコーピングです。コーピング自体は「その人が現実のつらさから何とか逃れる」ためにあるので、良いも悪いもなく、その人自身を責めることは決してしていません。
ただ、長期的に見て自分に不利益があるかどうかという、リスクの有無はあります。欲しいものをたくさん買って一時的にスッキリしても、後から請求に苦しむことになるかもしれないし、体を傷つけることが日常的になると、痛みに慣れてしまい頻度が増えたり傷が深くなったりして、後々の健康を害することにつながるかもしれません。
コーピングについては長くなりそうなのでまた今度。
自分の健康や生活状況にそんなに影響しない、自分を回復させる方法を知っていることが大切です。
ケアの方法はなんとなくわかったとしても、そもそも無条件で自力でご自愛するにはハードルが高いので
「ご自愛するぞ!」と全く思えません
という方は多いのではないでしょうか。
ご自愛できる人/できない人には、それぞれパターンがあるように思います。
まず1つ目。
「自分にはケアが必要」と心から思えている人。
なんとなく、なかなかいなさそうだな~と思います。
こちらの方の方が多いんじゃないでしょうか。
2つ目。
「自分にはケアより努力が必要」と本音では思っている人
新卒の頃の自分もそうでした。(その後何度か転職しましたが、途中までかなり根強くこの考えは残っていました)
あるある...という方は、ぜひ続きも読んでいただけたらうれしいです。
次で最後です。
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