走り方
練習を見ていて感じるのは、下級生の走り方が気になります。どのようなフォームで走るかというのではなく、どのようなコースで走るかということ。アルティメットはチームプレーなので、味方の選手との相互作用が必要になります。味方の動きがどのようになっているのかを常に把握してもらいたいです。わかりやすいのが、コートの両サイドからロングシュートを投げる練習です。ロングシュートを投げた後にレシーバーとなってゴール方向へ走るのですが、そのコースについて他人の走るコースをみている人はどれぐらいいるのでしょうか。上級生やうまい人がどのように走っているのか、見ることも重要です。実際の試合ではコートの両サイドにスローワーとレシーバーがいることは稀です。通常は、スローワーがサイドライン付近にいたらレシーバーはコート中央付近にいるはずです。ですから、レシーバーは中央に少し寄りながら奥へ走ることが求められます。そのような見本の動きをしている人は、たくさんいます。上手な人のプレーを見て真似ましょう。
同じことは、エンドゾーンドリルでもいえます。ハンドラーの展開に合わせてパスをもらう動きは、コースやタイミングが重要です。スローワーが投げやすい角度と距離があるので、そのコースを考えて走るようにしましょう。これもうまい人の動きを見て真似てほしいですね。レシーバーのもらい方がずれている場合は、スローワーが教えてあげるようにするとよいですね。初心者は試合中のイメージをすることが難しいです。たくさんの経験をすることによって、だんだんといろいろな場面のイメージができるようになります。
試合中のイメージを掴むのは、動画を見ることも有効ですね。様々な動画がインターネットで見られるのはありがたいことです。海外のプレーは、ホラインゾンスタックだったり、変則ゾーンDだったりするので、なかなかバーティカルスタックのイメージがつかみにくいですが、根底の基本は同じです。ついでに言えば、走り方(フォーム)につても「走りの学校」など、足を速くするための動画もたくさんあります。そういえば、スクエアパスの走り方がおかしい先輩がたくさんいるのでした。悪い見本はマネしないでくださいね。できれば世界基準に合わせていただきたいと思う今日この頃。