久保 陽香│Kubo Haruka

屋久島生活を経て、栃木県那須の非電化工房住み込み弟子入り。大学卒業して、神戸にいてます…

久保 陽香│Kubo Haruka

屋久島生活を経て、栃木県那須の非電化工房住み込み弟子入り。大学卒業して、神戸にいてます。 野草納豆、焼き芋、うどん、空海

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南インドカレーの合理性仮説(ただの妄想)

昨日と今日と、わたしは南インドカレーを作っている。 ただカレー初心者が南インドカレーを作ってみるとたくさんの疑問が湧いてくる。 いままで当たり前だと思っていた工程がぶち壊される...。 作っていて大丈夫なのかと不安にも感じる。 なのに、できあがったカレーがはちゃんとおいしいという不思議。 そんな今朝、カレーを作りながら頭を巡っていたことをここに記させていただきたい。 【目次】 1.そもそもなぜ南インドカレーをつくるのか? 2.カレーの原点 3.南インドカレーの不思議4選

    • 【WS】非電化工房の無農薬ワラで、自家製納豆をつくって、食べて、持って帰ろうの会

      非電化工房で育てたお米の藁を使って自家製納豆を仕込み、自家製納豆のオリジナルランチ食べて、お土産には仕込んだ納豆と無農薬藁を持ってかえるWS。 引くほど告知しませんでしたが(笑)非電化工房ではじめてとなるWSを開催させていただいていました! 参加者の方々は人生の大先輩ばかりで緊張していましたが、私のつくった野草納豆や藁納豆をナイスリアクションで食べてくれて、めちゃめちゃ無邪気に納豆を作ってくれて、私の納豆トークをメモを取りながら聞いてくれて、そんな皆さまの姿をみて私は

      • 大人数のカレー仕込みは、いつもと何が違うのか?

        ここ非電化工房ではイベントやマルシェなどでお客さん向けにカレーを振るまうことがあり、いつも20人〜40人分のカレーを仕込むことがあるのだが 私はある課題にぶつかっていた。 いつも作っているカレーが、いつも美味しいはずのカレーが、大人数になるとなにかおいしくない。 スパイスが香りすぎたり、効いてほしいスパイスがどこかにいっちゃったり、、 「スパイスは単純に個数倍量するのではうまくいかないものなのか?🤔💭」 てことで、今まではスパイスの分量やタイミングを少しづつ減らしたり増

        • 猪肉でスパイスカレーをつくってみるvol.2「イノシシビンダルーの完成」

          イノシシカレーに大敗しリベンジを誓ってからはや1週間、今朝はその大戦の日でした...🔥 前回の反省を踏まえて、今回意識したのは ①スパイスの香りが飛んでしまった →弱火かつ適切時間の煮込み! ②前回重量感がありすぎてたくさん食べられなかったが、猪肉の旨味は活かしたい →ポークビンダルー風にする! →副菜で全体的な味のバランスをとる! ③純粋に畑で採れた野菜が使いたい →副菜! 【今日のカレー】 ・イノシシビンダルー🍛 酸味の効いたポークビンダルーを意識!(参考文献:南イ

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        • 納豆
          11本
        • 人間として生きたい
          3本
        • カレー🍛
          8本
        • 非電化工房弟子
          10本
        • ごはん達
          6本

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          猪肉でスパイスカレーをつくってみるvol.1 「失敗」

          「この猪肉でカレーなんかつくってみたらどうかな?」と先日イノシシのお肉をいただく機会に恵まれました。🐗 がしかし、実は私は猪肉でカレーを作ったことがなく 「臭みと硬さはどうすればいいのか?」 「豚肉の代わりだと考えていいのか?」 「イノシシに特に合うスパイスなどはあるのか?」 と、悶々としておりました😦 そこでSNSで助けを求めたところ、思った以上にたくさんのアドバイスをいただけて...様々なカレーテクニックやスパイスの合わせ方が学べて、めちゃめちゃ勉強になりました。

          猪肉でスパイスカレーをつくってみるvol.1 「失敗」

          弟子生活半年を経て、ぼやく

          ”つくる””つくる”ことが好きな人はたくさんいるんじゃないか でも”つくる”ことにハードルの高さを感じている人もいるんじゃないか 私自身もその一人で 生産手段がないことがすごくコンプレックスだった もっとクリエイティブに生きたいと思った だから、今ここ非電化工房で修行をしている。 非電化工房に来て、「自分の暮らしを自分でつくる技術」を学ぶなかで色々なことに気づき始めた。 「誰でもつくり手になれる」1つは、「誰でもつくり手になれる」ってこと。 今までの私は、つくり手とい

          弟子生活半年を経て、ぼやく

          弟子生活残り半年をきり、おもうこと。

          4月に非電化工房に弟子入りして、修行期間も残り半年をきりました。 ここ最近は割と悩むことが多かったですが、というか常に悩んでいる気すらしますが(笑) 昨夜温泉に入って頭がスッキリしたので、ちょっと書き留めておきたいと思います。 ちなみに、この文章を書く目的は ①将来人生を振り返った時の備忘録として ②非電化工房での暮らしや弟子生活に興味を持つ方への参考になればなと ③奇跡的に久保に興味を向けてくれた方への生存報告(こちらの方いたら、おいしいごはん食べいきましょう😉) で

          弟子生活残り半年をきり、おもうこと。

          「お金に依存しない自立した生活を目指して」 講師として呼んでいただきました@神戸

          2019年10月27日、CODE未来基金「若者の生き方を語る-阪神・淡路大震災から25年を前に-」で話をして神戸に行って来ました! CODEは、「最後のひとりまで」の理念を掲げ海外災害援助活動をしているNPO法人です。私も大学3年生の時にCODE未来基金さんの中国四川省へフィールドワークに行かせていただき沢山の衝撃と学びを得ました。今回はそのご縁で講師として呼んでいただき「お金に依存しない自立した生活をめざして」というテーマで自分の生き方や価値観などについてお話させてい

          「お金に依存しない自立した生活を目指して」 講師として呼んでいただきました@神戸

          弟子入り4ヶ月 「体感・思考・創造の積み重ね」

          2019年4月より非電化工房に弟子入りしてからはや4ヶ月か経ち、修行期間の3分の1が修了しました。 その後は畑も本格化し早朝作業の開始、田んぼの開墾・代掻き・田植え、非電化工房ソウルの12人の弟子の来日合宿、キャンプ場用小屋の配管工事とシャワーとトイレ室作り、横穴式住居作りの開始、月1回の地創塾のアテンドなどを行いました。 (🔺トラクターを田んぼにハめた図) (🔺人力代掻きをしてドロドロになった図) (🔺非電化工房ソウルの弟子と) 他には、NHK教育テレビ「沼にハマ

          弟子入り4ヶ月 「体感・思考・創造の積み重ね」

          ととのう、とは?

          「なぜ私たちはサウナに魅了されるのか?」 「なぜサウナに入ると、ととのうのか?」 いつもその疑問が頭に浮かびつつも、毎回「今日もととのった…」と満足しては考えることを忘れてしまっている。 昨夜みた 連続ドラマ「サ道」が面白かった。 サウナを愛し、似たような感覚を喜びに感じる人がこんなにもいるんだ!って感動した。 しかし正直なところ、私はサウナ歴浅め。高校生の時まではサウナは熱さの我慢大会だと思っていて、耐える自分とその後感じる達成感に酔いしれていただけだった。 いわゆ

          ととのう、とは?

          参院選挙。文明の転換期に、何を想う。

          2019年7月21日、参院選挙。 今回の選挙も自民党の圧勝。 投票率は48.80%、24年ぶりに50%を切る。 正直驚きだった。 今私が暮らしている非電化工房に集まる人達や、SNSのタイムラインの友人界隈では選挙に行った人が多数だったのに。私が見えている世界は、ほんの氷山の一角だったんだと気付かされた。 自民党の政策では、私たちの暮らしはもっと苦しくなるのに。全然国民のことを見てくれていないのに。でも多くの国民も日本そして自分自身からも目を逸らしている。寂しい。

          参院選挙。文明の転換期に、何を想う。

          【陶芸の街・益子にて】 あらゆる美に触れ、自然を聞き、消化して手に生かす

          ”食器”っていいよね同じ食べ物でも、装う器によって食べた時の美味しさが揺らぐ感覚がすごく好き いつもの納豆かけごはんだって、ちょっといい器で食べるだけでなんだか贅沢な納豆ご飯になった気がする。 私はそんなにお酒飲まないので友人に聞いた話だけど、ビールは特にわかりやすいみたい。缶ビールのまま飲んでもそりゃうまいけど、ビールグラスに注いで飲んだ時とはほんとに違うようだ。 器って、人間の食べ物を蓄えたいという生理的欲求と、より美味しく食べたいという高次欲求の重なりを視ているよ

          【陶芸の街・益子にて】 あらゆる美に触れ、自然を聞き、消化して手に生かす

          関西大学でゲストスピーカーをさせていただき言語化の大切さを学ぶ

          非電化工房で開催されている地方で仕事を創る塾で出会った教授にお声掛けいただき、7月10日に関西大学でゲストスピーカーとしてお話させていただきました! 久しぶりに人前でのお話&若い人たちとの交流で(笑)、ちょいとびびっていましたが、結果すごく楽しくて私自身も実になるものでした。 講義は対談形式で、今までの生い立ちや非電化工房での暮らし、納豆のことなど割と自由度高く話しました。 一番食いつき良かったのは、NHKの沼ハマ(笑) やっぱテレビの力すごい...。 講義・ゼミ生とのラ

          関西大学でゲストスピーカーをさせていただき言語化の大切さを学ぶ

          貧しいのに豊かな豆、納豆

          納豆は不思議だ。 お金も時間もないからといってとりあえず食べてるのに。 なのに、なんだかいつもほっとして満たされた気持ちになる。 納豆は、貧しいのに豊かだ。 日本文学では、”貧しさ”の象徴としても描かれてきた納豆 小林一茶 の句「朝々に 半人前の 納豆哉」からはじめ、小林多喜二「蟹工船」、白柳秀湖「駅夫日記」正岡子規「九月十四日の朝」にも、厳密にいえば「納豆売り」がだが、多くが貧しさを表現するように納豆が用いられた。 ただ、これらの文豪があえて”納豆”という言葉を文字に記

          貧しいのに豊かな豆、納豆

          ”旅する納豆屋さん”構想(妄想)

          非電化工房で生活していると、毎月開催される見学会や塾などで多くの人に出会い交流する機会があります。 そんな中、必ずみなさんに聞かれのが 「1年の修行期間が終わったら何するの?」という質問。 正直なところ具体的には全く決まっていないし、敢えて決めたくないとも思っています。 一年を通じて自分が何を感じ何を得るのか?自分自身の変化に寄り添いたいし、その場その時のご縁と流れを大切にしたいなあと思っています。 そんな感じでやっているんですが、実は最近やりたいことがぽぽぽっと浮かん

          ”旅する納豆屋さん”構想(妄想)

          弟子入り1ヶ月 「自分を伸ばす方法とは?」

          4月頭に非電化工房入学式を経てはや1ヶ月が過ぎ去りました。 こんな感じで日々生活しています↓ 毎日が新しい知識・技術・哲学、そしておもしろい人との出会いに溢れ、めまぐるしく過ぎて行く日々。 おなかは減るし、よく眠れるし、手はたくましくなっていくし、第3次成長期がやってきているみたいです。 そして1ヶ月経過したといういい区切りで、少し足をとめて振り返りをしておきたいと思います。 〈目次〉 ①進捗確認 ②いまの私 ③支えてくれる弟子仲間の存在 ④そして今、スタート地点に立ち

          弟子入り1ヶ月 「自分を伸ばす方法とは?」