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SmartHRのプロダクトマネージャーで「失敗を共有しあう会」を開催してみた

こんにちは、SmartHRのプロダクトマネージャー(以下PM)の渡辺(@ku_neru44)です。2024年7月現在、PMが27名いるSmartHRで、PM間で「(仮称)失敗を共有しあう会」を企画、開催したのでnoteに書いてみます。仮称ですが、今回は「失敗を共有しあう会」で呼称を統一します。

失敗を共有しあう会とはどういうものか

今回開催した「失敗を共有しあう会」は、「失敗を共有しながら学び合うこと」「失敗や学びを称賛し合って、今後のチャレンジの後押しをすること」の2点を目的としています。

そのため、カジュアルに失敗を話せるようにすることを意識し、下記のような形で開催しました。

  • 直近半年の業務での「チャレンジ」から起きた失敗や学びを共有すること

  • ドキュメントのフォーマットは自分が話しやすい形で自由

  • 持ち時間は1人3分

  • 可能であれば出社してみんなが集まる会議室で登壇する

当日アナウンスした内容が社内ドキュメントにあったので、キャプチャを貼っておきます。

会の進め方が箇条書きで書いてある画像。書いてある内容は、発表は1人3分です。
3分過ぎたらやんわり圧をかけます。
発表が終わったら拍手で称賛をお願いします。
オフライン勢はすべてnabe3のPCで投影します。
オンライン勢は各自のPCで画面共有をお願いします。
感想や質問はslackでお願いします。
質問は後で返すスタイルになると思います。
登壇者の方は発表後スレで返答お願いします。
後日failcon自体の感想スレをたてますので、フィードバックをお願いします。
本格開催の企画の参考にしますのでどしどしください。


本当にカジュアルです。

当日は11人のPMが登壇してくれましたが、1時間で全ての共有を終えることができました。

余談ですが、夜は懇親会を開催し、感想戦を行いながら親睦を深めています。

失敗共有会を開くことにしたきっかけ

2023年12月に開催された、CPO協会のセミナー「プロダクト組織における実行力について」内で「FailCon」と呼ばれるイベントがあることを知り、参加していたPM陣との帰り道に「よさそうだからやってみようか」と話したことがきっかけです。

目的やフォーマットを整理したたき台をつくり、一緒にイベントに参加していた、CPOのadachiさんとの壁打ち後、PM全員へ提案をし、開催に至りました。提案するとみんな乗り気で登壇に手を上げてくれたのですが、気軽にチャレンジできるところが素敵ですよね。

開催してみてどうだったか

非常によい会ができたと思っています。SmartHRでは、バックグラウンドが多種多様なPMが多く存在し、それぞれが別のプロダクトに責任をもっています。そのため、みんなの失敗や学びが多岐にわたり、「聞いていておもしろい」「良い学びの機会になる」という結果が得られました。

実際の登壇内容はプロダクト開発のチャレンジに関係することなので、具体的に出すことはできないのですが、「チームビルディングに関すること」「権限移譲に関すること」「プロダクト開発の進め方に関すること」「家の鍵の修理に関すること(?)」等、様々なテーマでの発表がありました。

どのテーマのときも、聞いている他のメンバーが「あ〜あるある」「自分もやったことあるわ」という反応をしており、同じPM同士で失敗や学びを共有したからこその一体感のようなものが生まれていました。また、発表してもらった「学び」がとても有用で、各自が学びを持ち帰り、各プロダクトの開発に活かす動きが生まれたのも非常によかったと思います。

参加したメンバーの感想をもらっています。一部抜粋です。

  • めっちゃ面白いし良い学びでした

  • みんな素直に自分の失敗を開示して偉いと思った

  • 他の方の失敗、明日は我が身では?と思うこともあるので、先人は偉大

  • 自分の挑戦が足りない、もっと挑戦していかねばと感じた

  • 自分の振り返りをするいいきっかけになった

  • 失敗を明るく語れるPMはカッコいいし、そこから学ぼうとしているチームで働けているのはありがたいと思った

  • 3分は短く駆け足気味な発表だったが、テンポよく進められてよかった

  • 感想戦はやりたいので、会に組み込みたい

おわりに

この会をきっかけに、社内の他の部署でも同じような会がチームビルディングとして開催されていることを観測しています。どの部署からも「良い会ができた」という感想が出ており、改めて「やってみてよかったなぁ」と感じています。

PMでも1回の開催にとどまらず、定期的に開催していきたいと思っています。失敗を恐れず挑戦するメンバーの背中を押したり、PM間で学び合いながらもっと事業に貢献できるようになっていきたいですね。

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