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Steam Deck OLED を ホワイトモデルへ

KOMODO Steam Deck OLED 限定版ホワイト

白いガジェットを好む私にとって非常に魅力的だった「Steam Deck OLED」の限定ホワイトモデルが発表され、2024年11月19日から予約販売が開始されました。
しかし、予約に間に合わなかったことをきっかけに、現在所有しているブラックの「Steam Deck OLED」をホワイト仕様にカスタマイズすることを決意!
この記事では、カスタマイズに使用したキットの詳細や工程、そして完成後の感想を丁寧にご紹介いたします。


▪︎ Steam Deck OLEDのホワイトカスタマイズを決めた理由

Steam Deck OLEDの限定ホワイト版の美しいデザインに魅了されましたが、入手することはできませんでした。
しかし、その魅力に惹かれた気持ちは消えず、今回、自らカスタマイズを行うことでその思いを形にしようと決意しました。
他社製のDIYキットを活用し、自分らしさを反映させた特別な一台を完成させることで、さらなる魅力の追求を目指してみました。

▪︎ 使用したカスタムキットの紹介

今回紹介するのは、eXtremeRateが販売しているOLED対応のカスタムDIYプレート交換キットです。
このキットは、ホワイト仕様の交換ハウジングシェルやボタンのフルセットが同梱されており、その完成度の高さでユーザーから高い評価を受けています。
加えて、分解作業に必要なドライバーや液晶取り出し用のヘラなどもセットになっており、これ一つを購入すれば追加で工具を用意する必要がほとんどありません。

Amazonで手軽に購入できる点も魅力で、以下のリンクから詳細を確認できます。

また、このキットはホワイト以外にも多彩なカラーラインナップを展開しており、透明感のあるスケルトンデザインも選択肢に含まれています。
ただし、今回はシンプルさと統一感を重視し、ホワイトカラーを選びました。

組み立て準備と必要な工具

前述した通り、このキットは非常に完成度が高く、特別な準備はほとんど必要ありません。
しかし、作業を円滑に進めるために、以下の工具を用意しておくと安心です。

① 温度調整可能なヒートガン(家庭用ドライヤーでも対応可能)
※ 液晶部分とパッド部分は両面テープでしっかり固定されています。そのため、温風で接着を緩め、慎重に取り外す作業が必要です。温度調整が可能なヒートガンが理想ですが、一般的な家庭用ドライヤーでも代用可能です。

② ピンセットや開封用ツール(なくても作業可能)
※ 細かい部分の作業、特に基板からケーブルを外す際に役立ちます。これらのツールがあれば、作業効率が大幅に向上し、ケーブルや基板の破損を防ぎやすくなります。

時間と忍耐の重要性
分解作業が初めての場合、慎重さが必要です。
特に慣れない場合は、事前に公式サイトや経験者がアップロードした分解動画をチェックすることで、作業全体の流れを把握しておくことを強くおすすめします。
この準備をすることで、無理なく作業を進めることができ、トラブルを未然に防ぐことができます。

キッドを販売している eXtremeRate から組み立て動画も公開されております。

▪︎ カスタマイズ工程の詳細

① Steam Deck OLEDの分解
Steam Deck OLEDを分解する作業は、慎重に進める必要がありました。まず、背面にあるネジを外して、本体内部へのアクセスを確保します。この機種はしっかりとした作りで、開封には少し力が必要でしたが、慎重にネジを外すことで、最終的に問題なく内部にアクセスすることができました。全体的に堅固に組み立てられており、どのパーツもしっかりと固定されていました。

裏蓋を外すと

② 液晶パネルとトラックパッドの取り外し
液晶パネルの取り外しは、この作業の中で最も注意が必要でした。
パネルがしっかりと接着されているため、まずはドライヤーで接着部分を温め、柔らかくしてから慎重に取り外しました。
同様に、トラックパッドの取り外しも慎重に行う必要がありましたが、こちらはドライヤーで対応することで、比較的スムーズに作業が進みました。
精密な作業であったため、慎重さを保ちながら進めることが非常に重要でした。

液晶パネル
ドライヤーの上にトラックパッド

③ 新しいホワイト筐体への移植
取り外した各パーツを新しいホワイト筐体に移植する工程は、非常に注意深く行いました。
各パーツが新しい筐体にぴったりとフィットするかを確認しながら進めましたが、全体的に組み立ては順調に進みました。
特に、筐体の作りがしっかりとしていて、パーツがスムーズに収まることが分かり、安心して作業を続けることができました。
この工程では、しっかりとした作りを感じることができ、作業の満足度も高かったです。

▪︎ 完成後の感想と使い心地

組み立て完了後の写真

カスタマイズ作業には予想以上に時間と手間を要しましたが、完成したホワイト仕様のSteam Deck OLEDには深い満足感を抱いています。
まるで市販品のように美しく仕上がり、その完成度の高さに達成感を感じることができました。
特に新しい筐体の手触りと視覚的なインパクトは私の期待を大きく上回り、「自分だけの特別なデバイスを手に入れた」と実感することができました。

▪︎ メリットとデメリットの要約

メリット
・ 
ホワイトカラーの洗練されたデザインは、高級感を漂わせ、一目でその特別さが分かります。
・ キットの品質は抜群で、作りの精緻さが際立っており、長く使用することができる確かな完成度を誇ります。
・ 自分だけのカスタマイズを施すことで、愛着を深めることができ、単なる道具としてではなく、個性を感じさせる一品に仕上げられます。

デメリット
・ 
液晶パネルやトラックパッドの取り外し作業には高度な注意を要し、間違えると破損のリスクが高くなります。
・ 組み立てには思いのほか時間がかかり、じっくりと腰を据えて作業に臨むことが必要です。
・ 価格がやや高めではありますが、その分の価値は十分に感じられる完成度です。

▪︎ カスタマイズを検討している方へのアドバイス

カスタムアケコンとマッチ!

Steam Deckのカスタマイズは決して簡単な作業ではありませんが、その完成後の満足感は非常に大きなものです。初めて取り組む場合は、分解方法を解説した動画を参照し、慎重に進めることが肝要です。また、作業をスムーズに進めるために、必要な工具を事前に整えておくことをおすすめします。

この挑戦に興味があるなら、ぜひ一度手を出してみてください。完成したSteam Deckを手にする喜びは、カスタマイズ以上の価値をもたらすことでしょう。


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