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熱意をもって夢に挑戦すれば必ず叶う

神奈川大学外国語学部英語英文学科です。今回は外国語学部英語英文学科の活躍する卒業生【Our Proud Alumni】の紹介です!英語英文学科の卒業生であり、現在神田外語大学の講師及び神奈川大学千葉県宮陵会会長である、立花久稔さんの記事が『宮陵会報』No.117(2023年12月)に掲載されたので紹介します。


出身は静岡県清水市(現在は静岡市清水区)です。高校から硬式テニスをはじめ、現在でも週に1~2回は楽しんでいます。

1980年に外国語学部英語英文学科を卒業しました。大学では体育会の少林寺拳法部に所属していました。当時はブルースリーが全盛期で、少林寺拳法も大変人気がありましたが、現在は廃部になり悲しい限りです。

在学中に英国のPoole & Bournemouth Collegeに2年間留学しました。当時はまだ留学が現在のように一般的ではなく、羽田空港からプロペラ機で渡英しました。青年期の英国での生活は色々な面で私に影響を与えました。文化に対する考え方も日本と異なり、例えば、英国には博物館や美術館がたくさんありますが、そのほとんどは入場無料のため、小学生や中学生の団体が授業の一環として先生に引率されて気軽に訪れています。子供の頃からごく自然に文化遺産に触れさせていることに驚くとともに感動したのを覚えています。

大学に復学し、卒業後は国際会議準備運営会社で営業を4年、その後、技術系商社で海外情報室長、ソフトウェアソリューション部部長など23年経験しました。商社勤務を通じてビジネスマネジメント能力の必要性を痛感し、社長に交渉して米国のスタンフォード大学ビジネススクールに短期留学させていただきました。「留学費用は全額会社負担」、「留学中は出張扱いとして会社は給与を支払う」、「その対価として帰国後は留学で得た知識を社員と共有し会社の発展に尽くす」などと今から考えると随分生意気でわがままなことを社長に提案したものです。

しかし、この経験を通じて、人は本当に熱意をもって夢に挑戦すれば必ず叶うのだという貴重な教訓を得ました。ビジネススクールで得た知識はグローバルビジネスにおいて大きな助けとなりました。商社は変化と刺激に富んでとても面白かったのですが、私の興味は次第に次世代の「教育」に移っていきました。そして、55歳の時に早期退職をして、千葉県幕張にある神田外語大学の講師としてビジネス英語やキャリア科目を担当することになり現在に至っております。

私の父は現在90歳ですが、漁師の家に生まれ、兄弟も多く貧しい家だったため、中学校を卒業すると就職を余儀なくされました。それでも15歳から45年間地元の企業に務め最後は経理課長でした。私の家は決して裕福ではなかったため大学進学はあきらめていましたが、縁あって神奈川大学に入学できました。自分の夢だった留学もでき、商社に就職もでき、今の自分があるのは両親のおかげであると本当に感謝しています。そして私の人生の基盤を築いてくれた神奈川大学にも心から感謝しています。現在、神奈川大学千葉県宮陵会長をしておりますが、少しでも母校に貢献できればと思っております。第100回箱根駅伝も一年ぶりの神大出場で盛り上がりそうです。


立花久稔(たちばな・ひさとし) 1956(昭和31)年静岡県生まれ。1980(昭和55)年外国語学部英語英文学科卒業。現在、神田外語大学講師。神奈川大学千葉県宮陵会会長。


元記事は『宮陵会報』No.117(2023年12月)p.8をご覧ください!

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