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SORA/DRONE WEEKLY REPORT 2018-12-14

【1】【東日本ドローンサミット】FLIGHT長嶋氏、DroneFund大前氏、トライポッド佐々木氏が登壇!

[情報源]]

[概要]
見て、触れて、飛ばして、語りえるドローンの総合イベント「東日本ドローンサミット in J-VILLAGE」が、福島県楢葉町の“サッカーの聖地”、Jヴィレッジで開催され、研究、空撮、点検の各分野の第一人者が意見を交換する「サミット」では、いまのドローン産業をけん引する3人が登壇した。

[所感]
ダイジェスト版で雰囲気だけ掴んでみたい。

1番目は、株式会社FLIGHTインダストリアルマネージャーの長嶋友紀氏で「ドローン×点検」で登壇した。インフラの耐用年数はだいたい50年。2020年時点で、道路の4分の1が耐用年数を迎える。作業は現在、職人が人手で行っているが、人口減少の時代なので、ドローンで費用削減、安全性向上を目指すそうです。もう少し具体的な内容が聞きたいですね。

2番目にDroneFundの共同代表パートナーで、ドローングラファの大前創希氏が登壇し、「ドローン×地方創生」について講演したそうです。インフルエンサーから発信するとか、ドローン愛好家を巻き込む、ドローン映えのする美しい絶景地に関するプラットホーム(そらチケ)の紹介があったようです。

3番目は、トライポッドワークス株式会社の佐々木賢一代表が登壇して、
「ドローン×IT」について、5Gや超高感度カメラとの相性を中心に紹介したそうです。5Gを使えば、8Kの映像がリアルタイム配信できるのは魅力的だ。深夜での撮影状況をAIで解析することを提案したそうですが、そのデモがあったか不明。Mask R-CNNやYolo/SSDで解析デモのできるAIエンジニアは沢山いますので、どんどん巻き込んでいけばいいと思います。

【2】中国企業は軍事用ドローンで市場に参戦、アメリカ企業の独占に対抗 | ドローンニュース

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[概要]
ドローンの軍事利用に取り組む中国は、大型ステルスドローンや、自動小銃AK-47をはじめとする様々な武器を搭載した小型ドローンを開発しています。2018年11月に中国・珠海市で開催されたエア・ショーでは、ドローン市場を独占するアメリカ系企業に対抗する中国企業のドローンが次々と発表されました。エア・ショーで最も注目を集めたドローンの一つが、「Caihong-7」 あるいは「CH-7」と呼ばれる戦闘用ステルスドローンです。CH-7の翼幅は、ほとんどの戦闘用ジェット機よりも広い72フィートで、速度は高度46,000フィート以上において時速500マイル以上です。初のテスト飛行は来年を予定しています。

[所感]
軍事情報だと思うのですけど、安易に公開しても良いか疑問に感じています。海外では軍事ドローンの情報の割合が半分くらいを占めているようです。日本はかなり楽観的にドローンを見ていますが、悪用すれば武器になります。まぁ、ドローンによる攻撃があれば、一気に世論の流れは変わるのでしょうけど。

【3】フィンランド政府、警察にドローンの電波妨害を許可する見通し | ドローンニュース

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[概要]
フィンランドで法規制が変更され、交通事故の現場付近など特定のエリアにおいて、被害者のプライバシーを守るため、ドローンの飛行を阻害する権利が警察に与えられる見通しです。

法律が改正されれば、刑務所周辺など安全上特に注意が必要な場所でも、警察と刑務官はドローンの飛行を妨害する権利を持ちます。法務省顧問のJuho Martikainen氏によると、この法改正は、司法当局がドローンに対する妨害電波を発信し、ドローンを撤退させたり墜落させたりすることを認めるものです。

[所感]
フィンランドでは、GoogleのWINGも実証研究されており、ドローンの導入に積極的な気がします。国民の数も550万人なので、法律改正などのルールづくりが整備しやすいのでしょう。法律的な整備まで考えると、小国のほうが社会システムを整備するのに優位だと思います。エストニアが電子国家で先陣を切ったように、フィンランドが立法とテクノロジーの両輪で先進的な社会システムを構築することを期待しています。

【4】ドローン空撮的な映像が作れる「Google Earth Studio」--宇宙まで続くイームズ風CGも

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[概要]
Googleは、空撮風アニメーションの作成が可能なオンラインサービス「Google Earth Studio」を発表した。現在、プレビュー版の利用申し込みを受け付けている。

Google Earth Studioを利用すると、「Google Earth」で提供されている衛星写真や3D画像をつなぎ合わせることで、ドローンで空撮したような映像や画像が制作できる。現時点で利用可能なウェブブラウザは、Googleの「Chrome」のみ。

一般的なアニメ制作ツールと同様に、キーフレームを設定していき、地球上の特定地点間を移動するような映像を作る。制作したアニメのデータは、エクスポートして「Adobe After Effects」で編集可能。

手軽に空撮アニメーションを作れるよう、5種類のテンプレートも用意されている。「Zoom-To(ズーム)」「Point-to-Point(地点間)」「Spiral(スパイラル)」などのテンプレートを選べば、地点やカメラ軌道を設定するだけで、スムーズなアニメが作成できる。

[所感]
どのテクノロジーにも思わぬ競合というものが現れるものです。精度は不明ですが、衛星からの3Dモデリングができるので、測量の世界にパラダイムシフトが起こるかもしれません。衛星から死角になる橋やトンネルの点検などは残るでしょうけど、宇宙テクノロジーも発展する一方ですから、これからは点検ドローンの時代とか安易な考えは改めたほうが良いでしょう。

世界一の人工知能を誇るGoogleですから、衛星データと既存の航空データをディープラーニングのオートエンコーダを使ってジェネレーションすることで、精度の問題を一気に改善してくるはずです。

【5】JAXAのハロ、いきまーす!宇宙ステーション向け船内ドローン『Int-Ball』は宇宙飛行士を支えるパートナー | d.365(ディードットサンロクゴ)

[情報源]せ

[概要]
国際宇宙ステーション(ISS)といえば、地上から約400㎞という大気圏のはるか上空に建設された人類が誇る有人施設だ。中でも「きぼう」は日本が開発を担当した実験棟で、最大4名の宇宙飛行士が滞在し、さまざまな実験を続けている。

そんな「きぼう」内で、まるでSFやアニメから抜けできたような物体が活躍しているのをご存じだろうか。それが、Jaxa製の『Int-Ball』だ。

[所感]
宇宙ステーション向けの船内ドローンって尖っていますね。
でも、かたちはかわいいw

【6】攻撃ターゲットはITからIoTへ――NICTER、13年の観測の歴史に見る変化とは

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[概要]
サイバーセキュリティの世界では刻々とトレンドが変わり、新たなキーワードが次から次へ現れては消えていく。われわれは、ともすればそんな言葉に流されがちだが、だからこそ「実データを基に議論しなければならない。実際に自分たちが把握しているデータをまとめ、公開し、対策に生かしていかなければいけない」と、情報通信研究機構(NICT) サイバーセキュリティ研究所 サイバーセキュリティ研究室 室長を務める井上大介氏は語る。

[所感]
インターネット定点観測システム「NICTER」の映像は、観ていて面白いですね。リアルな現象なんですけども、攻撃が可視化されて、花火を観ているような気になります。破壊行為なのに違和感がないから、不思議なものです。赤信号、みんなで渡れば怖くないの心理でしょうか。

【7】ドローン自動着陸の誤差300mm以内に、ブルーイノベーションらが可動式ポートで

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[概要]
ドローンの導入支援を手掛けるブルーイノベーション(東京・文京)はIHI運搬機械と共同で、可動式のドローン離着陸場(ポート)を開発した(図1)。ドローンがポートの模様をカメラで認識、機体位置を空中で制御して着陸する仕組み。自動着陸の誤差をポート未使用時に比べて5割以上減らし、300mm以内に抑える。東京大学の鈴木・土屋研究室と共同で物流拠点での実証実験を進め、2019年中の市場投入を目指す。

[所感]
ブルーイノベーションという会社は、毎回おもしろいものを作ってきますね。「QRコード」のようにカメラで瞬時に意味を読み取って、大小さまざまな模様の1個ずつに「前進」や「停止」といった意味を持たせ、特定の模様がカメラの画角の決まった位置に入るまで、ドローンは空中で位置を調整するそうです。面白い!

【8】南フロリダ大学、ブレイン・ドローンレースを開催

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[概要]
南フロリダ大学開催の最先端コンペティションが、脳と機械の間の橋渡しをしようとしている。2019年2月9日にユングリングセンターで開催予定の南フロリダ大学(USF)ブレイン・ドローンレースには、世界中のチームが参加し、ブレインパワーを駆使してレースを行う。

[所感]
アメリカ人は脳みそ大好き人間ですねw 脳波でドローンレースをしようと考えるのは、面白いけど、何かを大きく外している気がしますね。最近では、生物学から消化器官は第二の脳、皮膚は第三の脳という従来の定説をひっくり返すような論文が出てきました。僕も、最近ディープラーニングの勉強をしていますが、エネルギーの観点から考えて、効率が悪すぎます。人工知能学会の皆さんも同じことを言っていますが、脳と目のモデリングくらいでは、38億かけて進化した生命の複雑なシステムを再現できませんね。

【9】「勘頼みは終わり」キャベツ農家の出荷量をドローンとAIで予測、その舞台裏

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[概要]
「食」という日本の根幹を支える農業分野ではいま、就業人口の減少と高齢化が進んでおり、農地の大規模化や作業の省力化を進めることが急務となっています。

そんな中、茨城県のキャベツ農家で、ある実証実験が始まりました。ドローンで上空からキャベツを撮影し、膨大な量の画像をつなぎ合わせてAIで解析。将来的にはキャベツの育成状況から収量の予測を目指すプロジェクトです。

その様子を取材すべく、Ledge.aiは特急電車で茨城県へ。キャベツ収量予測の実証実験を進めるスカイマティクスのお二人と、実験に協力されているひらさわファームの平澤さんにお話を伺いました。

[所感]
ピンクの枠が大きなキャベツ、青の枠が小さいキャベツ、緑と黄色の枠は平均的なサイズのキャベツとディープラーニングで分類していました。ここから生産管理システムにデータを転送して、情報処理するのは容易でしょう。このレベルの情報処理であれば、数人のエンジニアでサクサクっと実装できるので、都市から地方にやってきたエンジニアを捕まえて、「これと同じことできないかな?」と依頼してみてください。

日本のエンジニアは真面目なのでおそらく独学でディープラーニングを勉強していますが、自分から手をあげてやりますとは言いません。頼まれたら、嫌な顔しながらもゴニョゴニョして、「あ、意外と簡単にできました!」と笑顔になるはずです。

頼むときのコツは、『同じ』ことを頼むことです。似たことを頼んではいけません。同じことができたら、その次に、似たようなことはできるかもしれませんが、最初に似たようなことを頼むと間違いなく拒絶されます。なぜなら、ディープラーニングは繊細で複雑なので、同じと似たことの間には、天と地の差があるのです。

【10】5万円台のMavic Air対抗ドローンFIMI X8 SE

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Xiaomi FIMI(中国)は、海外で$499(約57,000円)のXiaomi FIMI X8ドローンの予約を開始した。3軸ジンバルを採用し、4K動画の撮影と33分の飛行を実現している。

[所感]
格安携帯電話の雄、Xiaomi FIMI(中国)がグイグイDJIを攻めています。
まさに三国志の時代になってきたと思います。赤壁の戦いが楽しみです。

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