東久留米・パンピュール|休日の朝8時 焼きたてパンをトレーいっぱいにのせて
連休がはじまる前日の夜、なんだかパンが食べたくなったのと、いい休日のスタートをきりたいと思い立ち、パン屋に行こうと決意。めずらしく6時に起きて、朝早くからオープンしている「Boulanger pain pur(パン・ピュール)」にいってきました。
Boulanger pain pur(パン・ピュール)
9時~10時オープンのパン屋が多いなか、パン・ピュールは朝8時オープンです。
オープン時間にあわせて家をでると、休日の朝は歩いている人がまばら。澄んだ空気が気持ちよく、外にでて正解だと思いました。葉が色づきはじめて秋めいた街の様子を眺めながら、パン・ピュールを目指します。
朝8時にもかかわらず、すでに先客が2人。ドアを開けると、奥の厨房から「いらっしゃいませ」とあいさつが聞こえてきました。男性のハツラツとした声に圧倒されつつも、冷静を装ってトレーとトングを手にとります。元気な声で迎えられるとうれしいですね。
朝8時にゲットした焼きたてパンたち
オープン直後だとまだそろっていないかな?と思いましたが、食パンから総菜パンまでずらりと並んでいました。バゲットはなかったので、ハード系はしばらくかかるようです。
お目当てのベーグルと、気になったパンをいくつか購入。レジ前に置いてあるショップカードを持ち帰ろうとすると、お店の方から「スタンプ押しますよ」と声をかけられます。あやうく、白紙のスタンプカードを持ち帰る謎の人になるところでした……笑
こんがりと焼かれ、きれいなきつね色にそまっています。ツヤがあってシンプルながらも最高のビジュアル! 温め直していただきました。
薄くてパリパリのクラストとふわふわでもっちりとしたクラムで、パン屋らしいベーグルの食感です。ベーグル専門店のようなむぎゅっと感やむっちり感はありませんが、これはこれでおいしい。小麦の旨みとほんのり甘みがあり、懐かしさのある味わいです。
こちらは温めずにそのままいただきます。なめらかでマイルドな塩味のクリームチーズと、柑橘のさわやかな甘さのオレンジピールは間違いなく相性抜群。プレーンと同じくもちっとした生地です。
ついこの間ハロウィンだったこともあり、かぼちゃのスイーツサラダを数日間食べ続けていてクリームチーズに飽きていたのですが、こちらのベーグルはオレンジピールのおかげでおいしく完食できました。
数あるパンのなかで目に留まったのがフレンチトースト。購入したパンのなかで一番感動したパンです。
温め直すとバターとたまごのミルキーな香りがふわっと漂います。アパレイユはパンの表面だけにしみていて、じゅわっと・ふわしっとりの2層に。形が崩れるほどしみしみが好みの方は物足りないかもしれませんが、パンの食感をしっかり味わいたいわたしにとっては、絶妙な加減でとっても好みです。
カスタードのようにコクのある甘さでおやつにぴったり。おいしすぎてあっという間に完食しました。
給食で食べた懐かしさを思い出し、気づいたらトレーにのせていたパンです。「きなこっぺ」というかわいいネーミングが素敵ですね。
ぎゅっと目が詰まった生地で、見た目の小ささに反して意外とずっしりしています。きなこ揚げパンだと思っていたのですが、揚げずにきなこをまぶしたパンのようで油っぽさはまったくありません。かといてパサついているわけではなく、きな粉がしっとりしています。
給食で食べたきなこ揚げパンとは異なり、あまじょっぱい味にびっくり。知ってるパンだけど新鮮であまじょっぱいのもおいしいですね。
「シェルフランス」と名付けられた塩パンは、クロワッサンのような見た目が特徴です。
ひと口食べるとじゅわっとオイリーでバターの存在を感じます。グルグルと巻き付けられたクラストは、バリバリと音がするほどハードでバゲットに違い存在感。クラムのもちっとした食感より印象的なので、ハード系のパンが好きな方にぴったりです。
まだまだ気になるパンがある
朝8時にオープンするパン屋は、なかなか貴重な存在ではないでしょうか。7時だと早すぎて休日なら行く気がそがれてしまいそう、9時以降だと行きやすいぶん人の多さが気になる…… 8時オープンなのが個人的にベストでうれしいです。
口コミによるとフランスパンが好評とのこと。次に訪れるときは、ハード系の焼き上がりを聞いてみようと思います。
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