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いろいろな色の話

ことわざや例えの中には、色にちなむものがたくさんあります。どんなものがあるか、ちょっと気になったので調べてみましょう。


<色にまつわる言葉>

まずは、言葉の中に“色”が出てくるものを書き出してみます。

(赤色)

  • 赤の他人:全く関係のない他人のこと

  • 真っ赤な嘘:全くのでたらめ

  • 赤っ恥:とても恥ずかしい思い

  • 赤信号:危険

(青色)

  • 青二才:未熟で経験が浅い人

  • 青天のへきれき:突然驚くようなこと

  • 青ざめる:恐怖や驚きで顔色が悪くなる

  • 青信号:安全

(緑色)

  • みどりの窓口:鉄道駅の切符売り場

(黄色)

  • 黄色い声援:甲高い声

  • 黄信号:注意

(黒色)

  • 黒幕:陰で操る人物

  • 黒歴史:明かしたくない過去の出来事

  • ブラック企業:まっとうでない会社

(白色)

  • 白羽の矢が立つ:多くの人の中から選ばれる

  • 白紙に戻す:計画や約束を反古にしてやり直すこと

  • 真っ白な気持ち:何色にも染まっていない純粋さ

  • 白旗:降伏

<色の持つ意味>

こうして集めてみると、それぞれの色の使い方に特徴的なものが見えてきます。
では、色にどんな意味やイメージがあるのか見てみましょう。

  • 赤色:強い感情や危険の警告、日本や中国では祝い事や結婚式でよく使われます。

  • 青色:冷静さや信頼感を出したい時、ビジネスでよく使われます。中国では不死の象徴のようです。

  • 緑色:自然や生命力、健康を表します。こちらはイスラム教の象徴的な色です。

  • 黄色:明るさや注意を引く色、中国では皇帝の衣装に用いられていました。

  • 黒色:力強さや悲しみを表します。日本では葬儀に用いられますが、アフリカでは生命力を象徴する色になります。

  • 白色:日本では清潔さや新しさを、西洋では喪をイメージさせます。

他の色も見てみましょう。

  • オレンジ:温かさや楽しさを表します。インドでは宗教儀式や祭りの際に使われるようです。

  • ピンク:女性らしさ、愛らしさ、やさしさを表します。日本では桜色として始まりを表す意味もあります。

  • 紫:高貴さ、神秘的な雰囲気を持ちます。そのため貴族の衣装によく用いられます。

  • 茶:自然の土や木の色として、安定を意味します。

  • グレー:悪い意味での曖昧さ、中立、バランスを意味します。

  • 金色:富や幸福、成功を表し、日本で神社仏閣の装飾に使われたり、西洋ではメダルやトロフィーに用いられます。

<色の使い方>

このように、色というのは人の脳や神経を刺激して、感情に大きな影響を与えるのです。

それを効果的に使うこともできます。私もよく使っていました。

例えばこうです。
安心感や信頼感を与えたいビジネスシーンでは、ネクタイなどに青色や緑色を使います。
高級感や洗練された印象を与えたいときには、黒や紫を使います。
また、力強い印象や注目を集めたいときには赤色を使います。
元気そうでエネルギッシュな印象を与えたいときには、オレンジや黄色を使うのです。

これらは、アメリカの大統領選挙のテレビ映像に出てくる候補者の、
いで立ちを見てもよくわかります。
彼らも色によって受ける印象をある程度操れることを熟知しているのです。

まだまだやれるとアピールするトランプ氏と実績による信頼をアピールするバイデン氏

これはなにも悪用しているのではありません。
色使いを有効に利用して自分にいい印象を与え、いい結果や影響をもたらすよう、ちょっとした工夫をしているにすぎないのです。

皆さんも試してみてはいかがですか。楽しいですよ。

お読みいただきありがとうございました。良ければスキ・フォローをお願いします。これからもいい記事を書くよう努めますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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