上田和寛(Kazuhiro Ueda)

レンジファインダーが好きです。モノクロがメインだけど、最近始めたフィルムではカラーも面白くなってきました。日頃は作文塾で子供達と一緒に作文と格闘しています。

上田和寛(Kazuhiro Ueda)

レンジファインダーが好きです。モノクロがメインだけど、最近始めたフィルムではカラーも面白くなってきました。日頃は作文塾で子供達と一緒に作文と格闘しています。

最近の記事

最初の1枚

初めてライカMを手にしたのは2015年の6月だったと思うので、かれこれ6年ほど前になります。以来、随分ハードに使ってきましたが、ほとんど故障もなく、大変丈夫な良い子でした。ただ、ボディ表面のグッタペルカ(張り革)がボロボロになっていました。それを先日、ライカのカスタムレザーサービスというものを利用して着替えさせていもらいました。 (写真は2018年頃と思われるまだ傷も少なかった頃のM240。) このカメラを使い始めの頃はそれはそれは大切に扱い、少しの傷もつかないように気を

    • ライカの安いレンズ

      安いと言っても数万円はします。僕のは数年前に※ebayで2万円ちょっとで買いました。ズミタール (Summitar 50mm f2.0)というオールドレンズ(シリアルNo.によると1951年製造)です。ネットオークションでレンズを買うのは正直ギャンブルです。安く購入できるとしても、画面では確認できない問題を抱えている可能性があるからです。例えばピントなんて確認しようがありません。だから相手の方を信用できるかどうかに賭けて買うしかないのです。この時は苦手な英語を一生懸命読んで、

      • 憧れはモノクローム

        写真に興味を持つようになってまもなく、僕はモノクロームの世界に憧れるようになりました。ドアノーやイジスの写真集を買って毎日のように眺めていたのはその頃です。そこで見た大好きなモノクロのちょっとロマンティックなヨーロッパの街の写真達は当然フィルムで撮影されたものでした。滲みながら光る街灯、曇ったガラス越しのシルエット、レンズの前でも大らかに振る舞う人々、映画のシーンのような恋人達…こんな写真が撮れたら! 無理を承知で現代の東京の街をデジタルカメラ(ライカM240)片手に歩き回り

        • cinestill800Tは映画のように撮れる?

          「映画のワンシーンを切り出したような写真が撮りたいなぁ…。」どんな写真を撮りたいのかと自問自答しているとよく出てくる思いです。最近では岩井俊二監督の「ラストレター」という作品を観ていた時にそう思いました。仙台まで行って映画に登場したカフェで写真を撮ってみたりもしました。季節も時間も違うし、機材も違うし、そう簡単にいくものではありませんが。でもそんなことをしたくなるくらい、映画のように撮れるという可能性には惹かれます。そこでフィルム選びをしている中で当然試したくなるフィルムがあ

          FUJICOLOR 100ってマゼンタが強い?

          はじめまして。または、お久しぶりです。 コロナで固くなった気分をほぐしたくて気楽に書く場所を求めてnoteを開きました。 最近始めたフィルム写真の話を中心に、時にはデジタルの話にも脱線しつつ、気楽に書きたいと思います。 一度はくじけかけたフィルムカメラですが、なぜか久しぶりに使ってみると良い感じで、これは続けようと思うのですが、一人だとまたくじけそうなので、時々思うことをここに残しつつ、振り返ったり、同じことを感じている方と交流したりできればと思います。 選んだフィルムはF

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