P.F.Druckerの言葉
拝啓 奥さんへ
経営(マネジメント)といえばP.F.Druckerと夫は思っているのですが、その考え方自体は人生全体に応用が利くのかなと思い、Druckerの言葉を紹介したいと思います。
ドラッカーといえば、この言葉が最初に浮かびます。弱みでは成果を出すことはできません。成果を出すには、自らの強みに集中することが大切です。ただ自分の強みは自分では気づきにくいという難点があります。弱みについては知っているでしょうが、自分の強みについては客観的な意見を参考にするのが良いでしょう。
1+1=2ではなく、それ以上のことを行わせるというのがマネジメントの本質になります。シナジー効果を出すとか、化学反応を起こすとか、掛け算で考えるとか、色々と表現はありますが、単なる足し算以上の成果を出していくということです。普通の人という表現もいいですね。普通の人が集まって、普通でないことを行うというのは人間らしいなと思います。
こちらも自らの強みに集中せよに通じるところがありますが、根本にあるのは行動的禁欲ではないかと思います。「行動的禁欲」とは「行動するため」に他のことを断念する禁欲です。日本人が禁欲と聞いて連想するのは、断食などのような「何かをしない禁欲」ですが、キリスト教の禁欲とは、それとは正反対です。「信仰のためには、一秒、一瞬、一刹那たりとも懈怠せず行動すべし!」これこそが、行動的禁欲です。この行動的禁欲の精神は、「祈りかつ働け」というスローガンのもと、カトリック修道院の中では行われていたのですが、それがプロテスタンティズムによって世俗の信者に開放されたのです。
凡人の夫にはピンときませんが、偉大な山のように見える人物にも、大きな谷があるのだなと思えば少し気が楽になるといったところでしょうか。
この言葉が勇気を与えてくれる言葉ですね。少なくとも挑戦をしようとしない人物をリーダーに選んではいけないという教訓になります。現在社会は少し評価が厳しすぎるような気がします。優れた人を活躍させることができる、寛容な社会をつくりたいと思います。
賛否両論がありそうな言葉ですが、夫としてはスタイルは変えられないものなのかなと思います。もしかしたらダメかもしれないけど、そこは割り切っていくしかないのかなと思います。
これは何か問題が発生したときに、最初に考えるべき教訓ですね。たいていのこと一般的なことですから、すでに解決策が見つかっている可能性が高い。特殊な問題に関しては、早合点しないようにしたいと思います。
こちらも素朴な言葉ですが、なるほどねと思うところがあります。
そうですね、健全であろうと思います。
成果と人の評価をごちゃ混ぜにしてはいけないという教訓ですね。成果のほうは具体的な目標を立て、その達成度を定期的に観測する。他方、人の評価は強みを見つけることに注力する。これもマネジメントの基本ですね。
かっこいい言葉ですが、夫は深い意味はわかりません(笑)
英語では「not knowingly to do harm」で、ギリシア哲学の言葉を由来にしているらしいですが、要するに、自分が気がついて知っているのに、害をなすようなことはしてはいけないという倫理的なことなのかなと思います。
ドラッカーは一度全集を買って読んだことがあるのですが、重複する内容も多いので半分以上は売ってしまいました。それでも本棚に残って何かあるときに読み直したりしています。アンカーのようになる本があるのはいいなと思います。多謝。